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『愛されあの子が堕ちるとこ』
欠伸をしてから漸くゲーム画面から目を離したタイミングでテーブルに紅茶を置きながら鹿島さんが「やっと終わりましたか」と呆れたように言ってくる。
「もう五時間くらいゲームしてましたよ。目が悪くなるので良くないです」
「鹿島さんって母親みたいに煩いよなー」
母親なんていたことないけど、と呟いてから周りを見渡すとボスがいなかった。
「ボスは?」
熱々の紅茶を啜りながら聞くと鹿島さんはまた呆れたようなため息を漏らした。
「坂本太郎の仲間を捕らえたので拷問してる最中です。楽にも来るように言いましたがゲームしてるからと言ってここから離れなかったでしょう」
「そうだっけ。でも今日で自己ベストタイム更新したかったんだよなー」
確かにゲーム中に何か言われた記憶はあるけど無視をしていたから覚えていない。坂本太郎って誰だっけ?と聞こうとしたけど鹿島さんがまた怒りそうだったからやめた。
「暇だし俺も行こーっと」
「遊びじゃないんですよ!いいですか!今回の目的は彼を屈服させて仲間にすることです!」
「部下って弱い奴なんだろ?さっさと殺せよ」
弱い奴を仲間にしたところでつまらないだろ、と俺が文句を言いながら部屋を出ると鹿島さんはまた何か文句を言ってきたから無視して別室に向かった。
今回のアジトは廃墟のリゾートホテルを拠点にしてボスがいる部屋の扉を開けた。
スイートルームは家みたいに広くて簡易キッチンもあるらしいけど、俺は寝れればどこも同じだからそこらへんで寝ている。
寝室の扉を開けるとボスが金髪の少年とキスをしていた。
「あ、ボスいた」
特に何も考えず声を出すとボスは俺に気づいて彼から唇を離して「やぁ」となんてことのないように薄く笑みを浮かべる。
「ちょうど良かった」
捕虜である坂本太郎の部下の少年は以前見たことがあった。あの時は弱いから警戒心剥き出しにしていたけど今は唇から離れたボスを見つめる瞳は虚ろだった。
抵抗もなく、唇から離れても少年は「Xさま」と舌足らずに名前を呼ぶ姿は別人みたいだ。
「もう屈服したんすか?」
俺が出る幕ないっすねとキスをしていたことには触れずに言えばボスは少年の頭を撫でる。
「いや、これは鹿島が用意した催眠アプリというので操っている」
「催眠アプリ?なんすか、それ」
ズボンのポケットからスマホを取り出したボスは「僕にもよく分からない」と言っていると少年が背伸びしてボスの顔に近づいてきた。
「なかなか強情な性格をしててね、強めの催眠をかけたらしいけどもしかしたら何かの拍子で自我が戻るかもって鹿島に言われたからためしているんだ」
「Xさま・・・キスしたいです」
「ボスにメロメロじゃん」
部屋に入ってきた俺なんて眼中になくてふにゃりと笑ってキスを強請る姿に眉を寄せるとボスは少年の肩を押してシーツに押し倒す。
キングサイズのベッドがギシリと軋む音がしてボスは「そうなるように催眠をかけた」と答えて少年の唇を撫でた。
「楽も混ざってよ。もし何かの拍子で自我が戻ったら力尽くで抑えて」
「えー。コイツと何するんすか」
「セックス。心より先に体を屈服させた方が効果的だと本で読んだ」
そう言って少年の着ていたパーカーを捲ると少年自らが服を脱ぎ始める。
「彼の名前はシン。今のところ僕の言うことは何でも聞くから楽が混ざっても大丈夫だ」
「ボスと3Pすんのフクザツ〜。しかも男相手」
「ふふ。年頃だね」
果たして同性相手に勃つのだろうか、と心配しながらも俺もベッドに入るとここで漸くシンが俺の存在に気付いて虚ろな瞳を俺に向けた。
「シン、楽だよ。楽も一緒に混ざって気持ちいいことしようね」
「はい、Xさま」
頬を撫でられたシンはすぐに嬉しそうに顔を綻ばせて体を起こしてボスを見つめる。そして再びボスがシンにキスをすると待ち侘びていたようにシンが瞳をトロンと蕩けさせた。
