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#からつけあっきぃ まぜ太 ぷりっつ ちぐさくん あっと けちゃ
#アンプタック
なぐ@れいぱれ0期生
りゅな
『蒼き空のセルフィア ―僕らの帰る場所―』
第10話
「閉じる方法」
天空の丘 朝。
空の亀裂は、前よりも大きくなっていた。
黒い線は空を横切り、
まるで世界そのものに傷が入っているみたいだった。
ちぐさ「……ひどくなってる。」
けちゃ「昨日の戦闘で進行が早まったのかも。」
あっと「違う。」
二人が振り向く。
あっと「最初から進んでた。」
静かな声。
でも、その表情はいつもより険しい。
ちぐさ「閉じる方法、本当にないの?」
けちゃが少し黙る。
けちゃ「……あるかも。」
ちぐさ「え?」
けちゃ「でも、まだ確定じゃない。」
ちぐさ「教えて。」
風が吹く。
けちゃ「亀裂は、“音”に反応してる。」
ちぐさ「音……?」
けちゃ「セルフィア語。」
あっと「空間接続言語。」
けちゃ「本来は、丘と地上を安全に繋ぐための言葉。」
ちぐさ「じゃあ、なんで亀裂が……」
けちゃ「誰かが、不完全に再現したから。」
静寂。
ちぐさ「……まぜたん。」
あっと「責めるな。」
けちゃ「うん。普通なら再現なんてできない。」
ちぐさ「でも、まぜたんはできちゃった。」
あっと「才能だな。」
日本 学校。
あっきい「でさ!俺マジで吹っ飛ばされた!」
ぷりっつ「情けなさすぎやろ!」
あっきい「うるせぇ!」
笑い声。
だけど少し前までとは違う。
全員が、空を気にしている。
まぜた「……。」
窓の外を見る。
亀裂は普通の人には見えていない。
でも六人には見える。
まぜた「広がってる。」
ちぐさ「うん。」
あっきい「うわぁ!びっくりした…おはよ〜」
けちゃ「おはよ」
ぷりっつ「閉じれへんの?」
ちぐさとけちゃが顔を見合わせる。
あっと「方法はある。」
あっきい「マジ!?」
けちゃ「でも簡単じゃない。」
まぜた「条件は。」
けちゃが静かに話し始める。
けちゃ「“完全な共鳴”。」
ぷりっつ「なんやそれ。」
けちゃ「セルフィア語は、ただ発音するだけじゃダメなんだ。」
ちぐさ「気持ち、記憶、声。」
あっと「全部が一致して、初めて完成する。」
まぜた「……歌みたいだな。」
けちゃ「近いよ。」
あっきい「じゃあ、その共鳴ってやつやればいいじゃん!」
けちゃ「できればね。」
空気が少し重くなる。
ぷりっつ「なんか問題あるん?」
あっと「成功率が低い。」
ちぐさ「失敗すると。」
けちゃ「亀裂が一気に開く。」
………
あっきい「え。」
まぜた「……危険すぎる。」
ぷりっつ「一発勝負ってことか。」
昼休み 屋上。
風が強い。
あっきい「ねぇ。」
ちぐさ「ん?」
あっきい「ちぐちゃんたちってさ。」
あっきい「ずっとこれ守ってたの?」
ちぐさ「うん。」
あっきい「三人だけで?」
けちゃ「昔はもっといたよ。」
ぷりっつ「昔?」
けちゃ「でも減った。」
あっと「……やめとけ。」
けちゃ「ごめん。」
まぜたが目を細める。
まぜた「何があった。」
ちぐさ「……。」
ちぐさは空を見る。
ちぐさ「“崩落の日”があったの。」
風が止まる。
ちぐさ「昔、丘が壊れかけた。」
あっきい「……。」
ちぐさ「その時から、丘は隠された。」
ぷりっつ「教科書の“消えた集落”って。」
けちゃ「本当は消えてない。」
あっと「隠れただけだ。」
その瞬間。
バキッ
全員が空を見る。
亀裂が大きく広がる。
まぜた「……来る。」
黒い影が、空からゆっくり降りてくる。
でも。
今までと違った。
あっきい「でか……」
ぷりっつ「嘘やろ。」
影が、笑った。
影獣「……見ツケタ。」
ちぐさ「しゃべった……!?」
けちゃ「上位種……!」
あっと「全員、下がれ!!」
巨大な黒い影が、地上へ降り立つ。
その瞬間、
空の亀裂がさらに広がった。
第10話 終わり
次回「見つけられた空」
コメント
1件
おお、第10話読み終えたよ!「崩落の日」の話が出てきて、一気に世界の重みが増した感じがしたな。特にちぐさが語る過去と、影獣が「しゃべった」瞬間の衝撃はガチで鳥肌立った。「完全な共鳴」ってキーワードも気になるし、次回のタイトル「見つけられた空」がもう怖い…。みんながどう立ち向かうのか、すごく楽しみにしてる!