本物のショッピ視点
そろそろ本当に体を取り戻さんといけん気がしてきた
今までも、本気でやってはいたんやけど
心の何処かで
「いつか戻れるやろ 」
なんて思っていたんかもしれん
体を見つけたのだって、気に従ったからやしな
まずは、あいつの記憶を覗かんとな
あいつの弱みは何なんやろな?
shp?の昔話
俺は生まれたときから色が見えなかったし、病弱だった
それだけで親は俺に失望した
勝手に期待して、勝手に失望した
ただ、それだけのこと
俺には弟がいた
色がわかって、健康で。
まさに親が求める完璧な子供だった
俺の憧れだった。
ただ、普通の家庭が、俺のいないときに弟に見せる親の顔が。
俺だって、普通が良かった。
中学に上がってからは、少しづつ、健康になってきた
色は黒と白しかわからないけど
色がわからない。たったそれだけ
それだけで、俺はいじめられた。
いじめっ子がいうには、俺の目は紫らしい
親がこちらをみない理由が、少しわかった気がした。
頭が良くなれば、こっちを見てくれるのだろうか?
幼稚な俺は、勉強をした。
好きなことも、見てほしいから我慢して
寝る間も惜しんで、勉強した。
まだ見ない
今度は運動能力を、、、
まだ見ない
今度は、、、
今度は、、、
今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は 今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は 今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は 今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は今度は 今度は、、、
今度は、、、
まだ見ない
気がつけば俺は、何にでも、人よりできるようになった
いじめられた。
心はポッキリと折れた
勉強なんて、もうしなかった
親だって、弟だって、いじめっ子だって
気味悪がってもう近づかない
そこからは、仮面を被って過ごした。
どこにでもいる普通の人。
本当の俺を知るのはただ一人。
名前は教えてくれなかった。
先生って呼んでと言われた
あの人がいれば、何でもいいや
そう思った俺は、塩土平和は、
その日に死んだ。
駅に突き落とされた。
誰だったのか分からなかった
ああ、もっと先生といたかっ
パアアアアアアア!
グチャ
キーーーッ
「キャーーーー!」
「おい、少年が轢かれたぞ!」
「誰か駅員呼べよ!」
本物のショッピ視点
本物shp「、、、」
こいつも、苦労してきたんやなぁ
親にも見られず、見てくれたのは赤の他人で
その日に死亡なんて、、、
残酷やな。
、、、
もう少し、、、
もう少しだけ、、、
俺の身体。
貸したるわ
でも、
いつかは
返してもらうんやから
それまで、
せめて
楽しんでくれ