この小説を読んでくれてる皆様はじめまして
一般人参と申します。
初めて小説を書くので、未熟なところが多々あると思いますが目を瞑っていただけると幸いです。
<注意>
この話は9割捏造でできています。ぺいんの過去捏造やキャラ崩壊などを含んでおります。そしてご本人様とは一切の関係がありません。
ちなみにこの話にvcr2は関係ないです
では早速本編へどうぞ
「いや〜めっちゃ疲れた〜」
そんなことを呟きながら椅子に座る
客船から始まり飛行場、ボブキャ、ユニオン、オイルリグと続いた大型ラッシュがようやく終息してほっと安堵の一息をつく
指名手配作業面倒だな〜とか思っていると、こちらに近づいてくるオルカが見えた
「ぺいんお疲れ様〜」
「ありがとう。オルカもお疲れ様」
お互いを労いながら俺は指名手配の作業を始める。オルカはそのまま俺の隣の席に座ると同じように作業を始めた。
「でもあいつら本当に懲りないな〜」
「まぁあいつらも一応犯罪で生計立ててるわけだしね…俺としては真っ当に働いて欲しいけど、やっぱこの街では犯罪が一番稼げるからな〜」
「そもそも犯罪以外でももう少し稼げるようにした方がいいんじゃないか?」
「いやでも飲食店とか結構稼げるよ?メカニックはあんま知らないけどディーラーとか、犯罪以外でも稼げる方法は結構あるよ」
「…なんで他の職業は結構稼げるのに警察は稼げないんだろうな」
「…多分そろそろ見直されるでしょ流石に。それに少なくとも俺は金のためじゃなくて白市民のみんなのために警察やってるから、金なんて別にいらねーし」
「声震えてるぞ」
とか仕事に関係する話だったり、他愛もない話を交わす。
そろそろ指名手配作業が終わりそうだなと思った頃に急にオルカがどこか憂いたような顔で変なことを言った
「…100年先も変わらないのかな」
「えなに急に。どした?」
「いや、今って銀行強盗とか物理的に金を取りにいく犯罪がメインだろ?100年後もおんなじことしてんのかなってちょっと気になっちゃって」
「あーね?まぁでも100年後ですから多分電子マネー的なのが主流になってると思うし…やっぱハッキングになってんじゃないの?100年後は」
「やっぱりそうなると思うか?」
「うん。んでそのハッキングを防ぐためにロックマンエグゼみたいに電脳世界に入っていくんよ」
って妄想を語ってみれば
「いいなそれ!」
って笑顔でいい反応が返ってくる
「だろ?」
そこから始まる100年後の犯罪とそれに対する警察のあり方の談義
チェイスが空飛ぶ車になってるとか、そもそも警察がいなくなって全部AI任せになってるだとか、ドミネーターで犯罪係数をはかるだとか…最後のに関してはどっかで見たことある気がするけど
まぁともかくいろんな妄想を話し合って、その末にたどり着いた結論は—
「…まあでも、結局は自分の目で見て見ないとわからないよな」
なんていうありきたりな結論
「100年後か〜…」
「めちゃくちゃ遠いな…まぁでもみんなといたらすぐにすぎるでしょ。なっ?オルカ」
「…」
「…オルカ?」
なんでかオルカが黙ってしまった。なんかまずいこと言ったかな…
「…100年後はさ、もうそのみんなはいなくなっちゃってるよ」
「———」
息を思わず飲んだ。そんなことを言うオルカの顔に涙はなかったけど、泣きそうなぐらいに悲しみで顔を歪ませていた
側から見ても明らかに精神にダメージを受けているのがわかる
「…でもさ、俺やさぶ郎がいるしそれに警察じゃないけどCPUとかケインオーもきっと生きているはずだよ」
「確かにそうなのかもしれないけどな、それ以上にオルカにとって大事な人がたくさんいなくなっちゃうんだ」
「…」
「ハンも、シュガピも、まるんや匠だっていなくなっちゃう。考えるだけですごくつらくなるんだ」
「…つらいときは俺に相談してくれよ。オルカがつらいのは俺もつらい」
「うん、つらいときはもちろんお前にも相談するし、他の奴らにも相談するよ。…だけどそれは今しか無理だ」
「俺とさぶ郎は500年先でも一緒にいるよ」
「そう言ってくれるのは嬉しいよ。でもお前達は人間で、オルカはロボットだ」
「…」
違うよ、オルカ。俺は本当は人間じゃないんだ。俺は———
「…ごめん、こんなことお前に話してもどうにもならないよな。さっきまでの話は———」
「俺は山奥の研究所で造られたんだ」
「…え?」
気がつけばオルカの言葉を遮っていた。言ってしまったからにはもう戻れない
「人造人間110番、それが俺の昔の名前だ」
「…」
…変な空気が流れる、やばいかもこれ
「…なんか言いたそうな顔してるけど、どうした?」
「この流れでそれ聞くか普通…———いや、その…つまりお前は何が言いたいんだ?」
「…まあ要は俺は500年先だろうが1000年先だろうがオルカのそばにいてあげられるよって話」
「…」
オルカは一瞬だけ喜んだような顔になった———が本当に一瞬だけですぐに思案するような表情になった
多分俺が言ったことが本当なのか考えてるのかな?
「…本当にそばにいてくれるのか?」
「本当だよ」
「嘘じゃないよな?」
「絶対に嘘じゃないよ。約束する」
「オルカのこと———1人にしないよな?」
「当たり前だろ。なんならオルカが死ぬのを看取ってやるわ」
「でもそれだと今度はぺいんが1人になっちゃうぞ?」
「だいじょーぶだよ。だって俺は黄金の風だぜ?」
ドヤ顔しながらそう言ってみれば
「っ…ふふ、なんだそれw」
今までの暗い表情が嘘のようにオルカが笑う
「ようやく笑ったな」
「…もしかして今までの全部———」
「嘘ついてないから安心して。ずっと暗い表情だったから心配してただけだよ」
「そうか…ありがとな、ぺいん」
「どういたしまして。そんじゃもう指名手配も終わってるしヘリ大臣でもしてくるわ」
そう言って立ち上がり、歩き出す。それでドアに手をかけたところで
「そういえばさ、オルカ」
「ん?どうした?」
「オルカはロボットじゃないよ。ちゃんと涙もでるし感情もある、オルカは人間だよ」
そう振り返って伝えてみればオルカが目を丸くしている。何をそんなに驚くんだとも思うが———そろそろ恥ずかしくなってきたので逃げることにする
「っあ、ぺい———」
最後にオルカがなんか言ってた気がするが、正直あんだけ小っ恥ずかしい台詞吐いといてあのまま居座れる気がしないので聞かなかったことにする
ごめんオルカ、また明日聞くわ
オチがかなり雑ですが初小説は以上になります。
ここまでこの駄作を見ていただきありがとうございました。
多分後で削除します(小声)
コメント
9件
この話の続き気になるわー
そ、そんな、めちゃくちゃいい話なのに,,,
いいじゃないですか! オルカとぺいんの絡みが想像に難なくないですよ。ぺいんのセリフだって、凄い言いそうって思いました。