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猫のような僕の恋人   [完]

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猫のような僕の恋人 [完]

4 - 第4話

♥

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2022年08月08日

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あれから3日がたった。

レンタルショップに仕事をしに行く。

帰りにコンビニによって

春千代くんが好きなアイスとお酒をかごにいれて、お会計を済ませる。

今日はいつもみたいに悲しい気持ちにはならなかった。少し足元が軽くなって早く帰りたくなった。もし、君が来ているなら早く会いたかった。少しでも一緒にいる時間を増やしたかった。


家に着いて、ドアノブに手をかけた。自分の家なのに少し緊張しているのが自分でもわかる。勇気をだしてドアを開けた。

わかってた。すぐ会えるわけないって。

少しだけがっかりしてしまった気持ちもあるけど、緊張がとけて肩の力がぬけた。俺の早とちりだったような気もするけどなんだかいつもより心に余裕をもてた。

コンビニで買ったものを冷蔵庫に入れて、夕飯の支度をした。今日春千代くん来たとしたら食べるかな?なんて考えて。今日はカレーライスにした。もし来なかったとしても明日の朝ごはんにもなるし一石二鳥だ。我ながら天才なんて…春千代くんが居たらもっと楽しかっただろうな…

そんな事を考えながら出来たカレーライスを口に入れた。

武道「あんまり美味しくない」

そう言って、持っていたスプーンを置いた。別に不味いわけじゃない。今まで心の余裕なんてなくてご飯の味なんて気にしてなかった。勝手に期待しすぎてしまってまた悲しくなってきた。こんなはずじゃなかった。こんな弱くなかったはずなのに。どうしてこんなに涙が止まらないんだろう。洋服の裾で止まらない涙を拭っていたら

「そんな悪くねぇと思うけどな」

という声が聞こえた。

振り向くと春千代くんが居た。

武道「嘘だぁ…なんで春千代くんが、なんでなんでよぉ。」

春千代「何泣いてんだよ?お前の大好きな春千代くんが来てやったのにいつまで泣いてんだよ」

武道「だって、だって」

春千代「はいはい。1人にしててごめんな。んで、食べないんだったらそれ俺が食べるけど。」

武道「ちゃんと春千代くんの分も作ってある」

春千代「そーかよ。」

そう言いながら俺の背中をさすって涙を止めてくれた。


久しぶりに春千代くんとご飯を食べた。さっきまで美味しくなかったカレーライスも何故か美味しく感じたよ。春千代くん何か入れたのかな。凄いな。一緒に居るだけでこんなに幸せなんて。

武道「今日さ、帰っちゃうの?」

春千代「んー、どうして欲しい?」

意地悪だ。わかってるのに自分から言うのが恥ずかしくて言ってくれない。もちろん俺は一緒に居たいから

武道「泊まってって欲しい」

春千代「わかった」


2人ともお風呂から上がり、お互いドライヤーで髪を乾かしあった。久しぶりに帰って来たとは思えないほどに、あっという間に1ヶ月前に戻ったみたいだった。君の好きなアイスとお酒を冷蔵庫から出して渡すと嬉しそうに俺の横に並んで食べていた。たまに俺の口にも入れてくれるところも変わってなくてすごく嬉しかった。

今日は、いつもよりあっという間に時間がすぎて2人で1枚の布団に入ってくっついて眠りについた。

猫のような僕の恋人 [完]

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