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恋したい界隈
20
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ミント
34
「や、ぁぁっ、い、いきなりっ……! んっ、同時に指を動かさないで……ッ」
潤は親指で円を描くように、いたぶるように粒を潰しながら、中指が蜜壺の中で私の濡れそぼった肉壁を擦り上げた。
潤が指を動かすたびに──ぬちゅっと淫らな音が生まれるのが恥ずかしい。
でも中に入った指をもっと奥まで欲しいと言わんばかりに、腰が自然と揺れるのがもっと恥ずかしい。
でも、やめられない。
「はぁ……知佳、凄くいやらしい。中が凄く熱くぬかるんでいるのに、俺の指をきゅっと締め上げてくる……」
独り言のような潤の言葉に「そんなこと言わないで」と言いたくなるが、胸と秘所を責められ、言葉はすべて喘ぎ声にしかならなかった。
それぐらい気持ちが良かった。
腰が潤にしがみつき、喘ぎながらキスをして、ぐちょぐちょと中を蹂躙され、いつしか裸にされてしまい──気がつけば、蜜壺に指が二本差し込まれていた。
さらには指先で丁寧に珠粒の皮を剥かれ、感度が増した小突起も弄られ、私は立て続けに二回、三回と果ててしまった。
「わ、私またイッちゃった……っ」
ピクピクと震える内もも。
全身にしっとりと汗が浮く。体が熱い。しかし潤の愛撫には終わりがなく、身悶えている間に今度は秘所を潤の唇と舌で蹂躙された。
舌で剥き出しの肉芽を吸われ、舐め上げられる。
蜜壺に舌が入ってきて、直接蜜をじゅるりと吸う。
その快感と悦楽の前に、私はまた果てた。
いろんな体位で愛され、指や舌で散々イかされた。
その度にお腹の中に溜まっていた疼きは発散されるのに、挿入てもらえない切なさに私の蜜壺からは、しとどなく愛液が溢れた。
潤を迎えていないのにこんなに果てるなんて、私の体は壊れてしまったのか。
いや、今まで潤が手加減をしてくれていたのでは──と思ったとき。
「俺もそろそろ、限界だ」
潤が深く深呼吸して、ぐいっと私の足を開かせ、その間に入ってきた。がしりと腰を掴まれる。
「じゅ、潤……」
もう、私の顔は汗と涙でぐちゃぐちゃ。私の周りのシーツだってぐしゃぐしゃだ。
でも名前を呼ぶと、潤は私の顔を見て微笑んだ。
「この世で一番、知佳だけを愛してる」
言葉と微笑みに安心感が広がる。
よく見れば潤も裸になっていて、髪も乱れ、その肌にはうっすらと汗をかいている。
私へ向けられた雄槍はビクビクと脈打ち、その切先から透明な雫をこぼしていたが、私の中心にあてがわれると、私の愛液とひとつになり分からなくなった。
くちょ……と、静かに互いが密着する音がした。
いよいよ、潤が私の中に入ってくる。
たくさんイッたのに、セックスはまだ終わっていない。
これからだということに、背筋がゾクゾクしてしまう。けれども潤と、やっとひとつになれることが嬉しかった。
「──私も愛してる」
微笑みあい、キスをちゅっと交わしたあと。グッと雄槍が私に迫り──ぐぷんっ! という音とともに潤の雄槍はあっさりと、なんの抵抗もなく私の中に入ってきた。
「は、うっ」
痛みなんかないけれど、私を穿つ楔の熱量に、全身の毛穴が開くほどの悦が駆け巡る。
隔たりが何もない潤の雄槍は、凶悪なほどに私を乱す。
「──っ、知佳っ」
切先が熟れた隘路に侵入し、肉傘がぞりっと入り口の壁を擦った瞬間、軽くイッてしまった。
「ぁ、ああっ……!」
「大丈夫か、知佳?」
自分でも驚いてしまう。
はぁはぁと息を乱しながら口を開く。
「い、いつもよりなんだか潤のが凄くて……先に何度もイッてごめんなさい。我慢ができなかったの……」
