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そして、私は正式に正妃となり、その翌日、スーベルシアとエドババーバの最後の戦いが始まった。
最初こそ、互角の戦いを繰り広げていたものの、情勢はエドババーバが不利になる一方だった。
その理由は大きく3つある。
一つは、こちらが騎竜隊を3体しか持たないのに対して、スーベルシアは5体持っている。
二つ目は、聖剣部隊がかなり強い事。
三つ目は、スーベルシアの車懸かりの陣とエドババーバの魚鱗の陣の相性の悪さ。
エドババーバの最初の砦である、バルドが落ちるのも、時間の問題だと言われ始めていた。
陛下は焦り、私もまた焦っていた。
スーベルシアに勝つための策が無いわけでは無い。
だが、かなりの危険を伴う策だった。
それを陛下に進言してみたが、やはり、ダメだ!と一蹴されてしまった。
しかし、勝つにはこれしか無いのだ。
私はその日、こっそりとバルド地方へ向かった。
バルド地方は激戦区だ。
そんなところに行けば命は無いかも知れないが、勝つにはこれしか無いのだ。
陛下!
信じております!
そして、私はスーベルシア軍に捕まった。
「殺すか?」
スーベルシアの将の1人ワイナーが言う。
「待て待て。
エティーナといえば、エドババーバの皇帝が寵愛する姫だ。
上手く行けば、エティーナを餌にエドババーバをおびき寄せられるかもしれん。」
そう、もう1人の将のガルドが言った。
ここまでは予定通りだ。
そして、私はエドババーバの軍の秘密を2人の将に言った。
命乞いの為だと思わせて、私の言う事を信頼してもらわなければならないのだ。
その軍の秘密により、スーベルシア軍はさらに勢いをつけた。
そこで、私はさらなる秘密を口にした。
「エドババーバの南端にあるザルトハック城…
あそこはエドババーバの要です…
あそこを落とされてはエドババーバは落ちたも同然でしょう…」