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羽海汐遠
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重田💋(omoda)
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小学生の時に初恋した女の子は幼稚園から一緒の子だった。彼女と話し、彼女が会話の中で笑うと僕の心はそれだけで満たされた__。
第3章 水宮琉夏の初恋
ある日を境に彼女は学校に来ることが少なくなり、来た時は今まで見たことないほど悲しみにくれた表情をして彼女の大親友である湊茜の席を見つめていた。僕もその現場を見た。あの初夏の日の光景だけが、今も残っている。
彼女に僕はずっと恋をしていてそれだけで中学高校も同じところに通った。彼女とはよく話すし、彼女の親友とも話すことが多かった。
僕はずっと彼女に告白できなかった。もし、今のずっと同じ学校に通っていてよく話す友人という関係性が壊れたら嫌だったから。
でも今年は勇気をだして、彼女に夏休み前、告白するつもりだった。
でも予想できなかったのだ。彼女の大親友である湊茜が交通事故で亡くなるなど__
「凛々夏、」
「ん?あ、琉夏」
「どうしたの?」
「今日教科書忘れっちゃって貸してくれない?」
「またー?いいけど、落書きしないでよね笑」
「しないって笑」
毎日他愛ない会話をして過ごしていた。
だけどあの日を境に凛々夏の様子は変わり果て彼女が笑わなくなったことに胸が傷んだ。
彼女に笑って欲しい。僕と話すことで彼女の気持ちが楽になれば、そう思い彼女に話しかけた。
「凛々夏、」
「……ん、?」
「今日放課後時間ある?」
「…うん、あるよ」
「良ければ僕と話さない?」
「…」
「うん、駅前のカフェはどう?」
「いいね、じゃあまた連絡するね」
それから午後の授業が終わり、彼女と駅前のカフェに向かった。
窓際の二人席に座り、各々注文をして待つ間、彼女に言った。
「…湊茜が亡くなって悲しい?」
「…っ!そりゃそうだよ!汐那は何にも悪くない!元はと言えば信号無視した車が悪い…。」
「でもね、私汐那が横断歩道を渡り始めた時、叫んだの、汐那の名前を」
「でも汐那の耳には私の声は届いてなくてそのまま引かれてしまった…。」
「私がもう少し大きな声で危ないって言えてれば、、グスッ」
「、ありがとう…グスッ」
彼女にハンカチを差し出した。
そして僕は言った。
「でもそれは凛々夏のせいじゃないよ。」
「たしかに湊茜には凛々夏の声は聞こえていなかった。でも元はと言えば、信号無視した車が悪い。湊茜にも凛々夏にも何の非もなかったんだよ、」
彼女はしばらく黙っていたが僕がその言葉を言ったあともっと泣き出してしまった。僕がオロオロしていると凛々夏が
「ありがとう」
と言った。その言葉と共に彼女の表情は僕が”恋”という感情を自覚した時と同じ笑顔を僕に向けてくれた。
その笑顔にドキッとしたが僕はその言葉に答えるように笑顔で言った。
「どういたしまして」
僕の気持ちは凛々夏が湊茜の交通事故から立ち直り、また人生を歩き出せた時に言おう。それまでは今まで通りこの気持ちは隠しておくんだ。
___凛々夏に恋をした時、当時僕と凛々夏は
小学五年生だった。その年の7月、暑い中、全校生徒か運動場で遊んでいる時、1年生が転んで膝から血が出ていた。それを見た凛々夏はすぐにその子を保健室に連れていった。僕は気づいていたけど、動けなかった。でも凛々夏はすぐに話しかけて、すぐに保健室に連れていき、養護教諭の先生に傷を見せた。僕は彼女が困っている人や怪我をした人を助けられるところに憧れを抱きその気持ちと同時に”恋”という感情を見つけた。初めての気持ちで、この恋という感情を正確に気づいたのは夏休み中の出来事だった。ふと外を出歩いていると彼女がいた。彼女は道が分からず困っていたおばあさんに丁寧に道を教え、笑顔で話していた。最初は困って不安そうな顔をしていたおばあさんも彼女の笑顔を見れば自然と笑顔でそれまで少し暗かった声も明るくなっていた。
やっぱり彼女は僕の憧れの人で、とっても好きになった人だった。
コメント
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うわあああ第4話…!😭💕 琉夏くんの視点で凛々夏ちゃんへの想いがじんわり伝わってきてもう胸がいっぱいになったよ…!小学生で気づいた初恋がこんなに長く続いて、しかも彼女の辛いときにそばにいたいって思えるの、純粋すぎて泣ける…。カフェのシーンで「凛々夏のせいじゃないよ」って言うところ、優しさが滲み出ててめちゃくちゃキュンとした!告白は彼女が立ち直ってからって決めてるのも、琉夏くんの誠実さが伝わってきて応援したくなる…!続きすごく気になるよ〜🌸