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fwak
「あ きな~ありがと!迎えきてくれたんやな!」
あの後というもの、持ってきた傘をさし、二人で帰っていた
『いや…別に…ふわっちも、その、ありがとう』
「お礼いわれるようなことしとらんよ」
そういってにゃははと俺に笑いかけてくれる
『…なにがあったん、とか聞かないんだね』
「え?」
『あ、いや、なんでだろーなー?って思ったからさ』
愛想笑いをしながら俺は答える
「あきな…」
それをみたふわっちの顔は、いつもと違って、悲しそうな顔をしていた
「…あきながいやなこと無理して聞きたくないし、それにあきながいってくれるまで待ちたいんよ!」
『俺の…は?』
あの時ふわっちがいったあの言葉、今もはっきり覚えている
それを聞いた瞬間、ふわっちは焦りだしたように、
「はぇ!?ちょ、なんで覚えとん!???」
「あれはな俺の友達のって意味で…!!」
『めっちゃ焦るじゃんwわかってるよw』
『助けるためにいってくれたんやろ?ありがt…』
「違う!!!!!!!!!!」
ふわっちが俺の肩を酷く掴んで言った
『え、?ふわっち?』
「あ…ご、ごめんな?あきな」
「あ、雨も酷くなってきたし、急いで帰ろ、な?」
そういってそそくさと歩きだしてしまった
…違う、ってどういうこと?
聞きたくても聞けなかった、
ただ、ふわっちが歩いていく後ろ姿を、追いかけることしかできなかった
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