テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「おはよう」
俺はマネージャーの車に乗った
「おはよう、今から元貴たちの所に行くけど 若井さんは着いたらそのまま迎えに行ってほしい」
周りに怪しい人がいないかどうかを確認するためここにいると
マネージャーは言った
「わかった、マネージャーも気をつけてな」
車から降りた
しばらくすると
元貴のマンションまで着いた
涼ちゃんはストーカーの件で
昨日から元貴の所で泊まっている
(昨日、涼ちゃんとやり取りしてたけど大丈夫そうだったな)
涼ちゃんと昨日交わしたトーク画面を見つめる
「ん…?」
元貴の部屋の前に誰かいる…?
俺はすぐさま
エレベーターから階段近くの壁に隠れ
その様子を伺う事にした
見る感じ、男なのは間違いないが
帽子を深く被っており
顔がよく見えない
しかし、なぜ
このマンションに入れたんだ…?
あと、なぜ元貴の部屋を知ってるのか…
セキュリティ厳重なはずなのに
俺はその男がいることを疑問に思っていたが
こんなことをしていては
時間がもったいない
とりあえず
自然にすれ違って行くしかねぇ…
元貴の部屋まで行こうとしたら
扉の前にいた男は
ぶつぶつ言いながらこっちの方へと歩いてくる
「あいつは…あの人は、絶対ケーキだ…そうだ…間違いない…匂いだって感じた…あぁ、やっと見つけた、これで満足できそうだ…はは…楽しみだなぁ……藤澤涼架…」
「ケーキ」と「藤澤涼架」の言葉に
俺は足を止めて振り返った
あの男、フォークか…!?
まずい
急いで走った
元貴とゆっくり過ごしてたら
玄関からチャイムが鳴った
「お、若井かな?」
「時間的に若井っぽいね〜」
元貴が出ることに
鍵を開けた瞬間
扉が勢いよく開けられた
「若井…?どうしたんだ、そんな息切れしてよ…」
「元貴…」
「お、おう…?」
「とりあえず車に乗ってくれ」
その後の話は二人で話すと
若井に言われ
わかったと返事した
「あ、若井 おは…え、大丈夫?」
「急いで走っただけだよ、涼ちゃん」
「そんな急がなくてもよかったのに…」
「ごめんごめん」
荷物を持って
若井と一緒にマネージャーの車に乗った
話ってなんだ…?
俺は若井の言われたことに
モヤモヤしながら景色を眺めた
〜撮影終了後、空き部屋にて〜
「で、話ってなんだ?」
若井と向かい合うように座る
「実は…」
涼ちゃんがケーキかもしれない
「は?」
いつもより低い声が出てしまった
「その気持ちはわかるよ、でも聞こえてたんだ」
「涼ちゃんの言ってたストーカーが元貴のいる扉の前にいたんだ…」
それであの男が帰る時にぶつぶつとなんか言ってるなと思ってたら
「藤澤涼架はケーキだ…食べたい…みたいな…」
「はぁー…」
俺は頭を抱えた
若井の話を聞いてると
確かに辻褄が合う
電車で感じた視線
後ろから着いてくる気配
男の独り言
そして、セキュリティ厳重なはずの俺の家まで来たこと
「はぁ……この事はマネージャーに言う」
「俺と若井たちで涼ちゃんを守ろう」
「そうだな、元貴」
「よし!早速話してくるわ」
元貴はそそくさと立ち去ってく後ろ姿を見つめる
元貴
涼ちゃん
今まで隠してごめん
実は俺もフォークなんだ…
「涼ちゃんが他の誰かに食べられてしまう…」
#omr
横
1,150
#藤澤涼架#大森元貴#若井滉斗