とある廃城の地下…
ガシャガシャ
白衣の人間「…〜♪」カツカツカツ
おいしい…美味しいよ
???「ノコサズ…タベル…」グチャグチャ
そこに居たのは、顔は人間の顔にまるで狼のような顔が生えており、体も牙と口のようなものそして顔と同じように狼の顔が生えている。もはやこの世のものとは思えない程の怪物であった
白衣の人間「…素晴らしい…変貌をここまで変えられるとは…私は天才だ。だが…生きた人間の肉を渡せなど、非常識極まりないな、まあそれも家族や恋人、知り合いを食わせれば良いが…そろそろ在庫もなくなってきた」
そういうと、白衣を着ている男は、怪物に近づくと…
白衣の人間「やぁ、化け物気分はどうだい?」
???「サイコウ…キブン…」
白衣の人間「うんうん嬉しいよ、それじゃ…名前をどうしようか、確か実験する前は…誰だったかな?まあ、もう化け物だし、その名は捨てて新たな名をつけよう。そうだなぁめちゃめちゃ食うから」
グラットン
白衣の人間「ある国で大食いの意味を持つ」
グラットン「オレノナマエ…グラットン」
白衣の人間「はい!復唱」
グラットン「グラットン、グラットン、グラットン!」
白衣の人間「いいねぇ…ご褒美に、生きた人間をあげよう!」
グラットン「クイタイ、クワセロ」
白衣の人間「それじゃあ!グラットン君に、リクエストしてもらおう!具体的には何歳、性別、性格、髪型、を言ってくれ」
グラットン「ゴサイからナナサイの、幼女、性格は、臆病者、カミガタはナンデモイイ」
白衣の人間「ふふふ、持ってきてあげるよ、最高級のをね?」
グラットン「…アンタハナンテヨベバイイ?」
白衣の人間「天から与えられし才能、天才だ」
グラットン「ワカッタ…天災ダナ」
白衣の人間「やっぱ博士と呼べ」
グラットン「ハカセ」
博士「ん〜♪それじゃあ大人しくしろ」
とある村の広間
博士「…♪」
女の子「みんなで勇者ごっこしよ!」
男の子「よぉし…僕が勇者役!」
男の子2「僕がいい!」
(騒ぐ音)
博士(…目標発見、)
女の子2「…」
博士「やぁ幼女よ、君は混ざらないのかい?」
女の子2「いぇ…私が混ざっても、皆楽しくないと思うから」
博士「そうかいそうかい…それじゃあ僕と楽しいことしようか」ガシッ
女の子2「…ひっ…!」ビクッ
博士「まぁ…君が混ざらなかったのは好都合なんだけどね」グイッ
女の子2「…やっ!」
博士「眠れ…」
女の子2「…Zzz‥ᐝ」ガクッ
博士「さてとぉ…帰ろうか」パチン
カツカツカツ
博士「〜♪」
ガチャン
グラットン「ハヤイ…マだ数時間タッテナイ」
博士「いやァ偶然近くの村の広間にいてさ、捕獲成功というわけさ」
グラットン「ソウカ…( ˙꒳˙ ;;」
博士「そうだよ、で?どうすんのこの子」
グラットン「…オイテロ、ツギノヤツイヴ」
博士「ほーい、マイフレンド」
グラットン「ツギハ…ツヨイオトコダ」
博士「…それだけ?」
グラットン「アァ…サッサトイケ、コロサレタイカ?」
博士「こわいこわい、さてと行くかあ」パチン
ズズ
ザシュ
剣士(男)「こんなものか、大したことないな」
角が生えた怪物「ギギ…この俺を倒せても、この世の闇が減ることは… ザンッ
剣士(男)「くたばれ…化け物が…そっちはどうだ」
魔道士(男)「こちらも片付けた、無駄に硬いだけのバケモンだな」
僧侶(女)「そうですね、所詮は穢らわしい化け物、我々の正義には勝てません」
