りょつぱ
甘酸っぱい恋の物語
(なんかイマイチ自分の書く小説(?)の感じが定まらない)
涼ちゃん病む?表現あるけど
ハピエンだよん
今回多分ほのぼのだけど
R18あるかも(今回はなし)
ご注意くださいね
それでは
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藤澤side
元貴は天才だ。
やはり、彼の才能は全世界が認めるべきだと思うし、いまこうして自分たちがステージにでて輝けるのも彼のお陰だ。
それに、若井も凄い。
さすが同級生ってだけあって息も合うし、お互いがお互いの才能を認めあっているというか、
なんというか、。
彼らに比べてぼくは出来ること、自信を持って人に言える長所というものがすくなくて、
なんだか僕がいない方が彼らが楽しそうに思えてしまって、、。
(いいな、)
楽しそうな彼らの姿に憧れを持ってしまっていることは、心の底に秘めておこう。
きっとこの感情は、彼らにとって迷惑なものに違いないから。
でも、
ズキッ
心が痛む
抱いてはいけない感情。
それは若井に対しての、”恋”という感情。
なんども自分なりに、開き直ろうとした。
でも、ダメだった。
好きな人、と認識してしまってからはまともに話すことも出来ないくらい、自分でも嫌になってしまうくらい初心で、
嫌気がさした。
(いいバンド仲間、ミセス、それでいいじゃないか、、)
自分の気持ちに嘘を突きまくるのは正直辛い。でも、愛し方は様々あるはず、、
きっと、いつかは自分でもわかる時が来るだろう。それまで、それまでの辛抱だから、、。
今日も、自分の使命を全うするため僕は進んでいく。ミセスという居場所の中で、元貴の期待に応えられるような、若井に追いつけるような、そんな人間になる為に。
ミーティング
「ここはさ、こういうふうがいいんじゃない?」
(たしかに、、)
「いや、それもいいけどさ、こっちはどう?」
(あ、そっちもいいな、)
ミーティングは大体元貴とスタッフさんメインで、もちろん僕らも参加してるけど、元貴のやりたいように大体決まる。
そっちの方が、完成度が高いし、みんなの求めてるものだから。でも、今日は若井も参加してるし、僕の発言力の無さに、自分でも呆れてしまう。
あれ、これ、、僕、いる意味ある?
必要、とされてる、、、?
「、ちゃん?」
「涼ちゃん!」
「ふぁッ!?」
「涼ちゃん?大丈夫?」
「あ、うん、どしたの?」
「ん、いや、ここさ。どっちがいいかなぁって」
「あー、、ね。僕はーーーしてーーーーーー、とか?」
「あぁ!なるほど!!」
「涼ちゃん天才じゃん!」
「えへへ、よかった」
(うれしい、若井に褒められた)
突然話題を投げられてびっくりしたけど返せてよかった、、
今回ばかりは、若井にも褒められたし、、
照れてもいいかな、、
「2人に納得してもらえてよかった//」
「ぐ、ッ、、」
「え、ぁ若井?」
「あーあ、笑」
何故若井があそこで呻いたのかは分からないけど、、
とりあえず喜んでもらえたし、ミーティングも丸く収まったから結果オーライ!
