私には幼馴染がいる。
そう、透き通った黄色の髪、ライトグリーンの瞳、同じ苗字の鏡音レンだ。
塩対応なんだよね、だから塩対応を治させたい!
無理だったら諦めるかもだけど、
俺には幼馴染がいる。
俺と同じ苗字の鏡音リンだ。
俺に積極的に話しかけてくるけど、正直うざい
だから、アイツの前だけは塩対応にしている。
俺と、リンは何処となく似ている。
だから双子や苗字関係で、
夫婦などと言われている。
正直どうでもいい。
アイツは嫌がったりしている。
リン「ん~、…どうしたらいいんだろ」
⬛️⬛️「どうしたの?」
リン「ひゃっ!?」
突然誰かが話しかけてきた
そう、私の友達、『ミク』ちゃんだ。
ミク「リンちゃん声かわい~!♡」
リン「可愛くないし、!」
「褒められると嬉しいけど…、」
ミク「それで?何に悩んでたの?」
リン「えっと…、レンが塩対応だから
それを改善したいなって…、」
ミク「え?私には普通たけどな~」
リン「いや、そうなの!!」
思わず、私は机を叩いてしまった。
リン「レンってばね!私だけ塩対応なの!!」
ミク「私と一緒に話しかければ塩対応
じゃないってこと?」
リン「私に話す時だけ!!」
ミク「ん~、それは困ったね。」
「重症かもしれない」
リン「だから困ってんだよ~」
レンは、リンの『ひゃっ!?』という声で
リンの方へと向き、ため息をつく
レン「何あの声…、」
⬛️⬛️「何?リンちゃんの事好きになった?」
レン「別にそんなんじゃないけど…」
「そういえばミクオはミクとどうなんだよ」
ミクオ「ミクは関係ないだろ!」
レン「いやいや、リンの親友だし、関係あるし」
ミクオ「まぁ、言ってなかったけど、
付き合った」
レン「へ~」
「っては!?」
ミクオ「うるさいな~」
レン「つ、つつつ、付き合った!?」
ミクオ「だから、そう言ってんだろ」
「この際リンちゃんに告る?」
レン「どの歳だよ! 」
リンが、机を叩く音が聞こえる。
ミクオ「リンちゃんお怒りだぞ?」
「行かなくていいのか?」
レン「別に、」
ミクオ「お前、リンちゃんの時だけ
塩対応だよな」
「それなんで?」
レン「何でも良いだろ、別に。」
ミクの後ろへと隠れたリンが、
レン「何?」
ミク「いや、なんでリンちゃんだけ
塩対応なのかなって、気になっちゃって!」
レン「別に、特に深い理由とかは無いけど」
ミク「あ~、じゃあリンちゃんが
他の人に取られてもいいんだ~ 」
レン「どうでもいい、
俺のモノって訳でもないし」
ミク「そ、」
「これだからチビは…」
リン「え、それ私のことも言ってる?」
「レンよりリンのほうが身長小さいよ」
ミク「リンちゃんには話してないから
大丈夫だよ!」
「だから、モテないんだよ」
「ね?リンちゃん?」
リン「えっ、?あっいや、わかんない…」
ミクオ「レンのことばっかじゃん」
「俺の事は話さなくていいの?」
ミク「ミクオをどうでもいいから」
ミクオ「どうでもいい!?」
「これでも、彼女かよ…、」
レン「w」
レン…、笑ってる。
やっぱ私のことなんてどうでもいいよね。
リン「…、」
ミク「リンちゃん?どうしたの?」
リン「なんでもないッ!」
「授業始まっちゃうから 席座ろ?」
ミク「真面目だな~」
リン「当たり前でしょ!」
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
ミクオ「やばっ、チャイム鳴った…、」
俺とリンの席は隣同士。
それなのに、立って話しかけてくる
意味がわからない。
隣だから座ればいいのに。
あ、レン寝てる。
そっか眠いよね、5限目だもん
起こしたほうがいいのかな…、
でも、機嫌悪くしたらあれだし…、
起こしたほうがレンのためになるから!
起こそ…、
リン「レン…、?起きて」
「レン?」
レン「なに」
リン「授業中に寝たらだめでしょ…、」
レン「リンには関係ないだろ」
「過保護すぎ」
リン「あ、そう…、?わかった…。」
あの日からリンが、
俺に話しかけてくることは少なくなった。
ミクに連れられ話すことはあるが、
自分からは、話しかけてくれなくなった。
たまに学校も来ない
最近はずっと…、
だから、ミクとミクオと話すことが増えた
ある日先生にお願いをされた。
先生 「鏡音が学校に来ないのは知ってるだろ?」
「だから幼馴染の鏡音に
プリントを届けてくれないか?」
レン「あ、はい。わかりました。」
おれは思わず、了承してしまった。
リンの家は共働きだから、家に行っても、
必ずリンが、出ることになる。
正直話しにくい。
体調不良ならまだしも、
俺のせいで不登校になったのなら、
了承してしまったのは仕方がないので、
行くけれど…、
レン「リンの家…、か、」
「ミクに頼めばよかったじゃん」
俺は思わず、先生への愚痴を吐いていた。
レン「先生に言ったってなんにも
変わんないのにな…、」
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