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ー東京都立風上鳳条学園高等部ー
暁達は翠恋と別れ過ごし時刻は正午を回り、それぞれ休憩時間を楽しんでいた
そんな平和を脅かす影が迫っているとも知らずに・・・
放送:「午後も気を緩めず過ごしましょう」
暁:「いやぁ時間が過ぎるの早いや」
黒月:「そりゃお前、授業全部寝てたかr」
ドッカーーーーーーン!!
突如鼓膜が破れそうな程の轟音が聞こえてくる
何故?何が起こった?と考える間もなく双子を除いた他生徒は逃げ惑っていた
黒月:「おい!何ボーッとしてんだ!」
暁:「ッごめん早く逃げよう」
女子生徒:「きゃあーーー!!」
逃げ遅れたのか一人の女子生徒の悲鳴が響く
暁:「この声って・・・」
黒月:「誰か逃げ遅れたのか!?」
どうする?今助けに行けばまだ間に合うかもしれない、だけど自分が行って何が出来る?助けられたとして私は?どうなるの?
そう自問自答してその場に立ちすくむ
黒月:「行って助けられると、思うか?」
そう動揺した様子で言う黒月の体と声は震えていた
その黒月を見た暁は少し間を置いて
暁:「・・・・・・助けよう」
黒月:「!」
暁:「助けられたとして私は無事じゃないかもしれない、だけどやっぱり見殺し にするなんて、私には・・・出来ない!!」
そう強く言い放った暁は声のした方へ走り出した
だが黒月はその暁と同じくして走り出す
本人だって怖い筈なのだ、なのに着いてきてくれているそれだけで、なんでも出来る気がしていた
化け物:「あ”あ”あ”ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!」
女子生徒:「ヒッい、いや、やめて来ないで!!」
黒月:「やめろよ、女子相手だろうが」
そう言い放ち黒月は逃げ遅れた女子生徒を助け出し離れる
暁:「その人から離れろー!」
勢いに身を任せ化け物に蹴りを入れると化け物の狙いは暁へと向けられる
暁:「今の内にさっさと連れて行って!」
黒月:「スマン!任せる!」
そして安心からか気を失った女子生徒を抱え、黒月は他生徒が避難している、体育館へと走り現状を全校生徒及び教師陣へ概ねを伝える
翠恋:「黒!暁は?一緒じゃないの?」
黒月:「暁は化け物の足止めを、してくれてる・・・」
先生:「一人でか!?無謀にも程があるぞ!」
黒月:「アイツが足止めしてる間に全校生徒を自宅待機させろ」
先生:「それはそうだが・・・」
翠恋:「あの子なりの考えがあるんでしょう」
そう言われ黒月は体育館を飛び出し化け物の元へ再度向かう
その頃・・・
暁:「やばいなぁ出血が酷い、このまま持ちこたえるのは・・・」
化け物:「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」
化け物が奇声をあげ暁へ襲いかかるのを遮る様に黒月が攻撃したのだ
黒月:「何やってんだァァァァ!!」
暁:「・・・く、ろ?」
ーTo Be Continuedー