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…?術式…?
あー。あれか。
『…術式かどうかは知らないんですけど、
あの…元素操れます。
あとは、花を舞わせて刃にするとか、』
悟「やってみて」
『ユリ…?』(大丈夫かな…?)
憂『大丈夫だよ。多分。』
多分って…
悠「元素ってなんですか?
水素とか??」
…虎杖くんってバカなのかな(辛辣)
『牡丹?』
憂「五条先生。イヴが
水だけでいいか?って聞いてます。」
悟「水と花ね。よろしく〜」
『…クローバー!!』(よしっ!)
パンッと手を叩くと雨が降ってくる
恵「雨…」
『スゥ…驟雨』
指を鳴らすと音が止み、
時間停止したかのように
降ってくる雨が止まる
校舎に当ててこの威力か…
まぁ、
本気のほの字もだしてなかったけど
悟「おーパチパチ」
憂「あとは、花の方だね。
はい。これ。」
憂くんに渡されたのは特別な扇。
これが私の呪具のひとつ。
『サクラ』(受けてよ)
憂「えぇ…やだよ。僕痛いの嫌だもん」
悟「何の話〜?」
憂「あ。先生。
イヴの攻撃受けてくださいよ」
悟「いいよ〜」
憂「死なないでくださいね((ボソッ」(経験済)
『…クローバー。』(…はぁ。)
悟「なんかテンション低くない?
僕の気の所為??え??」
『サクラ、牡丹』(憂くん、始める)
私は憂くんにサインをした
憂「先生。始めるらしいです」
私は手首を少し噛みちぎった。
「「「「「「!!?」」」」」」
憂(何回も見てるけど痛くないのかな…)
これくらいは慣れてるから大丈夫。
円状に血を垂らす
うわぁー真っ赤。
当たり前か。ははっ
『…鏗鏘。』
垂らした血から色んな種類の花が咲き、
私の周りを舞う
『痛かったらごめんなさい((ボソッ』
悟(これは…!!!)
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀
『らーん?』(大丈夫ですか?)
悟「あー…天使がいるぅ…」
うッッッッわ…
真「こいつ通報してもいいと思う。」
恵「同感です。」
悟「よいしょ…っと」
悟「次は体術だね。
そこら辺は真希が教えてくれるから」
真「は??」
禅院ちゃん怖い…
真「なんで私がコイツなんかに
体術おしえなきゃいけないんだ。」
えぇ…酷いよぉ
ま、ホントは体術なんて
完璧に出来るんですけどね( ・´ー・`)
私が親に地下室で監禁されてる間
何もしてないとでも??
ちゃーんと勉強しましたし。
舐めんな殺すぞ(ガチトーン)
ちなみにこの事知ってるのは
憂くんだけ。
『ペコッ』
真「…早く準備しろ」
〘妹みたいだな。可愛い〙
心の声、聞こえてるんですけどね。
禅院さんはいわゆるツンデレという
やつなのだろうか。
真「…覚悟しろ。イヴ」
…何この威圧感▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀
あの後めっちゃしごかれた
超怖ぇ…
今は釘崎ちゃんとパンダくん、
お兄ちゃんがじゃれあってるっていうか…
(私も、正直に妹って言えたなら…)
なーんてね。
「考え事ですか?」
びっ…くりした…伏黒くんか。
『ユリ?』
「あー…えーっと…」
あ、まだよく分からないんだった。
私はスマホを出して文字を打ち込んだ
[伏黒くんも、休憩中ですか?]
恵「はい。」
…え?終わり??
待って会話終わっちゃうんだけど
…あ。そうだ。
[伏黒くんって玉犬っていうの…?
出せるって聞いたんだけど本当ですか?]
恵「それ誰に聞いたんですか?」
[虎杖くんから。]
恵「アイツ…余計なことを((ボソッ」
[私も玉犬触ってみたいなー…とか]
恵「いいっすよ(即答)
ちょっと待っててください」
恵「…玉犬!!!」
すると現れたのは白と黒の大きな犬。
おでこには紋章がついてる
『か、かわいい…っ…!!』
あまりの可愛さに呪いのことなど
忘れてしまった
恵「ブッ」
…え??伏黒くん???今笑った?
