コメント
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何の曲だろう……、 ちょっと探して来ますッ…。 分からなくても感動出来るの凄すぎます……。
うぁぁぁぁあ!!泣、どんな曲かはわかんなかったんだけどすっごい深い…!! 🐤ちゃんの心情がほんとに辛すぎて…!この後分かるであろう🤪ちゃんの話…楽しみ!
なんの曲かわかんないけどいい! 感動〜😭
悲しい系だと思います!!たぶん!
曲パロなので
何か分かったらコメントしてくださいm(_ _)m
むぬの解釈で書いていきます
赤青作品
地雷さん回れ右お願いします
赤)元気かな……?笑
桜がひらひらと舞い降りる季節に、暖かい日差しの中で彼を思い出す
きっと幸せになっている、そう願って空を見上げた
……彼が笑っていられるのなら、それでいい
もし神様がいるのならば彼に会いたいけれど、……
赤)……やくそく、だしね
左手の薬指を空にかざし、彼から貰った指輪を優しく撫でる
キラキラと輝く青い宝石が埋め込まれ、指輪には俺と彼のイニシャルが入った婚約指輪
これを貰った時は嬉しかったな、なんて
この季節になると、無性に寂しくなってしまうのは、きっと───
赤side
大人になるのが怖かった
自分の親は暴力主義だからなんでも殴れば解決すると思っている大馬鹿者
学校の先生は理不尽に自分のお気に入りの子にしか優しくしない
学校でも、家でも、殴られ怒鳴られる毎日に嫌気がさしていた
大人になるとみんなこうなってしまう
自分の都合のいいことにしか耳を傾けない、下劣な人間
そんな大人が大嫌いだった
〜家〜
母)なんで言われたことが出来ないのよッ”!!!
母)このッ”役立たず!!ドカっ(蹴る )
赤)い”っ……!ごめッなさ”ぁ”っ…!
隠しきれないほどに広がった痣に、こぼれる寸前で止まる涙
全部全部、苦しかった
でもそんな話を聞いてくれる人も俺には居ないから、
自分でなんとかしよう
そう思って眠りにつく
大丈夫、俺なら、赤なら、
なんとかやって行ける
自分で自分を奮い立たせて、壊れちゃう前に立ち上がる
ずっと繰り返してきた
嘘をつくのも人と壁を作ることも、
今までどうりで大丈夫、
いつもよりちょっと寂しくなる時もあるけど、気にしない
今日も笑えるように、、
赤)え……?赤だけ、家が変わる…、?
母)そうよ、だから荷物をまとめてちょうだい
赤)なんでッ、?
母)邪魔だからよ、鬱陶しいの
母)おじさんの住所はそこの紙に書いてあるから、今日中には出てって
赤)そッんな”ッ……
母)……口答えするの?
赤)……すみ”ません、
雨が降る真夜中の道を1人で歩く
住所の紙を貰っていたけれど、雨でぐしょぐしょに濡れてしまった
何も、考えることができない
指はかじかみ、昨日蹴られてできた傷口に雨が染み込んで痛い
多分雨が降る今夜を狙って出てけと言ったのだろう
なんて意地悪なのか
赤)はぁ、ッはぁ、……ッ、
自分で指に息を吹きかけても温まることはない
こうやって傷ついても、そばに居てくれる人はいない。そんなの、自分がいちばんわかってるから
期待なんかしちゃだめだ
おじさん)いらっしゃい、赤くん 待ってたよ
びしょびしょのままインターホンを押すと、出てきたのは何年も会ってないおじさんの顔
親戚みんなが俺を雑に扱う中、優しくしてくれたただひとりの人
おじさん)雨、大丈夫だった?寒いから中入りな
赤)ありがとう、ございます……
家の中はとても暖かかった
今まで感じたことの無い温もりが全て詰まっている
このまま寝落ちてもいいかもしれない
まぶたを閉じる
このまま夢の中へ───
赤)ん”、……
朝、いつもより遅く目を開ける
ここは…?と一瞬戸惑うも、昨日のことを思い出せば容易いものだ
ここはおじさんの家
おじさん)おっ、おはよう!朝ごはんキッチンにあるから食べてきなさい
赤)はい”……
キッチンに行き、用意してくれたご飯を食べる
今まで全て自分で準備していたから誰かが作ってくれるご飯というのに不思議な感じがする
ピンポーん
おじさん)はーい
だれか、来たみたい
??)この前のおかず入れてたタッパーここに置いとくなー!!
おじさん)あぁ、ありがとう!
特徴的な喋り方、少し高めの声、
おじさん)お茶飲んでいきなよ!ちょうど今俺の親戚が来ててさ、歳も近いから話が合うんじゃない?
え?
今から、こちらにくる?
??)おぉ、ならそうするわ
おじゃましまーす
バクバク心臓がなる
きっと自分より年上、大人に近い
脳が怖いで埋め尽くされていく
赤)はあ”ッ、はぁ”ッ、
ガラッ
扉を開けて出てきたのは、思った通りの俺より年齢が上の、綺麗な男の子だった
??)え?ちょっと大丈夫?過呼吸か??
その子が近づいてくる度に心臓がどくっ、どくっ、と強く脈打つ
触れるか触れないか、ギリギリのところまで近くに来た時、本能的に叫んでいた
赤)ッ……近寄らないでッ”!
