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どーも、みなさんこんにちは?現在は何時なんでしょうか?
唐突に書きたくなったから書きます。なんかよく分からん意味分からんやつです。分かった人いたらすごい()
⚠️注意事項
iris様の水さんと紫(白)さん出てきます。本編では名前でます。感動系のつもりで書いたけど、違うかも(((
出てくるのは、主にこの2人(気分で他のメンバーも出ます。)
早言初(はやこと はつ)「初兎」
水町帆都(みずまち ほと)「ほとけ-hotoke」
「・・・・・・。」
ぼーっ、と綺麗に染まった空を見上げる。何色とも言い表せない。
「空色って、便利な言葉なんやな・・・。」
特に何を考えるわけでもなく、佇んでいると軽快な足音が聴こえてくる。
来たか。驚くこともなく、自然とそう思う。
帆都「あー!初兎ちゃんいたー!」
「なんやねんwいむくんうるさいわw」
帆都「探したんだからね〜?」
「何?なんか用あったん?」
帆都「いや・・・特に・・・・・・。」
「・・・ww」
帆都「何!なんで笑うの!?」
「いや、あん時と真逆やなー思って」
帆都「え、何時のとき?」
「中2んとき」
帆都「あ!あ〜!あのときね!」
「そうそ___」
「またかいな・・・。」
海斗「なぁ、初兎!ほとけおる?っておったーーー!!!」
海斗「おい!ほとけ!お前課題中に逃げるな!サボるな!」
帆都「も〜、いふくんうるさいー」
海斗「学校では先生って呼べ!・・・・・・」
ニヤリと悪役の笑みを浮かべるまろ。
海斗「ふ〜ん、じゃあほとけは居残りになってもええんやな?w」
帆都「えぇぇ!?それは話が違う!」
海斗「え?俺ちゃんと言ったもんな?俺はもう知らんから」
帆都「はぁぁぁ?って、ほんとに行っちゃったし!」
帆都「ごめん!初兎ちゃん!ちょっと行ってくる!」
「はいはい・・・行ってらっしゃ__」
初「ほんま、騒がしいな・・・・・・。」
なんとなく、頭に思い描いていたのは中学校2年生の時。まだまだ、子供で・・・。
初「って、今もまだまだ子供やな・・・・・・。」
それでも、今よりももっともっと未熟で、親や教師に言われる「将来について」に頭を抱えて、毎日悩んどった。一年生の頃は何も言わない・・・。
わけではなかったけど、せいぜい「中学生なんだから」程度だった。でも、中2になった瞬間「3年生でどうするかを決める大切な時期です。たくさんのことを経験しましょう」って。
急に言われても一ヶ月もない春休みのうちに大人になれるわけでもない。周りは、たくさんのことを考えている中、ひとりだけ取り残されたみたいだった。
初「はぁ・・・・。」
何も言わずに空を見上げる。14歳の心を全部吸い取っていくみたいに。今日授業でやったなー・・・。誰だっけ?えー、となんとか啄木・・・。
あ、そうや!石川啄木や。
不来方の、・・・?えー。お城の草に寝ころびて?空に吸はれし、十五の心、か。今はお城の草には寝転べないけど・・・。
上手いこと言ったもんよな()。
変えるなら・・・。
初「学校の、一番上に、佇んで、空に吸はれし、十四の心」
初「じゅうよって読んだら、ピッタリやな・・・w」
くだらないことで苦笑する。こんなくだらない才能があったところで、今の問題は解決しない。
初「はぁ・・・・これから、どうすんのやろ・・・。」
高校に行くまでは分かる。なんとなく想像がつく。でも、でも、高校から先。つまり大学や社会人になった自分がどうしても想像できなかった。
あのいむくんでさえ、決めとるんに。←
理系か、文系か。そんなことも分からない。
初「やっぱ・・・ボロボロやな・・・・。」
家族に相談するのも気が引ける。
なんとなく。
それを引きずり続けていた。
空を見上げていると、さっきの短歌みたいに本当に心が吸い込まれる感覚に陥る。何も考えたくなくなって・・・心だけじゃなくて体まで吸い込まれそうなくらい。そんな気持ちを知って知らずか体は無意識に一歩踏み出していた。
今なら、空へ飛べる。そんな言葉がある。
でも、違う。
俺は永遠に次に踏み出せない。
