『悪魔執事はヴァンパイア』〜私の血は彼らを惑わすSWEET BLOOD〜
TWENTIETH BLOOD 私がもっと気持ちよくしてあげよう。
〜ミヤジ編〜
『主様……本当に私でいいのかい?』
ミヤジを部屋に招きベットへと座ると、私の目を真っ直ぐ見つめた。
『ミヤジがいいの…。ミヤジじゃなきゃ、嫌…。』
『っ…。分かった。主様がそこまで言ってくれたのに断るのは失礼だね。私を選んでくれてありがとう。メッセージも嬉しかったよ。音楽を聴いてると癒されるの。今夜私の部屋で演奏して欲しい。』
『ミヤジは多才だからね、バイオリンやピアノ…色んな楽器を弾けるから。ミヤジだってすぐ分かったでしょ?』
『あぁ。嬉しかったよ。』
ミヤジはゆっくりと私に近付いた。
『主様…。』
『ミヤジ…。』
ミヤジはゆっくりと優しくわたしにキスをしてそのまま押し倒す。
トサッ…。
『…っ。 』
『怖い…?』
『ううん…。怖くない。ミヤジだから…。』
チュッ
最初はキスだけの軽いもの。その後首筋、胸元…下へ下へと降りていく。
『い……っ。』
『…っ。痛い…?』
『だい、じょぶ…っ。』
『っ…。主様……優しくしたいのにそんな可愛い反応されたら…優しくなんてできないよ?』
『……しなくてもいい。』
『え?』
『好きな人になら何をされても嬉しいから。ミヤジにぐしゃぐしゃにされたい。』
『はぁ…本当に…罪な人だね。主様は。』
グイッ
ミヤジは前髪をかきあげる。
『そしたら望み通りにしてあげるよ。私がもっと気持ちよくしてあげよう。』
『ぁ…っん…っ。』
『はぁ、はぁ、主、様…っ!』
『ミヤジ…っ、んぁ…っ。』
(幸せ過ぎてどうにかなりそう…もう、このままがいい――。)
『主様…血を貰ってもいいかい?』
『え?あ、待って、どっちもなんて、ダメ…っ。』
カプッ…。
『ん……っ。』
首筋に噛み付かれる。
『甘い…っ。もっと…っ。』
『ダメ、ミヤジ、今そんなことしたら…ぁぅ。』
(壊れてしまう。でも、この痛みも、快楽も…心地よくて抗えない――。)
『ん、んぅ……。』
(ダメ、もう意識が……。)
私は目を閉じた。
『…主様?ぁ……しまった、私のしたことが…。』
私は主様から離れてベットの中にはいり、毛布をかける。
『ふふっ。おやすみなさい、主様。』
チュッ
おでこにキスをして私も目を閉じる。
翌朝――
『ん…?あれ、私昨日……。』
『おはよう主様。』
『ミヤジ…。あれ、私…。』
『昨日無理をさせてしまって…。気を失わせてしまったんだ。申し訳ない…。』
『ミヤジ……。ふふ。大丈夫だよ。嬉しかったし。』
『え?』
『好きな人に求められて…嬉しかったから…///』
『主様……。はぁ…。』
『え、な、なんでため息を?』
『呆れてるんだよ。可愛すぎて。』
『え。』
ミヤジは私に近付き耳元で囁く。
『これ以上可愛くなって他の執事に取られたら…その時は――お仕置きだね。主様。』
『っ…!!き、気をつけます…。』
『あぁ、そうしてくれ。私はお水を取ってくるからゆっくりしてるんだよ。』
『う、うん…。』
(今絶対顔赤い…っ。)
次回
TWENTY-FIRST BLOOD 主様はボクだけの主様でしょ…?
(主様大好き執事♡)
コメント
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もう少しで全員終わりますね!頑張ってください