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「みなさーん!聞こえますかー!今からあなたたちを学校に戻します!OKですね?もどします!」
そうするとまたあの学校のあの校庭に戻っていた。
「Youたち!おめでとうございます!あなたたちは優等生第1号です!」
あいつがそう言うと花火が打ち上がった。しかし俺達にはそんな音は聞こえなかった。悲しみに暮れていたからだ。
「おや?どうしました?あなたたちは生き残ったんですよ?嬉しくないんですか?あ!そっかー!仲間が死んじゃったからだ!」
とクソみたいな演技をし、こっちに近づいてきて、耳元で囁いた。
「お前の友達の死に際をもう一度見せようか?w」
この一言は俺の心を壊すには十分すぎる一言だった。健介、かやのにも何か囁いていたが何も聞こえなかった。しかし茅野が泣いていたから俺と同じようなことを言われたのだろう。
「なぁ。教えてくれ。俺たちはこの後どうなるんだ?殺されるのか?」
「ん?あーYouたちは逃がしてあげます。」
「なんで?なんでなんだよ!?!ここまで殺しておいて!ずっと苦しませたいのか?!なぁ!教えてくれよ!!どうなんだよ!!」
「落ち着いてください。誰も終わらすとは言ってませんよ?ただ一旦逃がすだけです。どうせYouたちは警察に保護されてしばらくは戻れないでしょうし。そのうちに戻せばYouたちは何も出来ない。そうでしょ?これがYouたちに分かるかい?」
「警察が保護する?どういうことだ?こんなことが起きているのを警察は知っているのか?」
「はい。この背景はMeが見せているまやかしです。外せば外にはPOLICEがいっぱいいますよ。あーそうだそうだ。言ってませんでしたね。これは日本の全てのschoolで行いました。いずれ世界にも行くつもりです。」
と衝撃的な事実を話した。そうしてやつは続けた。
「それじゃあそろそろ下校にしますか。門を開けるのでそこから帰ってください。まあ帰れないと思いますが。」
そう言うとやつはまた姿を消し、門が開いた。そうすると門からは警察と報道者が俺達に寄ってきた。警察の人達が報道者を退けていた。
こんな中でも何も感じない。俺は感情を失っていたのかと思った。
俺たちはパトカーに乗った。やつの言う通り俺たちはこのまま事情聴取が行われるらしい。
橋本…秋山…中原…ひろゆき…遥輝…戸部…みんな、俺たちはいつになったら解放されるんだ。