飛び込めない。
飛び込む先のどこまでもまだ、まだ高い壁。
それにどこまでもただ、ただ怖がっているだけ。
不意に大きい音が鼓膜を揺らす。
あぁ・・・。
こんな開け方をする友人を俺は1人しか知らない。いや、正確には5人かも・・・w。
やっぱり。
振り返らなくても分かる。
いむくんや。
帆都「何してるの・・・?」
そう言いながら近づいてくるいむくん。急にガシッと腕を捕まえられたかと思ったら、内側にぐいっと引っ張られた。
「ちょ、いむくん!急に引っ張らんといてや___」
その瞬間、なぜか言葉が出てこなかった。目の前の彼が何時にない真面目な表情をしていたからだろうか。
「え、いむくん・・・?」
帆都「初兎さん・・・、何してたの?」
さっきとは打って変わって、いつも通りの表情。
「いや、普通に外ぼーっと見とっただけやけど・・・。」
帆都「そっか〜!っていうか、危ないよ?初兎さん!距離に気をつけてぼーっとしてよね!」
「・・・・うん。」
そうか。なぜ、いむくんが腕を引っ張ったのか。それはきっと俺がフェンスのギリギリの位置にいたからなんだろう。
帆都「なんか・・・考え事?」
「いや・・・特に・・・・・・。」
帆都「嘘でしょ?」
誤魔化しは効かず一発で看破される。
「え、・・・その、・・・・。」
帆都「大丈夫だよ、!」
「なんで・・・分かって・・・・・・。」
それ以上は声にならなかった。
帆都「ん〜・・・カン?w」
「そんな・・・・・・」
すぐに看破できるほどわかりやすかっただろうか。嘘つくのがこれほど苦手だったとは・・・。
特にいむくんにもバレるなんて。←
帆都「大丈夫だよ、!しょーさん、!」
「何も聞いとらんやん・・・。」
帆都「んー、でも、大丈夫だよ!」
いむくんの染み込むような声。全ての迷いを吹き飛ばすような・・・。
「いや・・やから俺は・・・・」
「別に嘘ついとらんで?w」そう言うために用意した先の言葉は出てこなかった。
帆都「初兎ちゃんはさ、次のステージに進めない?」
「へ、・・・なんで・・・それを・・・・・・?」
帆都「最近、ずーっとぼーっ、とすること増えてたからさ」
帆都「初兎ちゃん真面目だし、先生に言われたこと気にしてるかなーって、w」
「そう・・・やな・・・・・。別に真面目ではないけど・・・・。」
帆都「え〜〜?僕から見たら初兎ちゃんはめちゃくちゃ真面目なんですけどぉ?」
「なんやねん、wそれ・・・w。」
帆都「あ!初兎ちゃん笑った!やっぱ、笑ってる方がいいね!」
「そんな俺・・・・」
笑ってなかったんか・・・、最近。
帆都「それで、何考えてんの?」
明るいトーンで話題を振ってくるいむくん。
「っ・・・・・・」
帆都「大丈夫だよ、何も言わない・・・ことはないけど、絶対に傷つけないから!」
「・・・・・ほんま・・に、?」
帆都「うん!心配ならさ、ほら!」
小指を差し出してくる。俺はその指に自分の指を絡めた。
帆都「ゆびきりげんまん!嘘ついたらハリセンボンのーます!」
「針千本やなくて、ハリセンボンなんや・・・w」
帆都「き、気にしちゃダメなんだよ!そういうのは!」
「はいはい・・・w」
それでも、いむくんのおかげで話すことへのハードルが少しだけ下がった気がした。
「なぁ、いむくん。聴いてくれる?」
帆都「うん・・・!」
「俺さ・・・」
俺は話し始めた。 この前の教育相談のとき、将来についてプリントに書けなくって、先生と話すときに色々言われたこと。
先生「なぁ、初。なんで、ここ。空欄なんだ?」
「それは・・・・。」
先生「ふざけて書いていいもんでもないが、白紙で出していいもんでもないんだぞ?」
「はい・・・。」
先生「初は将来についてどう思ってるんだ?」
「・・・・・・・・・」
何答えてええんか分からんかった。そんなことしてる間にチャイムが鳴った。
先生「しっかり考えておくんだぞ?周りに置いてかれて、ひとりになるからな?」
最後にそう添えて、教育相談は終わりを告げた。
「それで、考えたん。考えたけど、考えれば考えるほどよう分からんくなって・・・。」
「今やろうしとる活動はやりたいけど、親に心配かけてまう。でも、安定した職業に就いたり、大学に行く自分が想像できひんのや」
