テラーノベル
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1週間の休みが終わってしまった。
まぁ、僕もこれ以上休む訳には行かないから
重い体を起こして、支度をする。
マシュマロと一緒に朝食を食べて、
学園に行く。
「晴明、おはよ、」
「佐野くん!おはよう!!」
いつも通りの演技をする。
暗い僕を見せては行けない、 隠し通さなきゃいけない。
たとえバレても、今まで通りに、明るく。
ヘタレなセーラー好きの人間教師。
そう言われていればそれでいい。
それ以外のレッテルなんていらない。
病んでる僕は僕じゃない。
きっと別の誰かなんだ。
「おはようございます!!」
「晴明くん、おはようさん!大丈夫か?」
「大丈夫だよ!凜太郎くん、心配しすぎ笑」
「そ、そう…?」
心配の声が痛い。 心臓に深く刺さる、
氷柱みたいに、先の尖った冷たい物が、
僕を苦しめる。
お願いだから、これ以上僕を苦しめないで、
「安倍せんせ〜!♡」
「モブちゃん?どうしたの?」
「安倍先生に教えて欲しい所があって、いいですか?」
「僕でいいならいいよ!」
「やった!じゃあ、そこの教室でお願いします!」
「空き教室…?うん、わかった! 」
女子生徒に連れられて空き教室に入る。
ガチャッ
「え、なんで鍵閉めて…、?」
ドンッ
振り返った女子生徒に肩を押され、
後ろに倒れる
「いっ、」
「お前さぁ、調子乗んなよ!!!」
なんで僕は怒られてるんだろう、
いつこの女子生徒の逆鱗に触れたんだろう、
「調子って乗ってないよ、?なんで?」
「お前さぁ、自分が愛されてるとでも思ってんだろ、んな事ねぇから!!」
「お前みたいなグズで、ヘタレな人間なんて、佐野くんも神酒先生も誰1人愛してなんてくれねぇよ!!ざまぁ!!w」
「言いたかったのはそれ…??」
「そーだけど?wなに?言い返すの?w」
「……」
あー、面倒臭い、
別に僕だって愛されてるとは思ってない。
そもそも、愛されてるって自覚してたら、
ここまで自分を傷つけることだってない。
自分のスペースが狭くなる。
この世界で、1人だけ、
黒い小さなボロい箱に入れられて、
外からの愚痴とか、嫌味は受け入れるくせに、
外からの心配の声とか、
好意には内側から拒否をする。
愛されたいって言ってるくせに、
自分から受け取ることをしない。
「…何黙ってんだよ、言い返せよ!!」
「つまんねぇなッ!!」
ボコッッッ
頬に強い衝撃が来る。
「やめっ、」
抵抗しても遠慮なく暴力を振るう。
止めなきゃ、だけど、僕が手を出したら…
「モブさんやめてッッ」
「だったら教師やめろ!目障りなんだよ!!」
「っ……!」
「…なんでそこまで教師を続けるんだよ、やめろよ、さっさと…」
ポケットを漁っている、
カチッカチッ
カッターを取り出してきた、
「お前が生きてるから悪いんだ…。」
「だから、佐野くんが振り向いてくれない」
「お前のせいで、お前のせいで…っ、」
「モブさんッ……?」
カッターの刃を向けて、少しずつ近づく
「ねぇ、安倍先生。」
「な、なに……」
「先生はさ、生徒のためならなんだってしてくれるよね、?そうだよね?じゃなきゃ先生じゃないもんね、」
意味がわからない。
僕は…僕はッ……。
「先生ならさ、アタシの為に死んでよッ、」
「やだ、来ないで、」
「しねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ばばい
コメント
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やっぱ神作でした