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私を呼んでください とだけ書かれた白になる。
第四段階でも環境の変化は続きますが、より直接的な形で現れます。具体的には以下のものが挙げられます。
壁に描かれた血文字で「あなたを愛しています」と書かれた状態になる。
部屋の中に置いてある家具が破壊される。
部屋の内装が人体を模したものに変貌する。
室温が摂氏50度から摂氏-6度まで急激に下がる。
置かれたメモは被験者に対する愛の告白を行うものに変化する。
これらの異常な現象は被験者がSCP-103-JPから出て行こうとする意思を失わせた後に現れます。この段階になると被験者の精神は完全に汚染されており、SCP-103-JPから離れることが不可能となります。
そして最終段階である第五段階へ移行し、全ての変化が完了することでSCP-103-JPは活性化状態から通常の状態に回帰します。しかし被験者はSCP-103-JP内部に留まることを望み、外部との連絡手段を全て遮断して孤立化を図ります。これにより被験者はSCP-103-JP内部の環境に適応していき、やがて肉体にもその影響が現れて老いなくなります。
補遺:
インタビューログ#03-01-001 対象:
SCP-963-JP-1 インタビュアー:
博士 付記:”財団”への帰属意識について質問したところ、彼は自分の所属する組織の名前を忘れたと言いました。
インタビュー記録003-01
日付20■/12/05 場所:
■■県■■市■■町×丁目 対象者:
■■ 概要:SCP財団日本支部の職員である黒須博士と助手の女性、そして民間人の男性の計三名は、ある晩発生した不可解な事故に巻き込まれて行方不明となりました。しかし、三人が発見された場所は東京都×区のとある3階建てのアパートの一室でした。部屋の中を調査したところ、そこには『SCP-103-JP』と呼ばれるオブジェクトが発見されました。
発見されたオブジェクトは、一般的な賃貸物件に見られるような1DKの間取りを持つありふれたワンルームでしたが、特筆すべき点がいくつかありました。まず、玄関ドアと窓が施錠されており、外部との通信手段が確立されていないこと。そして、内部の照明器具が破壊されていたことです。財団エージェントによる調査が行われ、内部は完全な暗闇であることが判明しました。しかし、壁に取り付けられたエアコンからは涼しい風が流れていました。調査の結果、室内に設置された全ての家電製品の使用が可能であることが確認されています。
補遺01: 以下は、SCP-076の特異性の影響範囲外で回収された携帯電話の記録の一部です。
日付は財団職員が現地に到着した前日のものとなっています。
SCP-3305-jp-1:
はい、そうですけど……え? ああ、あの時の人ですか! いやまあ、そんな感じですよ。えーっと、それで何か用事でもあったんですか? SCP-3305-jp-2: はぁ!? あんた何言ってんすか!? バカなんじゃないっすかね!! ちょっと待ってくださいよ。今からそっち行きますんで。
ピッという電子音の後、通話が終了しました。
SCP-763 - Japanese Animal Guardian
(日本の動物守護聖人)