本当は一緒にイきたかった。
ごめんね、と潤の火照った頬を撫でる。
「潤も、私で気持ちよくなってね」
「……俺はもう、知佳でしか良くなれない」
潤の切羽詰まった言葉を聞いたすぐ後、どちゅっといきなり雄槍が一気に私の最奥を貫いて、さらにぐりっと膣内を抉った。
お腹の奥に溜まっていた疼きが、最奥を突かれるたびに解放されるような、足の先まで痺れる悦が放たれる。
気持ちよさに浸る暇もなく、腰をさらに強く掴まれ、剛直が一気に蜜壺の入り口ギリギリまで引き抜かれる。
あ、と思うと上の肉壁を先端が擦り上げるように、また最奥を目指す。
一気に激しい律動が始まった。
「そ、そんなのだめっ。私、壊れちゃうっ。あ、あんっ!」
「知佳が良すぎて、腰が溶けてしまいそうだっ……!」
「あ、潤っ、ま、待って、私今イッたばかり、で、ンッ、あぁ!」
キシキシとベッドが軋む。
繋がった部分から絶え間なく淫猥な音が漏れる。
「何回でもイッていい。まだ朝までは時間がたっぷりある」
「!」
「俺は何十回でも、何百回でも知佳の中でイきたい」
それはきっと私が持たない、と思った瞬間、皮を剥かれて快感に咲いた、花芽をくにゅっと摘まれた。
「ぁっう!」
目の前がパチっとした。背筋に高揚感が走る。
これは軽くまたイッたのだと思った。
私の中にみっちりと剛直が入っているのに、さすがに外と中の同時の刺激が強すぎる!
これではまたすぐにイってしまう──そう思ったのも束の間。
潤は激しくも的確に私のイイところばかりを突きながらも、花芽をあやす手を緩めない。
どちゅどちゅと繰り返される激しい抽挿。
私の意思とは関係なく、さらに高い絶頂へと連れていこうとする。
皮膚と粘膜の接触は滑らかすぎて、快感を余すことなく私の体すべてに訴えてくる。
息も絶え絶え、快感で意識が塗りつぶされ、体は汗だく。何回イッたかわからない。
いよいよ意識が飛びそうになった刹那。
私の最奥でどくっと、熱い塊が放出され、私もイき果て──意識を手放したのだった。
※
──少々激しくしすぎたのかもしれない。
部屋に朝日が差し込み、俺の腕の中でぐったりと泥のように眠る知佳を見て、少し反省する。
隔たりがなく、知佳のすべてを俺で染め上げられると思えば、昂りを制御できなかった。
何回も知佳の中で果てた。
知佳の中が俺でいっぱいになり、白蜜が知佳の中から溢れても、その淫靡な光景にすら興奮した。
何度も思いを知佳にぶつけてしまった。
知佳が涙目になっていると知っても、俺は知佳の体すべてを愛し抜いた。
それも、これも──。
「知佳が可愛いのが悪い……」
反省したつもりだったが、最後はどうしても知佳が愛らしいのが悪いと思ってしまう。
可愛く生まれた知佳が悪い。
俺に愛されてしまった知佳が悪い。
そんな戯言を胸に秘め、一人苦笑したあと薄明かりのなか、カーテンから差し込む光が知佳に当たらないように俺の腕の中へと知佳をさらに引き込む。
やわらかな体に愛しさが募る。
「十年分の思いを受け止めてくれてありがとう。これからも俺をずっと、受け止めてくれ」
初めて恋をした人が知佳で良かった。
愛する人は生涯知佳だけと魂に刻む。
再会できたことが、俺の人生の一番の幸運。
百年後もその先もずっと愛してると思いながら、俺だけの眠り姫にそっと口づけをして、俺の幸せを強く抱きしめた──。
完
コメント
1件
ああ、ついに二人がひとつになったんだね…! 知佳の「私も愛してる」って言葉にじんときたし、潤の「知佳が可愛いのが悪い」って最後の独り言、もう完全に愛おしさが溢れちゃってて最高だった。何度もイかされながらも潤を求める知佳と、十年分の想いをぶつける潤、両方の視点があるから感情移入しまくったよ。完結おめでとう、素敵なラブストーリーをありがとうございました!