手伝いはすると言ってしまった以上…手伝いはする…そして7時に起こしてほしいと頼まれたから…起こしに来たのに…
「おい起きろ寝坊助…怒ったらたたき起こすよ…」
「スゥ”スゥ”グァガァ~~“」
寝相悪いし全然起きないしで朝から大変だ…
「…さーん、にーい、いーち…」
ゴン!
「イッタ!???」
「はい、おはよう…寝坊助、支度しなよ、仕事なんでしょ」
「あ…はい、ありがと…起こしてくれて…ただ…もう少し優しく…」
「やったよ…君がそれでも起きないからだろ…文句ある?」
「いえ…ないです…(;゜゜)ぅ、」
そんな会話が朝に話、そして支度したあと…
「あ…放浪者…俺達畑仕事あるんだけどさ、上手くできなくてね…できれば手伝って(=^ェ^=)」
「案外君遠慮なく頼むね??まぁ良いけどさ…」
そんな感じで一緒に畑仕事の手伝いに行く、枯れてたり…食べられてたりしている
「……なるほど…」
「なぜかわかる?」
「水は?」
「十分だと思う…毎日ちゃんと与えてるし」
「なら気温とかは?」
「気温にも気を遣ってるんだ」
他の市民達も来る
「は、やっぱ普通の畑仕事してない奴にはわからないよ…特にこんな子供みたいな奴は、畑仕事の大変さもわからず、贅沢ばっかッ,」
「おい…なんだよ…そんな言い方するな…俺にとっては一緒に暮らす仲なんだぞ…」
「だ…だとしてもなにもしない子供なのに変わりはないだろ…」
「別にそんなことないけど…昔畑は作ってたし、自分達でいろんな事をしてたからね、」
「は?」
「食事、掃除は僕にとって、昔いっぱいやってきた事、畑もそうだよ…」
そう言いながら土を少し取り、見る
「…雨が原因かな…多分」
「雨?」
「雨ってね、確かに植物に水をやったりもするから良いんだけど、土を固くしたりもするんだよ…君達は最近畑を作ったのかい?」
「あ…あぁ…肉や木の実だけじゃ嫌になって、野菜も欲しくなったんだ」
「土は…雨や水で土が固くなったりするのはわかるだろ?土が固くなる原因には、雨水による団粒構造の崩れ、水やりによる土の締まり、 水はけの悪さとかだね…」
「そうするとなんだよ?」
「土が固くなると、通気性や排水性が悪くなって、植物の健康的な成長が妨げられたりする、だから枯れたりするんだ、」
「なるほど…」
「その原因を取り除くには、有機物を追加する、畑を耕す、土壌改良材をまく、 太陽熱土壌消毒を行う…とかがある、まぁやってみると良い、そして他の畑は葉が食われたりもしてる、恐らく荒らされてもいるから、動物が原因だろう… 」
「ありがとう…放浪者、やってみるよ!」
「でも動物の畑の方どうするんだよ、俺達能力ないし…」
「動物の方は僕に任せて」
「でも…どうするんだよ…」
「ここは録画するカメラとかはあるかい?」
「ない…」
「そうか…なら僕が見とくよ…眠くはならないし、」
「寝ないと体に悪いぞ…」
「良いってば…ほら、行きなよ、暗くなってきた、動物達に気づかれるから消えろ」
「あ、あぁ…無理して怪我しないようにな…」
「ふん…逆にフルボッコにするさ」
そして夜、寝静まる頃、気配を消し、畑を見る…なかなか警戒心が強いからか…姿を表さない…待ってから4時間後、つまり12時くらい…
ゴサゴサ
「お…やっときた…」
動物がそろりとゆっくり歩き畑に近づいてくる、普通の暮らしなら罠を仕掛けたりフェンス、動物の嫌うことをしたりするけど…風を操れる僕からしたら関係なんてない、風を操り、倒す
「ふ~ん…鹿か…このまま鹿肉として料理できそう…それとも鹿を育ててやっても良いかもな…」
そんな感じで畑仕事も終わり…
「僕が毎日見るわけにもいかない…柵の設置が有効かな…試してみると良い…それでもダメならそのその時また考えよう…」
そんな感じで今日は終わる…
「お…おい…放浪者…て奴…」
「何?また僕に文句でも言いに来た?」
「いや…違う…その…すまなかった…」
「何…急に」
「俺達、畑する側なんだが…貴族達や通りすがりの旅人達は性格が悪いのか、畑仕事=平民みたいな話しされて…今までバカにされて来たんだ…俺らは畑仕事が好きではあるんだ…確かに最近やったばっかだけど…」
「うん…だから?」
「おまえが手伝うって聞いた時は、心のそこではバカにしてるんじゃないかって思ってしまって…すまなかった…こんなことしといてだが…許してくれるか?」
「別に気にしなくて良いよ、事情があるならそれでおしまい、ただ次こんな態度取ったら頭蹴り上げるから」
「あ…あぁ…」
そんな感じで終わった…
ミニミニコーナー
「放浪者…前の君のおかげで野菜が取れるようになった!
だからあげるってさ、一緒に食べよう!」
「…うん…」
「新鮮で良いな…美味しいし…そういえば放浪者がもってるそれは?」
「神の目…僕の世界ではこれが能力者の証だと思えば良いよ…これもってる人は能力使えるって思えば十分」
「なるほど…なら放浪者は使えるのか…良いな…」
「神の目も簡単には手に入らない、苦労したり、何かしら意味があるんだ…良いものではないよ…」
「そ…そっか…放浪者も…何かあるのか?苦労とか…」
「僕は……良いんだよ…別に…それにしても野菜は美味しいけど…ちゃんと洗ってちゃんとやりなよ、じゃなきゃ虫を食べることになるからね」
「放浪者もいつか作ってくれない?放浪者のご飯食べてみたい」
「ん…まぁ…気分しだいでは作ってやっても良い…」
コメント
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大きな異変とか作れるようになりたいなぁ… でも途中あきちゃったりして、やめちゃうことがあるから今は保留だ( ;∀;)