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<今の状態>
・黒血病絶頂期
(強いストレス・頻繁な吐血・強いだるさ、気絶・免疫低下・一時的、重度の視力低下)
・鬱病
(自殺未遂済み ・自己肯定感琵琶湖の水深並み
僕は坂上奏斗 今日は兄の連れで病院に来た
(つまんない)
待機室の机に頬杖をついて横を見ると、自販機や患者と話す客も見かける。
「あー…結構やられとったな。」
「仕方ないだろう。…仕事だ。じゃあな。」
「……はぁ、」
その人は足早に玄関に向かって行ってしまった。兄さんはそれを見て、どこか失望仕掛けのような、呆れているような、悲しそうな顔とため息をした。
「…あぁ、奏斗、待たせたな…
俺やる事あるから、好きに過ごし」
言われたからにはしょうがない。看護師さんの手伝いでもしよう。
食事を受け取ると、運ぶ場所、特別患者室に向かった
観葉植物の匂いが漂う。
「っ”…いった…」
「……」
病室から出てきた患者さんは、お目当ての特別患者失礼の人だった。
「……あの?」
「…は…ぁ”…、」
「ご飯持ってきました。」
「…」
患者さんを病室に追いやると、布団をかけてあげてご飯を食べさせてあげる。
一口、二口、三口…食べすすめていくと、みるみるうちに顔色が悪くなっていく。
限界が来たのかゆっくりと後ろに倒れた。
「…わ、大丈夫ですか、」
「もう、いい、…つらい…」
仕方ないので、食堂へ足早に返しにいく。
周りは患者や面会に来た人達でざわついていて、それぞれ会話を楽しんでいる。
あの患者さんはそうには見えなかった。何もカモに疲れて、無気力なような態度だった。
戻ると、患者さんが苦しそうに咳き込んでいた。
「はぁ”っ、」
「大丈夫ですか?」
目を細めて、涙を浮かべている。ただ事じゃないと思ってナースコールを押そうとすると、
「ゴミ箱ッ”!!はやっ…」
言われた通りにゴミ箱を備える。
患者さんはそれを持って、それに咳き込み始める。
「あ”っ!げっ、おげっ、がはっ、はっ、」
ゴミ箱を覗いてみると、血が少し見えた。
ギョッとしてしまう、そんな間に患者さんは吐血が落ち着いたのか、クラクラした様子でベッドに倒れた
今日、また兄さんは仕事で家にいなかったのでまた病院に遊びに来た。
なんとなくエレベーターでリハビリ室に向かった。
「…ふっ、ふっ、ふっ、」
一人だけ、手すりに捕まっている人
(…昨日の患者さん)
「…大丈夫ですか〜!」
「っ、心配せんでええわ!」
辛辣な人…
この人態度がなってないんだよね。イライラする。
「あ…っ」
ゴンッ!
派手な音を立てて倒れる患者さん
「あ”っ…….. ぐっ、」
よろよろと立ちあがろうとして、また頭を手すりにぶつけてしまう。
「はぁ”…はぁ”…ゔっ…っっ…」
手すりに縋り付く体制で啜り泣く
うわ。見てられないな。というか、無理にする事じゃないだろうし。
<うわ、あの子またやってる…
<どうせ治らないのに…
…
「あっ。ひぐっ、」
…
あー。めんどくさい…
患者さんのそばに行って持ち上げる。
「っ、う?」
「…あんまり無理しないでください」
エレベーターに乗って部屋まで運ぶ。
布団をかけると、患者さんがつぶやいた。
「…あんた…なんで?」
「僕もいじめられてたから…」
患者さんが目をパッと開く。その顔に、なぜかうっとりしてしまった。胸に手を当てて呟く。
「別に…あれはいじめじゃないけぇ。
でも…前はたくさん…」
「…僕もですけど」
「お名前は?」
「つきと…藤原月人」
「あんたは?」
「坂上奏斗」
「また…会いたい…」
「…しょうがないですね。」
#都道府県ヒューマンズ
缶
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コメント
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お疲れさまです、寺島あおいです🌷 第2話、拝読しました。奏斗くんの「僕もいじめられてたから」というひと言が、まっすぐ胸に刺さりましたね。それまで無機質だった距離感が、あの瞬間にふっと変わった感じがして。目を開いて奏斗を見る月人さんの表情に、奏斗が「うっとりしてしまった」と感じるところ、すごく繊細で好きです。この二人の持つ、お互いの傷のにおいみたいなものが、静かに共鳴していて——続きが気になります。