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30
月
22
#明太子に食われる鈴木
明太子に食われる鈴木
3,579
🦅side
「っ、ちょ、、らん、っ?」
『、っ、、我慢できん、』
「ぁ、!んん、やめ、っ、、// 」
遡ること数時間前、カイリュウとペアで雑誌の撮影があって、その流れで久々にご飯行こうって事になったのが発端やった。
『なんか、久々やね』
「せやな〜」
『セイトとはしょっちゅう遊んでるのにな』
「まあ、アイツは俺のこと大好きやからな?w」
『…ふーん』
「何や、嫉妬してるん?」
『俺だってカイリュウのこと好きだし』
「ふは、やっぱそういうとこは子どもやなw」
俺が不貞腐れてるのを見て、わしゃわしゃと頭を撫でてくるカイリュウ。
子ども扱いされるのは嫌やけど、頭を撫でられて悪い気はせんかった。
仕事の話やプライベートの話、色んな話をしてお店から出ると、まさかの豪雨。
「え、いつの間に?」
『まじか、、』
タクシーを呼ぼうとしたけど、雨のせいか予約済みの車が多くて、電話も繋がらない。
歩いて帰れる距離じゃないし、駅までも少し遠い。
ふと、周りを見渡すと、ホテルが何軒か並んでいた。
『カイリュウ、あれ』
「、え?」
カイリュウは俺が指差した方向を見てギョッとした。
それもそのはず。
「いやいやいやいや、、あれってラブホやんな、?」
『…うん』
周りにあるホテルは全部ラブホだった。
『今すぐ帰るのは無理だし、雨宿りの為に入るのはアリだと思うんだけど、、』
「…」
俺の提案にしばらく考え込んでから、口を開く
「…はぁ、まあ、しゃあないか、、」
『、じゃあ、、行こっか、?』
付き合ってもいない男2人でラブホに入るという奇妙な状況に少し緊張しつつ、受付で適当に部屋を決めて、ホテルの一室へと足を踏み入れてしまった。
「…」
『かいりゅう?大丈夫?』
「ぁ、ごめん、ボーッとしてたわ」
『そう?あ、この部屋、乾燥付きの洗濯機あるわ』
「ふーん?」
『おれ、シャワー浴びてきていい?結構濡れたから気持ち悪くて、、』
「しゃわー、?」
『うん、、え?』
「お、おう、、俺も後から入るわ、」
『…カイリュウ、熱ある?顔赤いけど』
「ちょ、!もうええから早よ入ってこいや!」
『わ、分かったから、、』
カイリュウの額に手を置こうとしたけど、パシッと叩かれて頑なに拒否。
バスルームにグイグイ押されて、とりあえずシャワーを浴びることにした。
☕️side
カイリュウです。
緊急事態です。
俺は今日、初めてラブホという大人の空間に足を踏み入れました。
「…カイリュウ、熱ある?顔赤いけど」
『ちょ、!もうええから早よ入ってこいや!』
「わ、分かったから、、」
ランをバスルームに押しやって、ベッドの端に座って心を落ち着かせる。
まあ、今どき友達同士でラブホに泊まるのは普通やんな?ラブホ女子会とかもあるって言うし。うん。
ひとりで悶々としてると、ガチャっとドアの開く音がした。
「はぁ〜、スッキリしたぁ」
『…っ//』
「ん?かいりゅう?」
いや、分かってたけど!
そりゃ、服を洗濯せなあかんから、バスローブ着るよな!
この状況のせいで、変に意識してまうんやけど、どうすればええねん。
「もしかして、、」
『な、なんやねん、、?、ぅわ、っ』
静かに近づいてきたランに肩をポンっと押されて、視界が反転した。
顔の横にはランの手が置かれていて、目の前にはランの整った顔がある。
つまり、俺は今、ランに押し倒されてるわけなんやけど、どゆこと?
すると、ランがニヤッとしながら口を開いた。
「…俺のこと、意識してんの?」
『〜っ、アホちゃう!?//』
「痛っ!」
『シャワー浴びてくる、っ!//』
顔に熱が集中するのを悟られないように、ランの足に蹴りを入れて起き上がり、シャワールームに駆け込んだ。
コメント
1件
うわっ、最新話読み終えた…!🦅☕️ 雨宿りでまさかのラブホ突入、しかもバスローブ姿のランに押し倒されるカイリュウ…もう心臓バクバクしたよ😳 「俺のこと、意識してんの?」ってニヤつくラン、ずるすぎるでしょ…!でも照れて蹴り入れるカイリュウも可愛くて、2人の空気感が甘酸っぱくてたまらなかった🥀 続きがすごく気になる…!巴榴さん、素敵な作品ありがとうございます🤍