触れるだけのキスからの舌を絡めたディープキスに変わるとシンの息遣いが荒くなるけど催眠が解けた様子はない。
「ほら、楽にも同じことをしてごらん」
「はい」
唇から離れたボスが命令するとシンは頷いて四つん這いになって俺に近付く。猫みたいな大きな瞳は生気を感じられず、それでいて頬を赤らめて笑みを浮かべる姿は奇妙だ。
「ん・・・っ」
膝上に跨ってきたシンが俺の首に腕を絡ませてキスをしてくる。鼻にかかった甘い吐息とシンが既に興奮しているのか強引に舌を俺の口内に捩じ込んできた。
背中に手を回してシンの舌を絡ませてディープキスしているとシンの背後からボスが手を回してシンの履いていたカーゴパンツと下着も脱がせてあっという間に全裸にされた。
「キスしても催眠は解けないね。続けよう」
きっとボスにとってこのセックスはシンの催眠がどうすれば解けるかを確かめるだけの行為のつもりだろう。
ボスがシンの胸元に触れると俺とのディープキスに夢中になってシンが体を震わせる。
「ぁ、う・・・Xさま、ぁっ」
「胸感じるの?」
「はい・・・♡触られるとジンジンして気持ちいいです」
息が苦しくなったシンが唇から離れて控えめな喘ぎも漏らすから俺もボスみたいにシンの乳房を指で摘むとシンは「ん」と甘い声を出した。
「もしかしたら男との経験があるのかもね」
「マジ?じゃあ多少乱暴にしてもいいんじゃね?」
「死なない程度にね」
体を触ってもシンは感じるだけで催眠は解けていない。ボスが「次はコレだよ」とローションのボトルを俺に見せた。
「鹿島が用意してくれた。媚薬入りだから効き目強いかもね」
「コイツのアナにチンコ入るんすか?」
「分かんない。やってみよ」
シンをまたシーツに押し倒してボスがローションを垂らして指を濡らしていると「Xさま」とふにゃりと笑ったシンが自分から足を開く。
「ビッチかよ」
「楽はフェラして貰えば?」
「えー勃つかな」
男相手に興奮したことがないから分からないがらものは試しだとボスが言うものだから俺はシンの眼前に膝立ちになってズボンと下着をズラして反応してない自身を晒す。
「おい。フェラしねぇと殺す」
「・・・うん、わかった」
抵抗すら見せずにシンは俺自身を口内に捩じ込まれても従順に口淫し始めた。その間にボスはシンの秘部に指を入れているのかシンが俺自身を咥えながら感じている。
「顔ちっせー」
「ん゛」
金髪を掴んで熱くて狭い口内に自身を出し入れすると次第に熱を帯びて硬くなった自身に俺が一番驚いた。
乱暴にされても抵抗しない、ボスから与えられる快感と媚薬のせいでシンは舌を使って俺自身を奉仕する。
「何コイツえろい」
「気に入った?」
「・・・まぁまぁ」
「フェラしても催眠は解けないね」
むしろどんどん淫靡になっていって喉奥に自身を押し込んだ時の苦しそうな表情は加虐心をそそられた。
「シン、僕の指は気持ちいい?」
「ぁ゛・・・っ、は、っ、ひゃい・・・すらぁさまの指気持ちいいです」
「コイツのチンコ触ってないのに我慢汁ダラダラじゃん」
頭を押さえながらイラマしている最中に振り返るとシン自身は勃起して先走りが溢れている。「ほんとだ」とボスがローションが入ったボトルを掲げて勃起したシン自身に垂らすと虚ろだったシンの瞳が揺れた。
「ぁああ゛・・・イく、イくぅ・・・っ、〜〜ッ♡♡!」
ローションを垂らされたながら絶頂を迎えたシンは体をビクビクと痙攣させて射精する。
「おいフェラ休むなよ」
「ん゛む」
達したばかりの敏感なシンに自身を喉奥まで押し込むけど、やはり抵抗はない。
「もう何でもアリなんじゃないんすか?」
「そうなのかな」
つまらないな、と独り言のように呟いたボスはシンを恐らくオモチャのように扱っているのだろう。ボスが指を増やしたり動かす度にシンが敏感に反応して口淫も疎かになってきたタイミングでボスが指を引き抜いた。
