は「あ、どっちでも大丈夫デス」
普通に話してると気にならないけど1対1でこの距離で真正面はちょっと心臓に悪い。
女子はイチコロよ。こんなの。
雪「蒼ずるーーーい僕も隣が良かったぁ」
凛「俺窓際」
私たちの背後には雪くんと涼風くん。
さっそく窓際をとった涼風くんは窓に寄りかかって目を閉じていた。
まつ毛ながぁ。
じゃなくて、 なんと。
先「出席番号後ろのやつは席足りないから真ん中の折りたたみの椅子出してそれに座ってくれ」
ってことで…
夕「やったわー!雪ちゃんの隣!」
雪「夕海ちゃんじゃーーーーん!」
夕「ラッキー」
そんなこんなで夕海も斜め後ろにくるハメに。
樋口さんは夕海の後ろだからちょっとズレてるみたいで他の子とお話ししてるみたい。
…それはそれでよかったというか。
すぐに進藤先生からの点呼を終え、バスが出発した。
先生が双子を呼ぶときは、白鳥じゃなくて蒼と雪斗になっていた。
後ろが一気に賑やかになった。
私たちは私たちで落ち着いたテンションで雑談を始めた。
蒼くんだからこのテンションなんだろうなって感じる。
蒼「はるちゃんいっぱいお話ししようね」
は「そだね、せっかくだし」
蒼「ん〜何から話そう?」
あんまり重い話とかはしたくないし、しちゃダメだよね。
は「蒼くんと雪くんって双子だよね。しかも系統違う。2人とも顔整っててめちゃくちゃモテそうだけど彼女とかいないの?」
蒼「ん〜前はいたこともあったけど、今はいないかな?いないし、今はこれが楽しいから欲しいとも思わない。もちろん好きな人ができたら別だけどね」
は「ふーん。雪くんとか先輩のお姉さんにモテそう、年上の」
蒼「確かに、先輩にモテてたかも。可愛がられてたね」
は「イメージ通り」
蒼「けど雪って意外と計算するやつだからな〜」
は「狙ってやってんのね、あざといわぁ」
蒼「そういうはるちゃんは?」
は「え?彼氏いたことある女に見えます?」
蒼「…見えると言えば見える…かな?」
は「……」
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