地面に倒した際、二人は頭を大きく打ったのか、技が止まった。次に見た光景は、片腕に抵抗が少し感じている床だった。顔を上げるとそこはもう更地に等しい実験場跡があった。両腕を見ると、コンピレートは気絶していて、クレイズネスは少し抵抗していた。クレイズネスは小さな口で何かを喋っていた。「このっ…」どうやら僕の腕を退かそうとしているらしい。だが僕も力がない。動けない。ゴマたんやホシノ等が近づいてきて、シロコがクレイズネスの両手を掴み拘束した。コンピレートは気絶したままだった。そして両腕のない緋彗が僕に話しかけた。「前、銃を渡したでしょ、それを首筋に撃ち込んで。」僕は力を振り絞って起き上がり、ポケットの中に入っていた銃を取り出し、コンピレートの首筋に発砲した。コンピレートは衝撃で信号が走ったのか身体全体が少し浮いた。クレイズネスは目が半開きになりながら、言葉で抵抗していた。「やめ…やめろ…あぁっ…」限界そうだ。この記憶を失った時にはちゃんと戻っているはずだ。そして首に銃口を当てて、クレイズネスに言った。「君はよく頑張ったよ。赤の他人の僕が言えないことかもしれないけどね。」そうするとクレイズネスの表情が和んだ。そして最後はホシノとシロコと僕でトリガーを引くことにした。そして遂に最後の1人に発砲する事に成功した。
あれから2ヶ月後、ねこが僕たちの宿室に入ってきて、「皆さんにニュースです!裂け目が安定状態に入りました!」僕たちは驚いた顔をして、硬直してしまった。
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