テラーノベル
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今日は新曲の打ち合わせと今後開催されるライブツアーについての話し合いで涼ちゃん宅に集まっていた。
無事に話もまとまった為、今は各々好きな事をして過ごしている。
元貴はスマホで音楽を聴いている様子。
涼ちゃんはスマホでゲーム。
俺はと言うと、涼ちゃんの事を考えていた。
最近の涼ちゃんはすっげぇ色っぽくなったと思う。
元々可愛らしい顔立ちをしてるとは思ってはいた。
でもさ、そんな可愛い顔で隣に居られると俺……虐めたくなっちゃうんだよね。
「ね、涼ちゃん。こっち向いて」
「なーに?僕今ゲームしてるんだけど」
ゲームより俺を優先する気は無いのか…悲しいなぁ。
スマホの画面に夢中になっている彼はとても真剣な表情をしていて。
俺は涼ちゃんの肩に腕を回すとその頬に軽くキスを落とした。
「あ!若井が涼ちゃんにセクハラしてる!」
揶揄う元貴の声が遠くから聞こえた気がしたけど、そんなのはちっとも気にならなかった。
俺は頬を真っ赤にして固まっている涼ちゃんを羽交い絞めにするようにくっつく。
「ちょっと、わ、若井っ!くっつかないでよ!」
数秒後、固まっていた涼ちゃんが正気を取り戻したように俺から力尽くで離れようとジタバタと身動ぎをし始める。
「頬っぺにキスは良いんだ?涼ちゃん可愛い」
「も、もう…元貴も居るのに…若井のバカ…」
「おーおーイチャイチャしちゃって。帰ろうかな俺」
呆れたような笑みを浮かべた元貴が徐に帰る支度をし始める。
「元貴帰るの?気を付けてね。また明日」
俺の腕の中でもがきながら元貴に手を振る涼ちゃんに嫉妬心が膨らんでいく。
「…涼ちゃんの腰ほっそいなあ、俺の挿れたら裂けちゃうんじゃないの?」
耳元に唇を寄せて吐息交じりに囁くと涼ちゃんは顔を耳まで真っ赤に染めて俺の方を向いた。
そして、チュッと短いリップ音を立てて俺の唇に自分の唇を重ねる。
「…もう、あんまりやらしい事言わないでよ。照れちゃうじゃん」
「だってそういう雰囲気にならないと涼ちゃんやらしい事させてくれないじゃん」
「…僕はキスだけでも十分幸せだもん。若井は違うの?」
涙目になりながら問い掛けてくる涼ちゃんを見ていると切なくなり今度は俺から涼ちゃんのふっくらとした唇を塞いだ。
舌を挿し込み涼ちゃんの舌に絡めると苦しそうにしながらも必死に絡め返してくる涼ちゃんが愛おしくて仕方ない。
「…俺、やっぱり涼ちゃんとやらしい事したいよ。こんなに近くに居るのに触れられないなんて、堪えられない」
「………いっぱい愛してくれるなら、良いよ。というか…僕も我慢できないかも…若井に触れて欲しい」
瞳を潤ませながら抱き着いてくる涼ちゃんをお姫様抱っこしながら寝室まで連れて行くと、ベッドに優しく寝かせる。
愛してると囁きながら、耳朶をやんわりと食むと涼ちゃんの唇から甘い声が漏れた。
首筋や鎖骨に吸い付くように口付けながら涼ちゃんの身に纏っている衣服を性急に脱がせていく。
「…ン、ふ…ねえ、どうして欲しいか言ってみてよ。涼ちゃんにおねだりされたい」
乳首をクリクリと弄りながら訊くと涼ちゃんはヒクヒクと震え蜜を溢している欲の塊を見せつけるように両脚を大きく開いた。
「…若井とキスしただけで、僕…勃起しちゃったから…もう…このまま最後までして欲しい」
「…涼ちゃん…好き、好きだよ…一緒に気持ち良くなろうね」
涼ちゃんの可愛らしいおねだりに、俺は身に着けていた衣服を性急に脱ぎ捨て、涼ちゃんの後孔に指を挿れた。
涼ちゃんの中は熱くうねっていて俺の指に吸い付いてくる。
クチュッヌチュッという卑猥な水音を立て指を出し入れすると涼ちゃんは腰をビクビクさせ甘い声を上げた。
「あっ…ん、ぁ…っ…そこ、気持ち良すぎる…っ…ん…♡」
「ここが涼ちゃんの感じるところ?いっぱいグリグリしちゃお」
前立腺の部分ばかりをトントンと指で突いて攻め立てる。
「…んっ…や、もう…指、いいから……若井のおっきくなってるソレ、挿れてよ…」
「俺のちんぽ欲しくなっちゃった?良いよ、いっぱい突いてあげる」
涼ちゃんの後孔から指をゆっくりと引き抜き自らの硬く膨張しきった欲の塊を涼ちゃんの後孔にすりすりと擦り付ける。
そして、ずぷぷ…と卑猥な音を立てながらゆっくりと腰を押し進めていった。
「あぁぁっ!んぁ、あっ…♡おぐっ…奥まできてるっ…」
「涼ちゃん気持ちいい?さっきから我慢汁凄いけど」
涼ちゃんの欲の塊の先っぽに触れ先走りの蜜を掬って見せつけるように指をぺろりと舐めると涼ちゃんの中がキュウと締まった。
「…っ…だって気持ちいいんだもん…こんなに胸がいっぱいになるセックス、初めて……」
涼ちゃんの瞳から大粒の涙が溢れてシーツを濡らしていく。
「泣かないで…俺、涼ちゃんの涙には弱いんだから」
涼ちゃんの目尻にチュッとキスを落とし、引き寄せられるように唇を重ねた。
「…んぅ…若井…っ…イキそう…もっと動いて…?」
「…涼ちゃん……俺もイク…っ…」
腰を打ち付けるスピードを速めると涼ちゃんはビクビクと身体を跳ねさせ欲の塊から熱い白濁を放ち絶頂を迎えた。
数秒後、俺も涼ちゃんの中に熱い欲の証をドクドクと放ち絶頂に達した。
涼ちゃんの中から未だほんのり熱の残る欲の塊を引き抜くと涼ちゃんの後孔から白濁が滴り落ちシーツに染みを作った。
「……ごめん、シーツ汚しちゃったね」
「…良いよ。若井が洗ってくれるなら……」
少し照れたように呟く涼ちゃんに俺は満面の笑みで答えた。
「毎日洗うよ、だから一緒に暮らそう」
「…若井、それってプロポーズ?」
「…うん。俺、涼ちゃんとは片時も離れたくないって思っちゃったから」
涼ちゃんの綺麗な青色の髪を撫でて微笑みかけると涙ぐみながら俺に抱き着く涼ちゃんが愛おしい。
「…嬉しい……僕も若井とずっと離れたくないから…よろしくお願いします」
そう言って幸せそうに笑う涼ちゃんの唇にまるで誓いのキスのように優しく口付けた。
fin.
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