??)ビクッ!
??)ごッごめん、
一瞬、空気が詰まる
ちがう、この子は悪くない
悪いのは急に大声を出した赤の方
??)俺のこと、怖い?
赤)んん”、……
首をふる
この人が怖いんじゃなくて大人が怖いだけ
??)そか、俺な青って言うねん、よろしくな、笑
にこって笑いかけてくるその仕草にふと、心が温まる感覚がする
青)君は?
赤)ッ……赤、です
青)赤か!いい名前やな、!
初めて言われた、褒め言葉
青)隣座ってもええ?
赤)こくっ、
そっと隣にこしかけくる
ふわりと甘い香りが鼻をかすめた
青)赤は何歳なん?
赤)……じゅうろく、
青)俺の2個したやな!
会話は弾まないけど、ぎこちなくもない心地よいテンポ
青といる時間が楽しかった
おじさんの家に来てから何週間がたった
俺は学校に行ってないけど、どうやら青も行ってないみたいで毎日お昼すぎにやってきてから夕飯を食べて家に帰っていく
たまにお散歩をいっしょにしたり、庭にでてひなたぼっこをすることもある
前までは体験できなかったのんびりした毎日に身を委ねていた
青)でな、そんときに猫が居って〜、笑
赤)あ、頭にお花ついてるよ
そよそよとなびく綺麗な青髪に、薄い桃色の花びらが舞い降りていた
赤)取ってあげるからこっち向い、
青)ッ、
青)触らんといて!!
赤)ビクッ、!
頭の上の花弁を取ろうと思った刹那、大きい声を出した青、
大声を浴びせられることは慣れているはずなのに、身体が大袈裟に反応してしまった
青)ぅあ、
青))…ごめん、触って欲しくないねん
赤)ッ、ぁ、
赤)そうだよね、ごめんね、笑?
空気を和ませようと、自嘲気味に笑ってみる
でも、苦しい雰囲気は変わらなくて、
頭の中で色々なことが思い浮かんでくる
そんなに赤に触れられたくないの、?
赤のことキライ?
青)ッ……、
赤)……
気まづい空気が流れる
青といっしょにいた時に、感じたことのない雰囲気
青)……俺、もう帰るわ
赤、)え……?なんでッ?
青)バイト、
赤)あぁ、そっか。じゃあ、
青)おん、またな
そう言って逃げるように帰って行った
赤ね、知ってるよ、
本当は嘘だってことぐらい
離れてほしくなかった
ずっとそばにいてほしかった
いっしょに話してほしかった
でも、それは叶わないから
微かに残る、彼の温もりの音を感じながら目をそっと閉じる
空っぽな心が埋まっていく感覚がするけれど、満たんになることはない
ポツ、ポツ……
赤)ぁ、あめ……
俺の心を写しとったかのようにどんよりとした曇り空が広がっている
なんで赤を置いていくの?なんて思ったけど、青のことを考えなかった俺が悪い
でも、欲を言うならば独りにしてほしくなかったな……なんて
そんなこと思っても、伝わるはずないのにね
赤)ッはあ”っ!!
夜中、夢にうなされて飛び起きた
青に、もう、赤のことが好きじゃないって言われた
お前なんかいらないって言われた
所詮夢ってことぐらいわかってる
わかってるのに、
とめどなく溢れてくる涙にまた空っぽになっていくこころ
夢の中にいた青は冷めた目をしてこちらを睨んでいた
頭の中に言われた言葉が蘇ってくる
“びーびー泣いとんちゃうねんぞお前”
“大人なんかみんなこんなもんやわ”
“殴られたくなかったら従えや”
“そういう世界やねん”
赤)ッいや”、やめッ”……ポロッ
赤)ッごめん”なさ”ぃ’ッ…ポロポロ
青は絶対そんな事言わないってわかってるのに、震えが止まらない
おじさんの話を聞くに、いつもうなされてるらしいけど、今日はいつもとは違う
『俺は、赤の優しいところ、好きやで?笑 』
こんな夢を見たあとだけど、やっぱり青の笑顔を思い出す
苦しくて泣いちゃう夜の繰り返しに、いつか意味が欲しい
昔のことばかり考えて、明日は笑えるのかな、とか、いつになったら怖くなくなるのかな、とか
今はただ、落ち着く事を願って深い眠りに堕ちていくことだけを考えよう
苦しい日々を抱きしめられるように、
明日も笑えますように
次の日、いつもより遅く目が覚めた
……少し目が腫れぼったい
昨日泣きすぎちゃったからかな
今日青が来るかなって心配してたけど、する必要はなくっていつもどうりお昼すぎに来た
青)昨日はごめんな、?
赤)ぇ?
青)いや、手を振り払ったこと……
目線を下げて申し訳なさそうな顔をする
あざといな、ってね
許さないわけじゃないけど、そんな顔されたら罪悪感が残る
赤)大丈夫だよ、触られるの、キライ?
青)ん〜、”今は”かな……
赤)今は??
青)おん、笑
久しぶりに見た青の笑顔にこちらまで嬉しくなる
言っていた意味は分からなかったけど、青が笑っているのならそれでいい
赤)ふふっ笑
青)??
青)何笑っとんの?
赤)なんでもない!
今はこのままでいいなんて思ってた俺がバカだったと気づくのは、数ヶ月後のこと
次回➳♡500