ま、いっか。
ていうか玉犬暖かい…
あー…寝ちゃいそう…
玉「くぅーん…?」
ごめん…重いよね
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+
〜恵side〜
棗「すぅ、すぅ…」
…は??嘘だろこの人。
確かに今日は暖かいけど…
『少しは危機感
持ってもらわないと困ります。』
思わずため息がつく。
…俺だって男なんですよ。先輩。
パシャ
よし。壁紙しよう←
悠「伏黒ー!!」
見られたか?
『虎杖黙れ!』
悠「伏黒が怒るなんて珍しい」
『うるせーよ』
悠「あれ。イヴ先輩じゃん。
寝かしつけたの?伏黒。」
『ンなわけねーだろ』
野「伏黒ー虎杖ー
イヴちゃん知らな…」
俺と天海先輩を見て血の気が引く釘崎
野「ソウユウ関係?」
『ちげーよ。
先輩に玉犬見せたらそのまま
寝ちまったから』
野「珍しいな。お前が起こさないなんて」
『うるせぇ』
棗「うぅ…ん」
モゾモゾしてる先輩
(…は、)
その時俺は見てしまった。
口元の狗巻先輩と瓜二つの呪印を。
そしてその瞬間俺はわかった。
狗巻先輩と天海先輩は兄妹なのだと。
(だとしたら、なんで名前が違うんだ?)
これは、後で事情聴取だな。
乙骨先輩も一緒に。
悠「おーい。伏黒ー?」
『あ?』
野「もうそろそろ起こした方が
いいんじゃないかって話してたのよ。」
『まだいいんじゃね。
疲労溜まってんだろ。』
真「おいゴラ」
後ろから声がした。
真「固まって何やっ…て…る…」
玉犬と一緒に寝てる天海先輩を見た瞬間
無言になる禅院先輩
真「ね、寝てるのか…?」
意外だった。
禅院先輩が動揺するとは
憂「ありゃ。寝ちゃったんだ。
これは起きないなぁ…」
棘「高菜…」(寝てる…)
パ「練習中に寝るとは…」
乙骨先輩やっぱり何か知ってる…
真「チッ…これじゃ練習になんねぇ。
憂太。起こせ」
憂「僕…!?無理だよ!!
イヴは1回寝たら中々起きないんだから」
真「はぁ!?」
棘「すじこ」(起きないんだ)
パ「そりゃすごいな。」
棗「へへっ…もふもふぅ…」
「「「「「「!?」」」」」」
悠(なんっ…
長髪の女の子ってこんな可愛いの!?)
恵(はぁぁぁぁあ…攫いますよ)
野(えぇぇ!?可愛いっ…!!!
連れ去ってもいいかな???)
真(な、中々良い顔すんじゃねーか。
つかそんなへにゃへにゃすんな。)
棘(か、可愛すぎるって…!!
ほんとに襲われちゃうよ…!!)
憂(可愛すぎて吐血しそう。)
パ(笹食いてぇ。)
その場にいるパンダ先輩以外全員が
天海先輩の寝言&笑顔に悶絶した。
真「と、とりあえず、
棘はコイツ起きるまで見てろ。」
棘「し、しゃけ!!」
〜体術練習終了〜
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+
『…んぅ、』
棘「昆布?」(起きた?)
『へ』
棘「しゃけ!!」(おはよ!!)
急いでスマホに文字を打ち込んだ
[私の顔見ましたか?]
見られていたらマズイ。
本気でマズイ。
するとずいっと自分の携帯を見せてきた
お兄ちゃん。
『なっ…!!』
驚いて声が出そうになった。
壁紙が私の寝顔だったことに。
[なんで私の写真を…!?]