ガサッ
剣士「…なんだ」
ゴブリン「…ギギ」
魔道士「ただの雑魚ゴブリンだほっといてもいいだろ」
僧侶「いえ、魔物という穢れは殺してこそ救済されるのです。慈悲を授けましょう」
剣士「…お前の、その…教会の教義(?)みたいなのはどうにかならんのか」
僧侶「教祖様が言ってました。穢らわしい存在は、女神様から加護を与えられた聖者が救済する事が義務だと、」
剣士「そうかよ…まぁ、魔物だし逃がさんが」
ゴブリン「ギ…!?」
僧侶「汚らしい…失禁するとは、あなた達のどちらかが殺してください」
剣士「…教義もクソもないな」ダッ
ゴブリン「ギャ…!!」
剣士「せめて一撃で…」ブンッ
ズズ
剣士「!?…俺の剣が…」
僧侶(…あれは!?教会で伝えられている…)
待ちなさい
博士「いやはや…強き男を求めて来たわいいが…いたのは有象無象…まぁ十分な強さなのでいいが…」
剣士「…貴様何者だ」
博士「私か?私の名は、この世で最も天才な者だ」
魔道士「ふざけてんのか?」
博士「ハハハ、ふざけていないよ」
剣士「それで、どうしてこの世で最も天才な奴が、魔物を殺すのを邪魔する?」
博士「あぁ、それか、まぁゴブリンには個人的な私情を挟んでいてね…それと」
強いかも調べないと
博士「耐えてくれよ?」
剣士「何を言って…」
魔道士「…グボッ」ドサッ
剣士「…!?どうした!」
僧侶「やはりこれは、黒魔術!!」
剣士「黒魔術だと!?人間が覚えるのは不可能じゃないのか!!」
僧侶「いえ!それは昔、危険な魔術だった故に昔の人々がそう教えてきただけであって覚えるのは最も簡単とされる魔術です! 」
博士「…?黒魔術?」
僧侶「あなた死にたいんですか!?黒魔術は強力さ故に己の体が蝕む危険な魔術なんですよ!」
博士「…黒…あぁ忘れてた、長年外界と接触を絶ったから自分の魔術すらも忘れてた」
剣士「こいつ…何百年前の人間だ…」チャキ
僧侶「いえ…人間では無いでしょう。おそらく、黒魔術には不老になるものもあったはず」
博士「おいおい、黒魔術なんて、とうの昔に極めたよ、今はそれより上の魔術さ」
僧侶「上の…まさか、暗黒魔術ですか!」
博士「おーそれそれ、いやぁ久しぶりに聞いたなぁ、魔術なんて…90年ぶりか?研究に没頭しすぎた」
僧侶「暗黒魔術と言えど白魔術には敵わない…あなたを光の正義によって罰します」
博士「…生半可な光で闇を屠れると思うなよ」
剣士「…炎よ、我が敵を斬る刃となれ!」
博士「ほう、炎魔術かそれもかなりの練度…それにしても詠唱だと?」
僧侶「光よ、我が敵を貫く槍となれ!」
博士「…」
炎刃!《フレイムカッター》
光槍!《ライトランス》
炎の刃と光の槍が襲う
博士「…」
ズズ
僧侶「そんな!!…白魔術が闇に飲まれるなんて…」
剣士「意味なしか…!」
博士「最後まで、つまらない時間だった…魔法はこう打つ」バシュン
闇爪《ダーククロー》
剣士「…グッ…!!」ザシュ
僧侶「きゃぁ!!」
博士「…はぁ…で?お前ら…どうしてやろうか」
剣士「…殺せ!!このまま生き恥を晒すぐらいならな!」
僧侶「…」(私だけ攻撃が当たってない?)
博士「まぁ用があるのは、お前だけだからいいよ。眠ってろ…」
剣士「…」ドサッ
博士「さてと…お前は…」
僧侶「ひっ!!待ってください、殺さないで…!」
博士「はぁ…いきなり攻撃してきたからなぁ」
僧侶(いきなり攻撃したのは貴方でしょう!!)
