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朝。
リビングは、異様に静かだった。
テレビもついていない。
時計の音だけが、カチカチと響いている。
🌸と🎮は、ソファに並んで座り、動かない。
🍵はキッチンでコップを持ったまま、様子をうかがっていた。
📢・👑・🦈も、誰も話さない。
そこへ、父がゆっくり入ってきた。
👱🏻「……おい」
低い声。
🌸と🎮の肩が同時に震える。
🌸🎮「……はい」
父は二人をじっと見つめた。
👱🏻「昨日のこと、誰かに話したか?」
その言葉に、部屋の空気が一気に凍った。
🎮の手が、小さく震える。
🎮「……話してません」
父は、🍵の方を見た。
👱🏻「お前は?」
🍵は、胸の奥がドキドキするのを感じながら答えた。
🍵「……してない」
父は目を細める。
👱🏻「ならいい」
そう言ったあと、少し間をあけて続けた。
👱🏻「余計なことを言うな」
👱🏻「家の中のことは、外に出すな」
🌸の顔が青くなる。
👑が一歩前に出かけたが、🦈がそっと腕を引いた。
📢は歯を食いしばった。
📢(脅してる……)
朝食。
誰も箸を進めない。
父は新聞を広げながら言った。
👱🏻「……🌸」
👱🏻「🎮」
二人は同時に顔を上げる。
👱🏻「今日から、寄り道するな」
👱🏻「まっすぐ帰れ」
👱🏻「守れなかったら……」
言葉は途中で止まった。
でも、その沈黙が一番怖かった。
🎮の目に涙がたまる。
🎮「……はい」
🍵は、思わず言った。
🍵「🍵も一緒に帰る」
父は🍵を見た。
👱🏻「……お前は関係ない」
その言葉に、🍵は胸がぎゅっとなった。
🍵「関係あるよ」
小さな声だったけど、はっきり言った。
🍵「だって、家族だもん」
父は一瞬、何も言わなかった。
そして、低い声で。
👱🏻「……口答えするな」
🍵は、それ以上言えなかった。
学校。
休み時間。
🌸と🎮は、ほとんどしゃべらなかった。
📢が言う。
📢「……あいつ、昨日より変だ」
👑もうなずく。
👑「言葉が、強くなってる」
🦈は窓の外を見ながら言った。
🦈「締めつけてる感じがする」
🍵は、ぎゅっと拳を握る。
🍵「……🍵、こわい」
🌸は小さく言った。
🌸「……帰りたくない」
🎮は、声を絞り出す。
🎮「……でも、帰らないと」
その言葉が、みんなの胸を重くした。
放課後。
家の前に立つと、空気が冷たく感じた。
🎼「……ただいま」
父の声がすぐ返る。
👱🏻「……遅い」
時計を見ると、いつも通りの時間だった。
👱🏻「言っただろ。寄り道するな」
🎮が小さく言う。
🎮「……してません」
父は、じっとなつを見た。
👱🏻「……本当か?」
その視線に、🎮は何も言えなくなる。
🌸が前に出る。
🌸「……私が一緒にいました」
父は、🌸を見る。
👱🏻「お前が悪い」
その一言で、🎮の体が震えた。
🍵は思わず叫んだ。
🍵「ちがう!」
部屋が静まり返る。
父はゆっくり、🍵の方を向いた。
👱🏻「……また言うのか」
📢が前に出る。
📢「もうやめろ」
👑も続く。
👑「これ以上、追い詰めないでください」
🦈は🌸と🎮の前に立った。
🦈「守るって言った」
父はしばらく全員を見回した。
そして、低く言った。
👱🏻「……お前たち、調子に乗るな」
その言葉は、刃のようだった。
夜。
六人は同じ部屋に集まっていた。
誰も眠れない。
🍵は、小さな声で言った。
🍵「……前より、こわくなってる」
🌸はうなずく。
🌸「……うん」
🎮は、布団をぎゅっと握る。
🎮「……また、怒られる」
📢は静かに言った。
📢「……限界だ」
👑も言う。
👑「このままじゃ、もっと悪くなる」
🦈が続ける。
🦈「外に助けを求めないと」
🍵は、みんなを見回した。
🍵「……🍵、逃げたい」
🌸は🍵を抱きしめた。
🌸「一緒に行こう」
🎮も言った。
🎮「……一人じゃない」
部屋の外では、父の足音が聞こえた。
どし、どし、と重く。
六人は、息を止める。
その足音が、遠ざかるまで。
この家の中で、
何かが確実に悪い方向へ進んでいる。
それを、
全員がはっきり感じていた。
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