棘「しゃけ!高菜〜」(可愛かったからさ〜)
可愛かったら何しても許されるのは違うよ
お兄ちゃん。
でも口元は見えてなかった。
(はぁ。良かった)
すると頬にヒンヤリした物が触れた
『に”ゃ…!?』
変な声が出てしまい、
笑いをこらえるお兄ちゃん。
『こんぶ?w』(これ飲む?w)
涙目になりながら私に聞いてきた。
あのさ。笑いすぎじゃない??
[飲みます]
棘「しゃけ〜」(どうぞ〜)
それにしてもさっきまで暖かったのに
急に暑くなったな。
これ、お兄ちゃんが買ってくれたのかな…
ゴクゴクと呼んでいるとトントンと
お兄ちゃんに肩を叩かれた
『…?』
無言で口元のチャックを下ろすお兄ちゃん
え、何。怖い。
そして確かに口パクで言った。
と。
『ブッ』
私は水を吹き出した
いやマジ人が飲んでる最中に
なんてこと言うの??馬鹿??
棘「くくくっ…w」
いやぁ。お兄様???
意地悪にも程がありましてよ???
[帰ります。]
棘「お、おかか!!!」
いや。今更謝られても。
『も、う、し、ら、な、い』
ふん。私悪くないもん。
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀
悟「で?僕の所に来たと?」
『別に。
悟こーゆーの得意でしょ』←薬処方済(10分)
悟「僕いつもどんな目で見られてんのw」
『私に聞くな。』
悟「ていうかなんで僕はタメ口なの?
他みんな敬語だよね?」
『ノリ。』
悟「ウケるーw」
『ウケねぇよ』
悟「ていうかいつ言うの?」
『言うつもりは無い』
悟「でも〈いつか〉バレるよ」
『その〈いつか〉が来た時は
記憶を消せばいい。』
【あの時】のように
悟「はぁ…棗は色んなことを抱えすぎ」
『誰も助けてくれないんだから
抱え込むしかないだろ。
大切な奴を私情に巻き込みたくはない』
もう誰も傷つけたくない。
悟「…憂太も心配してる。」
『…』
分かってるよ
悟「さっきだって
本気出してなかったでしょ?」
バレてんのかよ
『本気でやったら人が死ぬ』
…私も死ぬかもしれない。
『私が本気でやったなら
逆転の切り札になるかもしれない。
でも範囲や威力を強めるにはそれ相応の
血液が必要なんだ。負担が大きくなる
私には呪言もあるし。』
悟「語彙力ありすぎじゃない?
絶対テスト満点じゃん。」
『五月蝿いし、満点じゃないです』
悟「でもテストはあるよ??学校だし」
『知ってます。ていうか今何時ですか』
悟「もうお昼だよ〜
皆昼ご飯食べてる」
は?やべ。
『早く言ってください!!』
悟「何かするの?」
『憂くんとお弁当食べます。』
悟「青春してるねぇ〜」
『キモ』
『私行きますね』
ガラガラッ
悟「…はぁ。何かの手違いで
僕のこと好きになってくれないかな…」
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀
『憂くん!!』
空き教室の扉を開けると
憂くんと、
お兄ちゃんがいた。
憂「ごめんねイヴ…
行くって聞かなくて」
『桔梗、薔薇、ラン。サクラ。』
(いや、大丈夫、なんだけど。
どうにかして。コレ)
現在進行形でお兄ちゃんに
抱きしめられてます。
抱きしめられてるって言うか…
んー…憑いてる??
重いんだけど
憂「棘くん…!!
そろそろ離れよう…?」
棘「おかか!!!」(嫌!!!)
『き、桔梗…!!』(く、首絞まる…!!)
いやマジで窒息する
(薬切れてるから言葉を放てねぇ…)
『ゆ、う、た』
憂「!!棘くん!!!」
お兄ちゃんを剥がそうと憂くん。
だけど転けてこっちに転がってきた
棘「高菜!?」(憂太!?)
