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グルッペンside
この国、いや、国だったものは、 私たち人民や兵士たちによって革命を遂げられ、
数百年という長い歴史に、幕を下ろすことになった。
その先導者となったのが、当時大佐という曖昧な地位だった私だった。
この国では、非道な人体実験,奴隷などが度々と行い、生み出され。
治安や人権などはないに等しい状況だった。
そんな軍に仕えているというのが、どうも釈然としなかったものがどうやら私の他に、
たくさんいたらしい。
そんな彼らと手を組み、革命を遂げた私たちは、
今や“平穏”という日々が戻ってきたものなのだろう。
しかし,そう簡単に行くものではない。
グルッペンside
「う、ぅう“……なぜこんなに仕事が多いのだ…」
統領室というでかい対称を掲げられた部屋の中で、
新統領となった私、ことグルッペンは、
現在、書類を執筆という名の書類の中で死にかけていた。
「革命を遂げたのは他国も知っているはずなんだゾ……」
「なのになぜいちいち手紙などを…」
ぶつぶつ言ってないで頑張ってください!あ、あとこれ追加です!
といって過去に戦友だったものたちが無駄に輝かしい視線を向けながら、
書類の山にまた書類を積んだ。………詰んだ。
「………んん、うまく要点をまとめて渡してくれる、幹部なんてものがほしいなぁ…」
書類のめんどくささゆえに、弱音を吐いた時だった。
ガコッ!!ベキンッ!!!
なぜかダクトからなるはずのない金属の破壊音が聞こえたのち、
ぺん
244
3,584
ぱやポテ^^
2,075
数秒後に怪しい格好に身を包んだものが、その場に華麗に着地した。
「はっ……!??」
私は驚きで言葉を漏らしつつ、只者ではないということをひしひしと感じ、
ごくりと唾を飲み込む。
「ん〜…うっすい警備やったなァ、んま、建国当時にしてはなかなかやったと思うで?」
そういい、緑のフードを被った男は、にひひ、と笑みを口元に浮かべ、
手元のナイフをくるくると回した。
「革命を遂げたんやって?ご苦労さん」
「俺としてもあの国はすごいどうでもよかったし、
ゴミみたいやから消えてよかったと思ってたんよね〜」
男は俺たちの努力、そして天田の犠牲があったということを理解してなのか、
軽々しい言葉を口にする。
「でも、あんたの存在はうちの国にとっては邪魔やったらしいで?」
「だからごめんなぁ、死んでもらわな」
そういい、その男は私の喉元へと、ナイフを向けた。
「…アレ?命乞いもせえへんの?」
何も言わない私に,不思議に思ったのだろう。
ソイツは首を傾げると、驚いように言葉をつぶやく。
「嗚呼…生憎、命乞いなんてものをするなら、死んだ方がいいんだゾ」
「ほぇ〜」
「というより、書類の山に埋もれて死にそうなところだったのだ、どのみち死んでも関係ない」
「ほほー」
「だが………」
「私は、ナイフでは死にたくないのだ!!痛そうなのだゾ!」
「あと!こんなところでのたれ死んでる暇があったら!!せめて戦争をさせろ!!!」
「うわッツ────ッ!?」
割に合わないことを叫びながら、少し怯んで油断していたソイツの後ろに回り込み、
腕を捩じ込むようにして地面に押さえ込む。
「……………はぇ」
ぽかん、と何があったか理解していないように言葉を漏らす刺客。
「あのな……」
「む?」
「俺さ、てっきりロクでもない国の奴らが革命したからって、
ロクでもない国ができるやろうから,潰しておこうと思っててん」
ぐりん!!
とソイツは首だけを私の方に向けると、キラキラした瞳で、こちらを凝視した。
「アンタめっちゃ面白そうやん!!!俺を仲間にしてや!!
うっざいうっざい統領に悩まされててんって!!」
「………はぁ???」
「お前、さっきまで私を殺そうとしてたんだゾ?」
「せやけど!面白そうやからもう殺さんで!!」
そう言って緑の男はするりと私の拘束から抜け出す。
「あ”」
「な!な!どうせ人手不足やろ!?俺めっちゃ強いし守ったるで!!!」
「………」
どうしても譲るつもりのない瞳で、嬉しそうに囃し立てるので、
少し手伝って欲しいという欲と、面白そうだという好奇心に負けてしまった。
「……仕方ないんだゾ」
「よっしゃあああああ!!!!」
「ありがとな!!」
「…私は此処の統領、グルッペンなんだゾ」
「俺はz国幹部!!ゾムや!!よろしくな〜!」
私と元暗殺者だったソイツは、見事にがっちりと握手を交わすのだった。
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