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タイトル:どこに行くの?
登場人物
・林田 透(高校3年生、幼馴染)
・山田 拓郎(高校三年生、幼馴染)
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〈キャラ設定〉
・透はDV家庭に生まれた一人息子、拓郎と幼馴染でいつも一緒に朝登校して、放課後も一緒に帰っている、大人しい、静か、写真部、身長170.4cm、田舎育ち。
・拓郎は恵まれた幸せな家庭に生まれた一人息子、たまに透と話が合わず透に怒られ、離れる時もある、お調子者、元気、バドミントン部、身長173.5cm、田舎育ち。
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(注意)ちょっと私から言いたいことがあります、私は田舎出身なんですけど、言葉がおかしい所もあるかもしれません、そこは優しく見てください。(ت)✌️(以上)それでは、ごゆっくり↓↓↓
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いつも通り朝、目を覚まして1階に降りると、母の
「おはよう、ご飯できとるよ」
という、優しい声がする。俺はそんな母さんが今も好きで
「おはよう!いつもありがとう」
洗面所に入って俺は顔を洗って、制服に着替え終わるとテーブルの椅子に座って、母さんが作ってくれたご飯を食べる。今日のご飯は鮭と白米と味噌汁やった、こんな上手いの毎日食べられるなんて、俺は幸せや、今日透と合流したら自慢したろ。俺はそんな気持ちで朝食を食べ終え、透の家に向かう。
「透〜!学校行くで〜!」
ゆっくりドアが開く、相変わらず薄暗い家やった、俺は透の家が、ちょっと苦手やった
透はいつも通り暗い表情で
「今日はお前から来たんやな…いつも遅いのに…」
俺は笑った
「ちゃんとアラームつけたから、当たり前や!」
そして透は
「いつもアラームつけたって言っとるけど、毎日は起きれてないやん」
俺は思わず爆笑した、そして透も、小さく微笑んだ
「なぁ透、今日の俺の飯鮭と白米と味噌汁やったわ!透のは?」
透は少し気まづそうに言った
「何食ったと思う?」
俺は考え
「ヨーグルト?」
そう聞くと、透は小さく
「なんも食ってへん…」
俺は少し気まづくなり、俺と透は黙り込んだ
「なぁ、拓郎、お前今日部活あるんか?」
「え?別に、部活は今日ないけど…」
そういうと、透は俺の腕を強く掴む
「お願い…居残りしたってええから…俺と帰って…」
俺は流石に呆れた
「嫌や、俺居残りしたくないもん」
そう言うと、透は怒る
「なんでや…!俺ら幼馴染やんか…!」
俺はイラッとして言い返してしまった
「毎日お前に言われた通りにするのはもう嫌や!」
そう言うと、透は眉間に皺を寄せた
「幼馴染やんか…!別にええやんか…!」
俺は、思わず透の頬をビンタしてしまった、透は驚いた表情を見せるとこちらを向き
「い、今…ぶ、ぶった…」
俺は焦った、焦り過ぎて
「ご、ごめん…」
その言葉しか言えなかった、透は俺を睨みつけ
「もうええよ…俺ら一緒に登校すんのやめよか…」
俺はもっと焦った
「ま、待ってや…!ご、ごめんって言ったやん…!」
その後、透は一人で俺を置いて学校に行ってしまった、俺は透の気持ちなんか分からん、だって家庭が真逆なんや、俺は確かに家族とも仲がいい、でも、透はいつも、腕に痣があった、いつもと同じや、俺は透を守りたいし、傍にもいたかった、でも、どうやったって俺たちは生まれた場所が違う、透の母親は毎日夜になると夜遊びに行く、それで父親は酒カスや、毎日酒ばっか飲んで透に八つ当たりしとる、俺はそんな透の父親が許せなかった…
そのまま時間は過ぎていった、俺は帰りに通るの方に向かい
「なぁ、朝のことなんやけど、ご、ごめん…」
透は少し静かな声で
「俺も、無茶いいすぎた、ごめん…じゃあ俺、部活行ってくるわ」
俺は透の手を掴む
「今日は、俺の家泊まってってや…お願い…」
俺は、どうしても透が心配だった、夜だって眠ってる時も透は殴られとる、いつもや、透は親からしたらただの道具、でも俺からしたら大切な大親友やねん、透は本当に優しいし、誕生日の時もちゃんと祝ってくれる。そして、透は親に連絡をしようとしたが、俺は
「しなくていい、そのまま俺の家来てや」
透は、少し緊張しながらも俺の家に上がる
「お、お邪魔します…」
母さんと父さんは、透を見ると
「あら!いらっしゃい、透くん。」
父さんは透を家に上げると
「いつも拓郎と仲良くしてくれてありがとな、さぁ、上がって上がって」
透は俺の部屋に入り荷物を置き
「な、なぁ、ええんか…?」
俺は、透の手を掴む
「ええよ、このまんまで」
透は、嬉しそうに微笑んだ、夜中に目を覚ますと、透はずっと起きていた
「なぁ透、眠くないんか?」
透は窓から見える海を見ている
「なぁ、拓郎、明後日は一緒に海行こか」
俺は二人で海に行くのが楽しみになり
「そうやな!明後日二人で行こ!」
俺は、どうして明後日に行くのか不思議に思った。
しばらくして朝になり、透はいつもより明るい
「拓郎、今日は俺家帰るわ」
俺は焦った
「あ、あかん!また殴られたりしたらどうすんねん!」
透は安心させるように優しく微笑んだ、その微笑みは、俺の不安と心配を溶かすように、優しかった
「拓郎、俺、ちゃんと家帰ろうと思ったんや、だから今日は帰らせてや」
「わ、分かった、でもなんかあったら連絡してや!俺、行くで!」
そして次の日、透は学校に来なかった、俺は不思議に思っていると、先生が俺を廊下に呼んだ
「拓郎さん、透さんのことなんやけど…」
嫌な予感で、俺は吐き気が込み上げてきた
「と、通るになんかあったんですか…?」
「実はな、透さん、昨日自殺したんや…」
俺は現実は受け止められず、学校を抜け出して透の家に向かう、すると、透が家から出てきた、でも、透は肌が青白かった、多分日焼け止めの塗りすぎやない?って俺は思った
「透、なんで学校来なかったんや、自殺したって…今日、エイプリルフールちゃうで…」
透は、無言で俺の手を掴むと
「ついてきて…」
俺は、透と一緒に歩いた、透は海に向かっていた
俺は思わず小さな声で
「なんや、ドッキリか…」
俺は小さく笑みを浮かべ、透と歩く、でも、透は何故か海の中にまで入っていった、丁度足までの深さやった、俺は焦って強めの声で透に少し怒った。
「なぁ、透、透、返事してや!なぁ!」
「…」
透はずっと黙っていた、俺は手を振り払おうとしても、離してくれなかった
「透、透!なぁ!おい!」
俺は、透に向けて、囁いた
「なぁ、透…どこに行くの…?」
そのまま、俺たちは海の中へと、進んで行った。
そうか、透は…こうしたかったんやね
〈終わり〉
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⚠️この物語と登場人物はすべてフィクションです。
読んでくださりありがとうございます!またたくさん作っていくので、是非読んでください!SNSに乗るほど人気者になりたいので頑張ってます!