『ちょ、憂くん止まって!!』
憂「いや無理…!!」
『いっ…た…』
これ私が1番下じゃなかったら
間違いなく2人怪我してたわ
位置としては、私が2人を支えてて
私の上にお兄ちゃん、その上に憂くん。
憂「ご、ごめんっ…」
棘「しゃけ…」(うん…)
ぎゅっ
あのー。お兄様???
しれっと抱きしめるのやめて頂いても?
『こんぶ、?』(狗巻くん、離して、?)
棘「…」
『おかか!!!』(狗巻君!!)
棘「た、高菜!!」(ご、ごめん!!)
憂「あ。イヴ、ご飯食べよう?」
なんで憂くんはそんな冷静なの?
殴るよ??
『薔薇。』
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀
憂「イヴの弁当美味しそう」
『ラン?』(食べる?)
憂「いいの?じゃあ食べようかな」
『あー。』
憂「へっ…?///」
ん?食べたくないのか…?
『ユリ…?』(いらなかった…?)
憂「違う!!ちょっとまって…!!」
…変な憂くん。
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o
〜憂太side〜
マズイ…僕鼻血出て倒れちゃうかも…
いや食べさせて欲しいんだよ…!?
小さい頃は沢山食べさせてもらったし…
でも、でもさぁ!!!
昔とは違うじゃん!!!
棗ちゃん可愛くなったし!!
可愛くなったし!!!!(2回目)
確かに今まであーん
してきたし、されてきたけど…
今になって恥ずかしい…!!!
里香ちゃぁん…
いや今里香ちゃんがいても多分
笑ってみてるだけだな…
棘くんめっちゃ見てるし…
実のお兄ちゃんの前でやるとか
公開処刑じゃん…
あーもう!!
早く僕の気持ち気づいてよ!!!!
゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+゚+o。◈。o+
『早く…』
かれこれ5分くらいはこのまんま。
そろそろ腕が。
『あー。』
憂「あー、ん」
『ラン?』(美味しい?)
憂「うんっおいしい!!」
『薔薇』(良かった)
棘「ツナマヨ〜!!」(僕も食べる〜!!)
『牡丹?』(何食べる?)
棘「ツナツナ」(これ)
お兄ちゃんが指さしたのは
小さなグラタン
『ラン?』(なんでこれ?)
棘「…しゃけ高菜」(妹の料理に似てる)
よく見てるな。
『クローバー。』(はい。どうぞ。)
お弁当を差し出すと
ピタッとお兄ちゃんの動きが止まる
棘「すじこ?」(食べさせてくれないの?)
『薔薇』(はい。)
相手お兄ちゃんだし。
ちょーっと…恥ずかしい
棘「…おかか。」(…食べさせて。)
『…薔薇』(…わかりました)
『あー。』
棘「あーん」
もぐもぐしてるっ…可愛いっ…!!
棘「…ツナマヨ」(…おいしい)
『…良、かっ、た、です』
変わってない。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだ。
prrr…prrr
棘「うわ…」
珍しくお兄ちゃんが声を上げた
電話の主は五条だった。
棘「しゃけ。」
少し話し込むと電話を切り、
分かりやすく落ち込んだ
棘「おかかこんぶいくらぁ…」
(悟が今すぐ来いってぇ…)
憂「ふふっ行ってきなよ」
『クローバー。』(頑張ってください。)
お兄ちゃんはしょんぼりしながら
部屋を後にした
(もう少し、一緒に居たかったな…)
なんて。
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀
『ラン?』(薬飲んでもいい?)
憂「うん、いいよ!
そうしないと喋れないでしょ?」
『里香ちゃんもお弁当食べるかな』
憂「呼んでみる?」
『お願いしようかな』
憂「…里香ちゃん。」
里「どォォぉぉシタノォォぉぉ」
『里香ちゃん。お弁当食べる?』
里「食ベル!!!」
『はいどうぞ』
里香ちゃんちゃんと女の子なんだもんな。
可愛い。
里『おイシイ!!』
『良かった』
すると後ろから声がした
「あらあら。憂太の癖に
妾の姫に近づくとは良い度胸じゃのう。」
…やっぱり来たか。