疾風刑事

FAIL４　疾風！湾岸銃撃戦

お台場のナイトクラブ「MIRAGE」で、突如として起きた大規模な銃撃事件。

人々が逃げ惑う中、スモークとストロボライトに照らされて、弾丸が飛び交う。

現場に現れたのは、疾風刑事・風間と加藤。

銃撃戦の黒幕は、湾岸を拠点に活動する国際麻薬組織「クロウズ」。

中でも冷酷無比なヒットマン、その名も「カラス」は、標的を逃さない殺し屋として恐れられていた。

「ここは戦場だ、風間。遊びじゃねぇ」

加藤が言うや否や、クラブ内に閃光弾。

カラス率いる傭兵たちとの死闘が、光と音の渦の中で始まる。

その裏で動いていたのは、麻薬ルートの中枢に潜入していた女性捜査官・黒川ミカ。

妖艶なダンサーとしてクラブに入り込み、密売証拠を掴んでいた。

しかし、正体がバレたミカは監禁される。

「助けて……じゃない、私もこの任務の一人よ」

爆発寸前の建物を脱出し、ミカが銃を手に取る。

最終局面、レインボーブリッジ上での銃撃戦。

赤く染まった夜空の中、疾風の刑事たちが麻薬組織の幹部を追い詰める。

弾丸が切れるその瞬間、風間の叫びが夜を裂いた。

「これが、正義だァッ！！」

湾岸の闇に、また一つ、風が通り抜ける。