この作品はいかがでしたか?
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続きです
マ ルールは簡単!相手を場外に落とすか行動不能にする。あとは「まいった」とか言わせても勝ちのガチンコだ!!ケガ上等!!こちとら我らがリカバリーガールが待機してっから!!道徳倫理は一旦捨ておけ!!だがまァ命に関わるよーなのはクソだぜ!!アウト!ヒーローは敵を捕まえる為に拳を振るうのだ!そんじゃ早速始めようか!!
心 あの猿・・・はプライドとかどうとか言ってたけど
マ START!!
心 チャンスをドブに捨てるなんてバカだと思わないか?
早速彼は尾白をバカにする発言をして僕を挑発してきた。彼の個性は『洗脳』で問いかけに答えた人物を操ることができる個性だ。僕は試しに彼の問いかけに答えてみた。するとどうだろうか意識が飛んでしまい彼に「場外にでろ」と命令されると体はその通りに動いてしまっていた。場外に出る線ギリギリのところピタッと立ち止まって彼の方を振り返った。
緑 いい個性だけど…強い意識を持たれていると使えないのか…残念だ…
心 なっ!?
僕は彼の一瞬の隙をついて間合いを詰め片手で首を締め上げた。彼は何が起こったのわかっていなかったが首を締め上げられて必死にもがいている。
緑 なんだ…個性が強力なだけで特別身体能力が高い訳じゃないんだ… パッ
ゴホコボッとむせ混んで距離をとる心操たが、僕はもう彼に興味がなくなっていた為、距離を取ろうとする彼の頭を両手で掴み膝蹴りを顔面に入れた。顔面を押さえる彼を他所にボディにパンチを打ち込み気絶させた。
緑 おいおいおい…まだ気絶するには早いだろぉ?立てよ…なぁ…もっと遊ぼうぜぇ…ニタァァ
ミ そ、そこまで! 心操くん戦闘不能…二回戦進出緑谷出久!
緑 チッ…つまんねぇの…」
早足にその場をあとにする。その 途端、会場が湧き上がる。僕は敵(ヴィラン)なのによく盛り上がれる。所詮、自分が楽しければなんだっていいんだ。人は皆自分が可愛いんだ。観客席に戻る頃には僕のイライラMAXだった。観客席に戻った途端に僕は誰もいない椅子を蹴り壊した。
飯 緑谷くん!何を…「つまんねぇ…」え?
緑 弱くてつまんねぇ…轟ィ…かっちゃん…君たちは僕を楽しませてくれるよねぇ…せめて“個性”使わせてよね…じゃないと楽しめないからさぁ…ニタァァ
不適に嗤う僕の顔を見て皆ビビっていた。僕にとっては殺すときや闘うときが一番のストレス発散だ。精々楽しませてくれよ…ヒーローの卵達…
・・・・・・・・・・・
一回戦も最後の試合楽しみな、かっちゃんと麗日の試合だ。 僕は控え室のテレビではなく、ちゃんと試合を見ようと自分観客席に急いだ。プレゼントマイクの合図とともに試合が始まった。麗日は速攻をかける。彼女の“個性”は無重力で手で触れなければ相手を浮かすことはできない。一方かっちゃんの個性は“爆破”手のひらの汗腺からニトロのような汗を出して爆発させることができる。そして彼は持ち前の才能があった。僕とは違って生まれもった才能で僕の前に立ちそして僕に現実を教えてた本人でもある。
爆破で麗日を何度もぶっ飛ばす。麗日さんは再度突進する。かっちゃんの凶悪な戦闘スタイルに 観客からヤジが飛び始める。ヤジは主にプロヒーローからだった。プロのくせにどこを見ているんだ。麗日がどうしてああしているのか彼らに全く見えていないということにがっかりした。その程度のヒーローに評価してほしいくない。
マ 一部から…ブーイングが!しかし正直俺もそう思…わあ肘っ何SOON…
相 今遊んでるつったのプロか?何年目だ?
どうやら相澤がプレゼントマイクからマイクを奪ったようだ。先生の言葉にヤジが止まる。
相 シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ
緑 全くもってその通りだ。所詮偽物の社会の犬の集まりだ…
相 ここまで上がってきた相手の力を認めているから警戒してんだろう。本気で勝とうとしているからこそ手加減も油断も出来ねえんだろが…それに何よりも…麗日の目はまだ死んでないぞ
麗 ありがとう爆豪くん…油断してくれなくて…!!
麗日が個性を解除する。空から瓦礫が降り注ぐ。低姿勢での突進することで打点を下に集中させ続け、武器を蓄えていた。そして絶え間ない突進と爆煙で視野を狭めることでそれを悟らせなかった。爆豪の距離ならともかく客席にいなが気付かずヤジを飛ばした『プロヒーロー』を名乗っているものが恥ずかしい事この上ない。
マ流星群―!!!?
相 気付けよ
迎撃きにしろ回避にしろここで出来たかっちゃんの隙を自分を浮かして距離をつめる策を考えたみたいだ。だけどかっちゃんは降り注ぐ瓦礫を一撃でもって防いだ。だがあれだけの規模の爆発だ。かっちゃんの手にもちゃんと反動があるはずだ。
マ 会心の一撃!!麗日の秘策を堂々―――――正面突破!!
爆 危ねぇな ニヤ
かっちゃんが息をつき敵顔負けの顔で彼女を見つめる。
麗 うう”…
麗日がなんとか立ち上り、駆け出す。
爆 いいぜ。こっから本番だ。麗日ぁ!
しかし麗日の体はもう限界だった。再び突進しようと体を前に出したがそのまま倒れてしまった。ミッドナイトが麗日を見つめる。
ミ 麗日さん…戦闘不能。二回戦進出、爆豪くん!
一回戦最終試合はかっちゃんの勝利で幕を下ろした。
マ ああ麗日…ウン。爆豪一回戦とっぱ
相 やるならちゃんとやれよ…
マ さァ!!気を取り直して…!!
相 私情すげぇな…
マ 一回戦が一通り終わった!!小休憩挟んだら早速次行くぞ!その前に切島と鉄哲の腕相撲でどちらが二回戦にでるか決めるぞ!!
控え室へ向かうため、通路を歩いていた十字路に差し掛かるするとそこで爆豪くんに出くわしてしまった。二人で会うのはこれが初めてだ。
爆 んだてめぇ何のようだ死ねカス!
これだ。出会い頭であっただけなのにものの数秒で怒鳴り罵声を浴びせる。
緑 いや…次、僕だから…控え室で一応準備…あと…一回戦おめでとう…じゃあ…
爆 待て…てめェの入れ知恵か?あの捨て身のクソ策は…厄介なことしやがってふざけんじゃ「違う」…あ?
緑 全部……彼女が君に勝つ為に考えて組んだんだよ。厄介だって思ったんならそれは…彼女が君を翻弄したんだよ。まぁ…興味無いけどねぇ…僕は敵(ヴィラン)だ…君達とは住む世界が違うんだ…
爆 おい!…デク…待て!!
これ以上ここにいたくない僕は早足で控え室に向かった。彼を見ていると左目が疼いて仕方ない。僕から全てを奪った彼が憎くて仕方ない。オールマイトが憎い。この世の中が憎い…。
僕の中の“憎悪”がドンドンと増幅されている。さぁ…轟焦凍…僕を楽しませてくれ…精々利用させてもらうよ
終わりますカット
緑谷今回ちょっと怖くなかった?
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