博士「やっぱ死ぬしかないよなぁ」
僧侶「あぁぁ…あの!!私!教会に入っていましたのでそういう事とかしてなかったので、まだ純潔なんです!」
博士「だからなんだ?」
僧侶「ああわ…あなたにその純潔をいえ!処女を差し上げますので!!こ、殺さないで…!!」
博士「処女かぁ…(-ω-;)ウーン」
僧侶(もう一押し!)「はい!もしこれを、街の男が聞いたら飛びつきますよ!!それぐらい教会の聖女の処女は魅力的なんです!!」
博士「聖女…聖女といったか?」
僧侶「は、はい!聖女です」
博士「…!聖女…聖女…何十年ぶりだ」
僧侶「…!?」ビクッ
博士「聖女なのかお前いいなぁ、よしこい聖女よ」ガシッ
僧侶「え?えええ?」
ゴブリン「ギ…」
博士「…?あぁ君、気をつけて帰りたまえ」
ゴブリン「…ギィ!!」
ズズ
ガチャン
博士「よお!我がマイフレンド!!」
グラットン「…キョウハトコトン…ウルサイゾ」
博士「いやぁごめんごめん大収穫だったからさ」
ドサン
剣士「イッタ!」
グラットン「ツヨイオトコ…クゥ」
博士「…あの女の子は?」キョロキョロ
グラットン「ソレガ…ナカヨクナロウトシタラ、カッテニ、カラダノヤツガクッテシマッタンダ」
博士「体…あぁその口か、お味の方は?」
グラットン「オイシカッタ、イママデデイチバンオイシカッタ!」
博士「ハハハハハ、それじゃぁこいつも食っていいぞ」
剣士「…クソッ…寄るな化け物!!」
グラットン「クワセロ」
バクン
剣士「…ぐぉぉぉぉぁぁあああ!!!腕がァァ!!」
博士「よし、好きにしろ」
ズズ
王の間
博士「〜♪」
僧侶「むぐぅぅぅ!!」
博士「玉座に座った気分はどうだ?聖女よ、まぁ喋れないよな外してやる」カチャ
僧侶「神に寵愛されし聖女にこんな真似するとは、いい死に方しませんよ!」
博士「それは困る、俺の研究を受け継ぐ奴がいないとな」
僧侶(話してみて実感しました…この方…いえ、 こいつは研究しか頭にない!)
博士「そろそろ、次の段階に行きたいな…異形だけでなく、更に上の」
僧侶「…新種でも作り出す気ですか?」
博士「そんなものでは無い…君みたいな特殊な奴とか」プスッ
僧侶「イッ…何を…したんですか…」
博士「長年の研究で種族を変えれないか考えてな、何も難しいことじゃない…遺伝子を組み変えればいいと」
僧侶「ま、まさか…私の…体を…」
博士「そう、君の場合は、さらに醜くなってもらおう」
ジュー
僧侶「イダイ…ヤダァ、アヅィ…ァヅィヨォ!!ダズゲデ…ダレガ…!」
博士「お〜苦しむねぇ、そんなに痛い?可哀想に経過観察だ」
数時間後…
???「ヒギィ…イダァイ」
博士「やっとか…意外と遅かったな…さてと聖女よ君の名前は…アグリー、」
アグリー「モドジデ…オネガイシマズ」
博士「ええ?嫌だよ…可愛くなったじゃないかさっきよりも、美しい黒い翼、裂けた口、そして醜いボロボロした体…あぁなんて」
美しいんだろう
博士「私はやはり天才だ」
アグリー「イカレオトコ…ジネ、ジンデシマエ! 」
博士「こわいこわい…それじゃあ生誕記念に、街を壊してこい」
アグリー「ダレガ…ソンナコト…?カラダガ…カッテニ」バサッ
助けて…
博士「…ハハハハハ張り切っていけよ〜さてと今回は…」