「挿れようかな」
「あ、俺も挿れたい」
「次ね」
一度俺自身をシンの口から離すと「がく?」と両手で俺自身に触れてきた。最初は男に勃つか分からなかったが異性と違って甲高い喘ぎもないし妊娠もしないから便利なのかもと気付き始める。
「一応シンを押さえといて」
「はーい」
シンの隣に移動して両手を掴むとシンは首を傾げたけどボスに名前を呼ばれてすぐに嬉しそうな顔で見つめた。
「シン、挿れていいよね?」
「はい♡Xさまのおちんちんを俺のナカで沢山気持ち良くしたいです♡」
「ゴムもいらないよね?」
「はい♡Xさまの精液いっぱい欲しいです♡」
早く、と待ちきれないシンが腰を揺らして誘惑してくるからボスは薄く笑って昂ったボス自身をローションで濡れた秘部に当てがあう。
そしてゆっくり勿体つけるように挿入すると蕩けた表情のシンがみるみるうちに変わる。
大きく見開いた瞳は虚ろではなくしっかり生気を感じるもので、目の前の状態が理解できていない、完全に催眠が解けた様子だ。
「え、ぁ、なに・・・これ・・・っ!?X!?な、何して・・・っ!!」
「あ、催眠解けたっすね」
「なるほど。挿入するときに催眠が解けるのか」
至って俺たちは冷静な対応をするから両手を俺に掴まれたシンは暴れるもボスが強引に挿入を進める。
「ぁ゛ああっ!痛い!痛い!抜け・・・っ!!何してんだよ・・・クソッ!」
「ナカ、すっごいグチャグチャだな」
「マジっすか。ケツマンコかよー」
抵抗するも俺の力の方が上だから両手の拘束から逃げられなくてシンは「抜け」「やめろ」「痛い」とずっと喚いてくるからそろそろ殴ろうとするとボスが浅く息を吐く。
「君から挿入を強請ったのに」
「は、はぁ!?そんなこと言う訳ねーだろ!!抜け!痛ぇって!」
「仕方ない、抜いてあげよう」
わざとらしい態度でボスがゆっくり自身を抜いて完全に自身と秘部が離れると敵意剥き出しだったシンの瞳がまたみるみるうちに虚ろに変わる。
「・・・?Xさま?早く挿れてください・・・♡俺、待ちきれない・・・っ」
「ワオ、すごいね」
さっきまでとは別人の姿になってボスの挿入を強請る姿にボスは口角を上げてスマホで動画を撮り始める。
「でも君が、さっき抜けって言っただろ」
「言ってないです♡早く挿れてください♡Xさまのおちんちん気持ち良くしたいです・・・」
可愛らしくおねだりするシンにボスは「いいよ」ともう一度自身を挿れるとまた催眠が解けてシンが恐怖に染まった表情に変わった。
「ひっ・・・や、やめろっ!抜け・・・っ」
「君が強請ったんだろ、ほら」
「っ!?」
暴れるシンに数秒前に撮影した動画をボスが見せるとシンは顔を真っ青にさせて「違う」「こんなの俺じゃない」と涙を浮かべる。
「君本人だよ」
「ぁ゛っ、う、ッ」
根元まで挿入されたシンが涙を浮かべながら嫌がるもボスが律動を始めるとシンは快感を拾い始めた。
「やだっ!抜け・・・っ、ん゛っ」
「うわ、コイツ感じてるじゃん」
「体の方が素直みたいだね」
もう一度ボスが自身を引き抜くとすぐに催眠にかかったシンは涙を流しながら「なんで抜くんですか?」と甘えてくる。
「Xさま早く挿れてください・・・♡ナカに沢山出してください♡」
「さっき凄く嫌がってたじゃないか」
「嫌がってないです♡Xさま大好き♡」
ふにゃりと笑ったシンにボスが答えるように微笑むとそれだけでシンは絶頂を迎えて勃起した自身から精液を垂らした。
再び挿れると笑みを浮かべていたシンがまた泣き始めて「もうやだ」と絶望する顔が見ていて堪らなく興奮する。
「やだ、もう、んっ、怖い、ッ、あ゛、っ、奥やだぁ・・・っ」
「そろそろ壊れそうだな」
「ボス早く俺も挿れてぇ」
「はいはい」
コロコロ変わるシンの様子を見ていて楽しいけど、いつまでも両手を掴んでいるのは飽きてきた。文句を言えばボスは苦笑したあと「そうだ」と切り出す。
