テラーノベル
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土曜日、えむと咲希はファミレスに来ていた。もちろん、曲を聴いてもらうためだ。
「愛莉ちゃん。来てくれる、よね」
「大丈夫だよ!絵名ちゃんと愛莉ちゃんを信じて待とう!」
それから、二人は待ち始めた。また初めて10分後、彼女たちが来た。
「えむちゃん!咲希ちゃん!遅くなっちゃってごめんね!」
「あ!絵名ちゃん!それに、愛莉ちゃんも!来てくれて、ありがとう!」
愛莉は困惑していた。だって絵名からは、二人が来ることを言われていなかったから。
「え、なんでえむちゃんと咲希ちゃんがここにいるの?私に何か用?」
「とりあえず、中に入ろうよ。話は中でしよ!」
そう言ってえむと咲希はファミレスの中へ入っていった。
「ーほら、愛莉。行こうよ。」
「でも、前にひどいことを言っちゃったし、。」
「大丈夫だよ。今日は愛莉のために来たんだから」
そう言い、絵名と愛莉もファミレスの中に入っていった。席に着くなり、えむが言った。
「とりあえず、何か頼もうよ!何がいい?」
「うーん、私はー」
「それじゃあ、これにしようかな」
「私はこれにしようかしら」
そして、各々が頼み、机の上に注文した料理が出てきた。えむが切り出す。
「ねぇ、愛莉ちゃん。」
「どうしたの?」
愛莉は笑っていた。でも、どこか無理をしているように、えむは感じた。
「無理して笑わなくても大丈夫だよ?私たちは、愛莉ちゃんに伝えたくて集まったから」
「え?」
すると、咲希がスマホを出し、愛莉の前に出した。
「road of dream?」
「私たちの想いを込めて作った曲なんだ。だから、聴いて欲しいな!」
そう言って、咲希はスタートボタンを押した。
ー静かに落ち着かない夜
私は涙を流した
夢が叶わないんじゃないかって
届かないんじゃないかって
前を向きたいってそう願ってるけど
こころが泣いていた
「ー!」
愛莉は静かに涙を流していた。
「何、これ?」
愛莉は思った。
ー何これ。私の心に寄り添ってくれるような。だけど、微かに希望のような光があって、その光で安心できる。あ、そうなんだ。そうなんだね。これが、あなたたちの想いなんだ。
「愛莉ちゃん、どうだった、かな?」
「ふふ。あなたたち、やるじゃない!すごくいいわよ!」
「本当に!?」
咲希は素直に喜んだ。でも、えむと絵名はそっと言った。
「愛莉、泣いていいってば。泣きたいんでしょ?」
「そうだよ。泣いて欲しいな」
「絵名、えむちゃん、。」
すると、愛莉が涙を流した。声には出してないけど、静かに、涙を流した。
「私ね、アイドルやってたけど、私たちの思いは観客のみんなに届かなくて。届けれてたって思ってたから、その時の絶望が大きくて。そのまま流れるように脱退したの。だから、あの時、えむちゃんたちが”笑ってて欲しい”って言って、思い出しちゃったの。本当は届かないかもしれないって。」
「愛莉ちゃん、。」
「でもね!この曲を聴いてわかったの!希望の届けかたは全く違うけど、静かに寄り添って安心できることも、希望を届けてるんだって。これなら、確かに届けられるよ。」
「愛莉ちゃん!」
「自分勝手でごめんなさい。でも、私ももう一度、たくさんの人の心に寄り添って希望を届けたいの!だから、私も一緒に曲を作らせて欲しい」
「ー!もちろんだよ!愛莉ちゃん!これから、よろしくね!」
「みんな、本当に、ありがとう、!」
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コメント
1件
待って待って!もうこのエピソードマジで泣いたんだけど!!!😭💕 愛莉ちゃんが「road of dream」聴いて静かに涙流すシーン、私も一緒にウルッときちゃったよ…。「無理して笑わなくても大丈夫」って言ってくれるえむちゃんの優しさと、愛莉ちゃんが本当の気持ちを涙と一緒に出せたところが尊すぎる…!✨ それに「希望の届けかたは違っても寄り添うことも希望になるんだ」って気づく愛莉ちゃんの成長がエモすぎるよ🥺💖「一緒に曲を作らせて」っていう最後の言葉、本当に良かった…!これからの4人の絆が楽しみすぎる!!⋆♡ shizukuさんの紡ぐ温かい物語、毎回心に沁みます。次話も楽しみにしてるね!📖🌸