セリフが多いです
散歩ついでに寄った公園のベンチで休んでいると、電話がかかってきた。スマホを開いて確認してみると、知らない名前が表示された。
「Pruto…Polaris…?」
不審に思いながらも、電話に出ることにした。
スマホを耳に当てる。
『ジーラン?』
声で思い出した。
プルート・ポラリス
高校時代のクラスメイトだ。二年の夏ぐらいに退学したやつ。バカほど背が高いやつ。そこまで仲が良かったわけではない。が、たまに話すぐらいの仲ではあった。
「…プルート?」
『おう。元気してるか?』
「まあ…どうしたんだ?急に。」
『友達は大切にしなきゃ、だろ?たまには話さねえとな。』
「…?」
十年近く経ったが、あまり変わらないものだな。
「退学になって以来だな…大丈夫だったか?」
『ああ、あの後ちゃんと就職して家に金入れてたさ。』
「そうかよ…お前の弟は元気か?」
『まあまあだ。あいつ、大学受かってからは大分離れた町に住み始めたから、前ほど交流があるわけじゃねえけど。』
「あっそ…」
別に、電話の内容は物騒なものではなかった。会わなくなってからの生活はどうだとか、最近どうだとか。
『そういやお前も弟いたっつってたな。』
「ああ、そうだな」
『なんで名前だっけ?』
「一回教えたと思うんだが…」
『覚えてねえや』
「はあ…リーズルだよ…」
『あー…あ?マジか。』
急に鳩が豆鉄砲を食ったような間の抜けた声になった。
「どうした?」
『…あー…なんでもねえ』
「あっそ…」
『…あ』
?
『スマホの充電切れそう。そろそろ電話切るわ。ありがとな』
「ああ…まあ、こちらこそ…」
『またなんかあったら電話寄越すわ。じゃあなジーラン。』
それを皮切りに電話が切れた。
一体なんだったんだ、あいつ。なんのつもりで電話かけてきたんだ。
ちょっとキャラ違ったらすみません…
コメント
4件
うふふ☺️ いつも通り物語を描くのがうますぎる!!!!!!尊敬してます!!😭😭 あ、あの...もしよければなんですけど、うちのSoruくんを物語に出していただくことって可能でしょうか...エロでもノーマルでもいいので...☺️
あ゛あ゛あ゛かわいいいいあ゛あ゛😭😭(^o^) プルートくん本当になんで電話かけてきたんだ…