いむくんは、俺の順序ぐちゃぐちゃな話を黙って聴いてくれた。
帆都「ねぇ、あの先生そんなこと言ったの?」
「うん・・・。」
帆都「は!?何それ!書かない理由もちゃんと聴かずに勝手だね!」
「・・・なんで、いむくんが怒って・・・・」
帆都「だって、そんな理不尽なことで初兎ちゃんが傷ついてほしくないから!」
「・・・そっか。ありがとな・・・いむくん」
帆都「それでさ、僕、好きな言葉があるんだ!」
「え?・・・・?」
帆都「僕の好きな言葉!先の未来で後悔するかじゃなくて、今勇気を出して飛び立てるか」
帆都「飛び立てば、正解!どんな結果になっても正解なの!」
「どんな結果でも・・・」
せい・・・かい・・・・・・。
帆都「高校生活もさ、憧れだけじゃなくて乗り越えて」
帆都「どんどん進んでいくんだよ!」
帆都「今何があっても、進んでいくの!なんで、生まれてきて苦しまなきゃいけないかじゃなくて、今は足掻いて見せて。一歩踏み出して」
帆都「あの日、ないちゃんが語ってくれた。僕ら6人が夢見た夢が僕を走らせてくれる」
帆都「最高の上昇気流だよ!」
満面の笑みを浮かべるいむくん。
「今悩むんじゃなくて、飛び立ってから、考える・・・・・・」
帆都「そう!後悔を怖がってちゃ始まらないからね!」
「でも・・・でも・・・・俺なんかに飛び立つことなんてできるんかな・・・・・・」
帆都「大丈夫だよ!僕もできたから!」
「え・・・」
帆都「僕のことを引っ張り上げてくれた人がいたの!だから、今僕はこうやってとんでいられるんだよ!」
帆都「挑戦する前から、怖気付いてたらダメでしょ?」
「ふっw・・・・」
帆都「え、何!?今、初兎ちゃん鼻で笑ったよね・・・!?」
「いや、流石いむくんやな・・・ってw」
帆都「なぁんだw良い方の意味ね!」
「まあ、そうやなw」
心がふっ、と軽くなった気がした。いむくんと話す前みたいに、心が空に吸い込まれていくみたい。今は体も全部全部が軽い。今なら飛べそうな気がした。
でも、やっぱ俺は俺やな・・・。
飛ぶ代わりに出たのは 一粒の滴だった。
「ぁ、・・・なんっ・で・・・」
自覚するともっともっと止まらなくなってくるものが涙であることに気づいていた。
慌てて目元を乱暴に拭う。今はひとりじゃない。目の前にはいむくんがいるから。
帆都「・・・・・・。」
急に暖かい感覚に全身が包まれる。
「、・・・・?」
数秒後、やっと状況を理解できた。 いむくんが、俺をぎゅっと抱きしめていた。
「え、ちょ、いむくん?」
帆都「ん、?」
「いや・・・なんで・・急に・・・。」
帆都「んー、初兎ちゃんが不安で、寂しそうで、儚く見えたから」
「いやいや・・・答えなっとらんやろ・・・。」
「へ・・・?」
帆都「初兎さんは色々自分の中に溜め込みすぎなんだよ?」
帆都「ただでさえ、そうなのに泣くことまで縛っちゃったら、爆発しちゃうよ?」
帆都「初兎さん真面目だからさ、今言ったこと以外にも色々あるんだろうね、?」
溢れかえるじゃなくて、爆発なんや・・・。え、俺爆発すんの?←
そんなことを考える。
背中をぽんぽんっ、してくるいむくん。ただ、今はその優しさと暖かさが身に沁みた。
帆都「ね、初兎ちゃん、今は僕と初兎ちゃん以外誰もいないから」
「っ・・・・・・。」
そんなん言われたら涙が、止まらんくなるやんか・・・。
「っ・・・う、・・・ぁ・・・・・。」
嗚咽が漏れる。涙の跡が何本もできて・・・。
何よりも、言われたかった言葉。
どれだけ頑張っても周りに追いつけなくて。
家族も「いつかできる」しか言ってくれなかった。
未来の成果よりも、今の自分を褒めて欲しい。そんな傲慢な願い。
帆都「ごめ〜ん、初兎ちゃん!時間かかった〜!」
「も〜w遅いで〜?w」
以上です。
本編1、でした。
如何でしたか?
曲パロのクイズ形式にしようと思ったけど、クイズにできんかった・・・・・・。
お分かりの方しかいないかと(は?)
なんか、すごく、うん。w。
テス勉のせいでおかしくなったかも知れないです・・・・・・?
サムネデザインしてきます・・・。
それじゃあ、おつしぃ〜