「じゃあ楽も挿れていいよ」
「ひっ」
突然シンの背中に手を回したボスが繋がったままシンの体を起こした。
挿れていいよ、と言われてもボスのが入ってるじゃないかと言おうとしたらシーツに転がっていたローションのボトルを渡された。
「二輪挿しすっか?」
「まずは指で広げてからね」
腰を掴んだボスがゆっくりと自身を引き抜くと催眠状態のシンが膝立ちになってボスにキスをする。
「ん・・・っ♡Xさま、早く挿れてください♡」
「もうちょっと慣らそうね。今度は楽が慣らしてくれるって」
「あっ」
後ろからシンの秘部にローションを濡らした指を挿れるとシンは敏感に震えた。さっきまでボス自身を挿れていた中は柔らかいけど俺自身が一緒に入る気がしない。
「もっと指動かして広げないと」
「こうっすか?」
「ぁ゛っ!ッ・・・♡楽の指、おっきくてゴツゴツしてて気持ちいい・・・♡」
指を動かしたりローションを足すとシンから腰を揺らして「楽挿れて」と強請ってきた。
「何コイツえろ」
「気に入った?」
「まぁ、それなりに?」
ある程度慣らしたところでボスに密着したシンの頸を噛みながら後ろから挿入するとトロンとしていたシンの催眠が解ける。
「ひっ・・・!!」
「あーコイツのケツマンコやばー」
「そのまま奥挿れててね」
熱くて俺自身まで溶かされそうなくらい気持ち良くて病みつきになりそうだ。今すぐ激しいピストンをしたいけど奥に入った状態のままボス自身が強引に挿入される。
「うぎ・・・っ、や、やだっ、何して・・・っ!?怖い!やだ・・・!」
「せっま〜」
「すごい圧迫感だね」
先端だけ入っただけでさっきとは違う圧迫感と更にシンの中の熱さが伝わった。シンは泣きながら逃げようとするけど腰を掴まれているから敵わない。
そのままゆるゆると腰を上下に動かされて俺自身が浅い場所になると今度はボス自身が奥を突く、その繰り返しをしていくとシンの様子がまた変わっていく。
「ぁ゛・・・、あっ、あっ、ん゛♡」
「あれ、堕ちた?」
抵抗がなくなってボスにしがみついて目先の暴力的な快感に抗えずにシンは涙を流しながら感じた。
「今何が入ってるか言える?」
「ッ、Xさま、と、んっ、がくのおちんちんが交互に奥、ッ♡ついて、ぁっ、気持ちいい、れす」
何度も催眠をかけられたり解除されたりして精神が壊れていくのを目の当たりにしてボスはクスクス笑う。
「君は僕らの仲間になるんだ、いいね」
「ん、はぃ、ッ♡」
「いい子だ。じゃあ僕と楽が中出ししてあげよう」
「ッ♡ありがとう、ございます・・・」
強引に奥に挿れるとシンはビクンと体を震わせて勃起した自身から半透明の精液をちょろちょろ出して自分から腰を揺らしだす。
「ボスと一緒に中出しするんすか?」
「もちろん。シンもそっちの方がいいよね?」
「あ゛♡はい、ん゛っ、ふたりのせーえき欲しい、です♡」
肩に噛み付く度にシンは敏感に感じて腰に回した手に触れてくる。ボスも俺も限界が近くなって律動が激しくなるなか、シンは淫らに喘いで音を立てて壊れていった。
「──っ」
「っ」
殆ど同じタイミングで絶頂を迎えて中に射精するとシンは体を痙攣させながらまた絶頂を迎える。
「ふー。なかなか楽しかったね」
「まぁまぁっすね」
ゆっくり自身を抜くとボス自身も抜かれた秘部から二人分の精液がトロトロと垂れた。シンは虚ろな瞳で笑みを浮かべながら太ももに伝う精液を指で秘部に押し込んだ。
「勿体ない・・・んっ」
自ら精液を中に押し込んだシンにボスがキスをすると恍惚な表情を浮かべる姿はもう完全に俺たちに堕ちた様子だ。
「もっと中出ししてやるよ」
キスをしているシンの手を掴んで言えばシンはふにゃりと笑ってボスから離れて俺にキスをしてくる。そして笑みを浮かべたまま耳元で「いっぱい出して、楽♡」と甘えるシンに俺は口角を上げた。