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──────とある家に白髪の女の子が産まれた。
──目の中は赤くルビーの様に見える目に『怖い』と騒ぐ者も居れば『美しい』と褒めたてる者も居た。────その子の名は
──────タリアと名付けられた───────
……
それから、何年経っただろうか。その女の子はその美しい姿を保ったまま育ち、産まれ持った白い髪は腰辺りまで伸び、女性らしくなったものだ。彼女に恋心を抱き告白した者は何人も居た。だが、彼女は全て断っていた。
────それからまた数年が経った。
彼女も大人になり、働くようになっていた。髪の毛は足元近くまで伸びていた。だが、彼女はその髪を切る事は無かった。だが、長年伸ばし続けていても美しい状態だった。彼女は朝早くから仕事場へ向かい夜遅くまで仕事をし、暮らしているアパートへと帰る。そんな日常を過していた。
────だが、その『日常』は崩れてしまった。
また、とある日に何時ものように仕事を終え、23時近くに夜道を歩いていた事だった。彼女の口には煙草を咥え、煙を吐き出してを繰り返していた。彼女の周りには吐き出した煙が纏わり着くように着いていた。
タリア「もう少しで家に着く…」
と言い煙草を捨て足で踏むと火は消え
────すると、明るい笑い声が聞こえた。
ふと顔を上げるとそこには
──バニーガールが2人居た────
タリア「…は?…」
と普段大人しい性格を演じてる彼女でもそう呟いてしまった
そのバニーガール達はタリアを見るなり近づいてくれば
??「貴方!可愛いお顔ね♪お名前は?」
と白兎の女は彼女に詰め寄り
??「本当~♡可愛い顔してるわ〜♡」
と黒兎の女の方は白兎の女の少し後ろでにこにこと笑っていた。
タリア「だ、誰…なんですか…ッ」
と驚きを隠せてはおらず
フュール「ふふ♪私はフュールよ!」
ラク「私はラク~♡」
と彼女らは2人名前を名乗り
すると、フュールとラクはいきなりタリアの肩を掴むと
フュール・ラク「♪…いい主人みーつけた」
と言えば彼女らはタリアの身体に吸い込まれるようにして消え
タリア「…え?」
とその場で立ち尽くす彼女であった。