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「おいおい、マジかよ、」
扉の先には大量のモニター。
モニターにはダンジョンの所々が映されていた。
「あの、一応聞いておきますけど、白奪さん。」
「私が知らないだけでダンジョンに管理室があるってことは…」
「ないに決まってんだろ。」
「ですよね。」
「埃が被さってる。何年も使ってない。」
「こんな所で油売っても仕方ねぇだろ。先に急ぐぞ。」
魔法協会では
「おい!今回の実力テストは中止だ!」
「会長!え、?もう1パーティー送っちゃいましたけど、」
「は、?パーティーメンバーを見せろ、!」
「あ、これ名簿です。」
「鏡音家の貴公子が居るのか、ダンジョンに不具合が起きてると言っても、此奴が居たら少しは耐えるか、」
「今すぐゲートを開通させろ。特殊部隊を出す。」
「はい!」
ダンジョンでは
「おいおい、なんだ此奴、」
得体の知れないモンスターが目の前に出現していた。
「fire ball !」
鳴神さんは危険を察知して魔法を繰り出すが
バコンッ
「う゛、」
腹を突かれ倒れてしまった。
僕を含め3人は冷静に立ち止まっていた為、殺されなかった。
「ア、アノカタガオヨビダ。」
「チッ、喋んのかよ」
「どうするか?逃げるか?」
「手下を手配すると言うことは僕らの場所はもうバレてる。」
「どちらにしろ選択肢はないってことですか、」
「イクゾ。」
魔法協会では
「クソ、中から結界が貼ってある、」
「今、プロを手配しています。」
「ダメだ。高度な結界解除はプロでも3時間はかかる。」
「ダンジョンと現世では時間の流れが違う。」
「解除できた頃にはもう、」
ダンジョンでは
「おぉ、来たか。」
王座に座っておる巨体。」
羽が生えていた。
髭も生えていて、年寄りに見えた。
「う、動けねぇ、」
「この魔力量、只者ではありません、」
他2人は圧で動けないようだった。
「儂の圧の中動ける者は早々居ない。」
「早く終わらせ、」
僕は効かなかったので歩けていた。
「1人妙な奴がいるな、」
「おい!白奪!!」
神宮寺さんは焦るかのように僕の名前を呼んだ。
「いえ、神宮寺さん。今は彼に賭けてみましょう、」
「は、?何を言って、」
「今私たちは動けない、立ってるのが限界です、しかも、さっきの落下後、目立った外傷はなかった。」
「だからなんだy…」
「彼は落下直前に何かをしたのです!一瞬ですが、あの魔力量、」
「、どちらにしろ、賭けるしかねぇってか、」
「儂の圧の中動けるとは、」
「くっ 笑 面白い奴も居るようだ。」
「儂に逆らった奴がどうなるか教えてやろうか?」
「連れてこい。」
さっきの手下らしき者が、
「は、は、?」
鳴神さんの原型が変わった人間が出てきた。
「タ、タスケテ、」
僕は生まれてからずっと、人の心がない。
「黙れ。」
火炎魔法を連射し続ける僕をみて、全員拒絶していた。
「お、お前、人の心とかないのか、?」
「生まれてからずっとないんですよね。僕。」
「う゛眩暈が、」
「私もです、」
バタンッバタンッ
神宮寺さん。鏡音さんが倒れてしまった。
「やっと倒れたか、渋とい奴らめ。」
「お前を殺せば終わりだ。」
「安心しろ。一瞬で終わらせてやる。」
あまりの威圧感に僕も少しビビってしまった。
「ふっ、じゃあ手早く終わらせるとしよう。」
「黒触魔法。」
僕は手を合わせ、詠唱をする。
「な、なんでお前が、それは、魔王様の、、」
「お前には恐れ多かったか。」
「安心しろすぐ終わらせてやる。」
「や、やめろ、!!」
「ん、?ここは、」
「やっと起きたかテメェ、」
神宮寺さんと鏡音さんが起きたようだ。
「神宮寺さんも今起きたばっかりでしょ。」
「うるせぇ、てか、これ、ゲートか?」
「あぁ、さっきの巨体倒したら出てきた。」
「え、?倒したんですか、?」
「あ?まぁな。」
「早く帰ろうぜ。」
「1人犠牲にはなってしまいましたが、」
「1人犠牲だけで感謝だな。」
「ですよね。」
「よし、帰んぞ。」
ゲートに全員で入った結果。
「は?」
僕だけ取り残された。
「ここは、ダンジョンの入り口ですかね?」
「なんで出れてないんだよ、」
「あー、それは俺がゲートに結界張ってるからだよ。」
「!?テメェ!」
そこには鳴神がいた。
「てか、白奪さんはどこですか?」
「彼奴はもう来ねぇよ 笑」
「8階に置き去りだ 笑」
「テメェ、」
「サプラーイズ。ハグでもする ? 笑」
「動けない、、」
「動けねぇ、」
「俺の束縛魔法高度だから。動けないよ。」
「じゃあ、始末すっか。」
火炎魔法を放つ鳴神。
だがそれは防がれた。
「え、結界?」
「鏡音の奴結界張ってたん?」
火炎魔法を放ち続ける鳴神。
「この状態で戦ってたんだー?見とけばよかったー、」
「あ、でも少しずつ弱まってる。」
「んー、待ちます!」
ガキンッ
「あ、剥がれた!」
「じゃあ、バイバイ。」
火炎魔法を放とうとした瞬間。
「させねぇよ。」
「おぉ!鏡音!」
僕が登場。
「てか何あの結界。俺だけなかったんだけど。差別?」
「怪しかったからな。お前。」
「ひでぇ、」
「早く終わらせ、」
「う゛、」
あまりの魔力消費に体が耐えられなかった。
「ギリギリじゃん 笑」
そうすると僕目掛けて火炎魔法を放ち続ける。
だが僕自身にはずっと結界を張っているので防ぎ続ける。
「早く割れろー。」
「あ゛ー、キツ、」
流石に永遠に防ぎ続けるのは不可能だろう。
「~♪」
どうやら鳴神宛に電話のようだ。
「あ?なんだよボス。」
「チッ、わかったよ。」
何を話しているんだ、?
「はぁ、5つ目の魔導書が見つかった。」
魔導書、?
「もうすぐ6つだ。」
6つ揃うと何かあるのか、?
なんだろう。嫌な予感がする。
「んじゃ、俺もう行くわ。」
そう言って去ってった。
ゲートが開通され無事に僕たちは救助された。
「よくやった!1人犠牲になってはしまったが、」
「君たちをDランクに昇格する!!」
え、マ、??