帰り
帰り、僕らはマネージャーさんが出してくれる車に乗った。
家に向かう途中、なんというか、恋バナてきな話になって、
「涼ちゃん好きな人いないの?」
「ぼく、はねぇ、、」
運が良いのか悪いのか、僕の座席は後ろ側、加えて若井の隣で、、、元貴は助手席に乗っていた。
き、きまづい、、//
「え、えっと、優しくてカッコイイ系かな、、」
「あーね、たしかに!涼ちゃんが可愛いからなぁ、」
「、、女の子だよね、」
「へ、?」
「ん、あ!なんでもないよ」
「ぇ、う、うん」
「?後ろ大丈夫そ?笑」
「何笑ってんだよ元貴」
「ひえ〜笑」
「あ、あはは、、」
何だったんだろうか、、。
ちょっと反応してくれた若井に期待をしてしまったけど、やはり若井には元貴がお似合いだ、
僕なんかがね、、
「そういや若井のタイプってどんなんなの」
「あー、ムズいね」
「なに、前の彼女と違うの?」
「いやぁ、んー、なんていうんだろ」
「えー、意味深」
「やっぱ優しいは前提でしょ?それからやっぱ笑顔が可愛いとか?」
「うわ、在り来り」
「なんだと?じゃあ、他にはね、色んなことが出来たり一緒にいて楽しかったり、、、」
「無限に出てくんじゃん」
「そりゃあね、好きな人のことだもん」
「え、」
「え、 !若井好きな人いるの?」
「うん、あれ言ってなかったっけ。まぁ、可能性は薄いけど」
「初耳」
「まじ」
若井、、好きな人いるんだ。
まぁ、予想は着いてたよ、
だってかっこいいし優しいし、
なんでも出来るし、ちょっと可愛いし、、
でも、僕は彼のタイプに何一つ当てはまっていない、、、
愛されたい、なんて思った僕が浅はかだった。
僕なら、愛してあげるのに、
「涼ちゃん?どした?」
、、苦しいな、やっぱ、
ちょっと涙が出そうなのは内緒。
やっぱ、馴れ合いとか、僕薄いからなぁ、若井と、、、
「大丈夫だよ、、?それよりすきな人いるなん、て、、びっくりだよ、」
「え、ぁ、ん、、」
そこから車内は少し暗くなって、堅苦しい雰囲気だったけど、暫くして僕の家に着いた。
「じゃあ、ありがとうございました!ばいばい、2人とも」
「ばいばーい」
「ん、ばいばい」
車が見えなくなるまで手を振って、、っていつもならするんだけど、今日はできない。
涙で目が霞んでるから、。
お風呂に入ったり何なりしながら、若井との思い出を振り返って感慨に耽っていた。
(、、初めて喧嘩した時、どんなだっけなぁ)
(そういや、好きになったのって、)
フェーズ1が終わってからの活動休止。その時に行った僕と若井の共同生活。
24時間ずっと一緒に過ごしていたら、これまで触れてこなかったお互いの嫌なところや新しいところが見え始めて、、
初めて若井をかっこいいと、音楽以外でおもった。
もちろんそれまでギターの腕やダンスなど沢山見てきたけれど、家やオフの時にみる新鮮な姿や、新しく元貴から配布されたデモ音源の練習に真剣に励む努力家な所とか。
もちろん、当番制のご飯を忘れたり帳面すぎて、僕と会わないと思ったことも、沢山あった。
けど、やはり彼に恋をしてしまった。
あぁ、やっぱり若井が居ないとだめなんだ、、
改めて実感して、僕は1人涙を零した。
ピロンッ
「、ぁ」
『涼ちゃん?大丈夫?』
若井からだった。心配してくれる人、、だ。優しい、すきだなぁ、、なんて。
「大丈夫、だよ、ッと、」
本当は大丈夫じゃない。
弄ばないで、いつかきっと馬鹿にされる日が来る。
思いを伝えてはいけない、僕はおかしいんだ。
ファンのみんなも、みんなもとぱもとぱって、、
僕は必要じゃない、きっと。
ミセス、に入るべきではなかったのかもしれない。
『そう?いつでも頼ってね。あと、車の中でちょっと冷たくしてごめん、きまづかった笑』
「ッ、は、ははッ泣」
若井らしい文章、、
冗談交じりの謝罪文。もちろん、真剣に謝る時はしないけど、そこも含めて、、
やっぱ、、、
「諦めたくないな、、泣なんて、、ッ」
まだ、この恋の道を歩んでいきたい、
そう思った。
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はい、1話めしゅーりょーね。
多分まだ結構つづく、かなぁ?
分からんけど応援よろぴく
コメント
4件
うわあぁん、1話目で感動だよぉ🥹🥹
この作品も大好きです❤️続き楽しみにしてます✨