「なぁ、グルッペン」
gr「はい?」
「このままでいいのだろうか?」
gr「いきなりどうしたんですか?」
「俺たちは、主人と生き人形なのだぞ!?触れ合いが少なすぎないか!?」
確かに、話すのは食事の時だとかで特に話し合いはしたことがない
「そこでだ!ゲームをしようじゃないか!!」
gr「しかし、掃除は?」
「もうほとんどないだろう?」
gr「そうですね」
出されたのはカードゲーム
絵柄を合わせる簡単なタイプだ
グルッペ様は手慣れたようにパラパラと
カードを分けていく
「なぁ、グルッペン」
「お前は、不安ではないのか?」
gr「何がですか?」
「お披露目だったり、その他色々だ」
gr「特には無いですね」
「俺は不安しかないんだ、お前は凄いよな」
gr「そんな事ないです」
「俺はお前の主人に慣れているのだろうか」
グルッペ様から黒いすすがたちこめる
本当に不安なのだなと
察っする
gr「大丈夫ですよ、あなたはちゃんと、俺の主人です」
「……ありがとう、元気出たゾ!」
立ち込めていた黒いすすが消える
どうやら、安心してくれたようだ
「上がりだゾ!」
gr「あー!ゲーム負けた…」
「話し合いにばっか集中してるからだ」
gr「も、もう一回、もう一回!」
グルッペ様がもう一度カードをパラパラと分ける
「生き人形はどんな奴がいるんだ?」
gr「色んなやつですよ、うるさかったり、変な口癖だったり」
gr「でも、面白い奴でした!」
「そうか、お披露目で、会えるかもしれないな」
あの時に感じた違和感は、まだ言わないでおこう
コメント
2件
最高です!