この作品はいかがでしたか?
349
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こんにちは、みじんこです。
やばいです。
最近めちゃくちゃかりんとうにはまっています。
ちなみに白かりんとうです。
皆様がよく見る黒茶色いやつは黒かりんとうと言います。
違いがわからないって方は、ぜひ、ググってください。
で、そのことをリア友にお話ししましたところ。
「渋っ」となぜだか笑われました。悲しい。
いやまぁ確かにちょっと年寄りくさいとは思いますよ?
けどこれがもう本当においしいんです。
固めの触感に、砂糖の甘さと白ゴマの香ばしさがふわーっと口の中で香って。
あぁ、思い出したらまた食べたくなってきました…。
書き終わったら買いに行こ…。
ということで、早くかりんとうを口いっぱい詰め込むために、超速で書き上げます。
待ってろ、かりんとう。
今回はあんまり関りがない二人ですが、キング×ルフィのキンル(?)
を書いていきます。
キングが少しクズかもしれません。
あ、もちろん内容捏造のキャラ崩壊注意です。
結構気分悪くなる感じとなってるので、メンヘラとかヤンデレとかレイプとか
そういうのが苦手な方は控えることをお勧めします。
耐性がある方のみ、ご覧ください。
「…キング」
「え?」
「お前は今日から、キングと名乗れ」
「…はい」
俺はその日初めて、心から慕うことのできる人に出会った。
「俺はお前をぶっ倒す!」
「面白い…、かかって来い!麦わらァ!!」
いつになく楽しそうに、カイドウさんが好戦的な笑みを浮かべる。
彼の目の前には、彼よりも2、3まわりほど小さな、
麦わら帽子を被った男が立っていた。
麦わらのルフィ。
彼が最近よく口にする男。
びりびりっ。
強い覇気をまとい、カイドウさんをにらみつける。
その視線を受けまた彼は、獰猛な笑みを深くする。
ちりっ。
心の中の黒い炎が、小さくくすぶる。
「…カイドウさん…」
炎を収めずそのままに、二人の様子を眺める。
いつからだろうか。
気が付いたときには俺は、彼へと尊敬以外の特別な感情を抱いていた。
世間から見たら悪者の彼も、俺にとっては大切な恩人で。
誰よりも大切な人だった。
俺に居場所を、名を、生きる意味を与えてくれた彼。
その彼が今、ある一人の男に興味を寄せている。
ちりちりっ。
また炎が揺らぐ。
「…」
やめてくれ。
そんな楽しそうな、期待するような表情を浮かべないでくれ。
その顔でアイツを見ないでくれ。
俺はアンタを、アンタのことだけを見ているのに。
なんで、そんな奴なんかに。
炎はどんどん燃え広がる。
心から頭へ、全身へ。
そして俺のすべてを燃やし尽くす。
不意に、ぶつりと、体の中の何かが燃え切れる。
アイツが、アイツがいるから。
そのせいでカイドウさんは、俺を見てくれなくなった。
話をするにも何をするにも、麦わら麦わら麦わら。
どこへでもついてくる。
うっとおしい。
「…ちっ」
彼はただ、孤高の王でいるだけでいいのだ。
誰よりも気高く、何よりも強い、絶対的な王。
そして俺は、そんな彼に仕える従順な下僕。
何もかもを壊してしまう彼を、許し、諫め、そして支える。
その役割は、俺だけでいい。
だから。
ぽっと出の一般庶民が、なり替わるなど許されない。
許してはいけない。
「壊す」
壊す壊す壊す壊す。
彼がもう、二度と興味を示さないように。
彼がもう、二度とその名を口にしたくなくなるように。
アイツを、徹底的に壊す。
あぁ、カイドウさん。
その力強く頼もしい瞳でまた、俺を見てください。
名前を呼んでください。
俺はもう、アンタなしでは生きられないんだ。
「あ゛ぁッッ…!」
「…汚い声だな…」
痛そうに声を上げる麦わら。
その様子を見て、かすかな優越感を抱く。
だがそれも、瞬時に掻き消える。
残ったのは、強い憎悪。
お前が、あの人を取ろうとするから。
お前が、俺とあの人の聖域を汚そうとするから。
ばちゅんっ。
再び彼の中に乱暴にモノを突き立てる。
それと同時に響く喘ぎ声。
だがそれは、どこにも、誰にも届かない。
それもそうだろう。
ここは俺しか知らない場所。
こいつの仲間も、あまつさえカイドウさんでも分からないだろう。
分かってしまっては、意味がない。
つーっ。
するとどこか切れたのか、穴付近の皮膚から血が流れる。
だからといって、優しくしてやるつもりはない。
特に何を思うでもなく、無造作に腰を動かし続ける。
「いたッ゛、やだぁ゛ッ、やめ、ろ゛ッッ゛…!」
顔を涙に濡らしながら、必死に抵抗する。
だが逃げることはかなわない。
なぜなら手足には、手錠があるから。
ちゃんと海楼石のものを用意してよかった。
きっと普通のものだったら今頃、とっくに逃げられていたのだろう。
それでは意味がない。
あの場から強引に連れ去った意味が。
楽しそうに笑う彼の目の前。
こいつをさらうために飛んで行ったとき、彼はその瞳を少し驚いたようにこちらに向けた。
ぞくり。
背筋を快感とも少し違う何かが走る。
思い出すだけで、胸がいっぱいになる。
こいつではなく、俺を。
その事実が、ひどく俺を喜ばせる。
「…麦わら…」
「俺はお前がひどく憎い」
「俺のほうがあの人と一緒にいた時間が長い」
「その間あの人の役に立てていた自覚もあるし、だからこそ隣に立つことを許されていることもわかっている」
「は、なせぇッ゛、あ、んんぅ゛ッ…!」
「それなのにあの人は最近、お前のことを優先する」
「ただの有象無象のお前を」
「んあ゛ッ、は、あ、ん゛ッ゛ッ…!」
「なぁ、教えてくれ」
「お前の何が、あの人をそんなにも惹きつけるんだ?」
「お前の何が、そんなにも…」
「…なぁ、教えてくれ…」
「なんでなんでなんでなんで!」
「なぁ!教えてくれ!」
「う゛ッ、ぐぁ゛あッ、ん、ふッ゛…!」
返ってくるはずがない、無意味な質問を繰り返す。
麦わらはもう抵抗するのにも疲れたのか、されるがままになっている。
ただ快楽に身をよじり、ひたすら喘ぐのみ。
その姿に、ひどく吐き気がする。
こんなに汚れた存在が、カイドウさんの近くにいていいはずがない。
カイドウさんは、自分よりも先に手を付けられた存在をひどく嫌う。
だからこそ、この手段を選んだ。
嫌われろ。
失望されろ。
興味を失われろ。
彼から、彼のすべてから消え去られるほどに。
どろり。
モノを抜くと、自分の出した精液があふれてきた。
こいつに対して欲情したわけではない。
ただ、興奮したのだ。
彼が、戻ってくることを想像したら。
彼がまた、名前を呼ぶのを想像したら。
それだけで俺は…。
見下ろす先には、体中ボロボロになった麦わら。
どうやら気を失っているようで、呼吸を浅く繰り返している。
ひどくみじめでみすぼらしい。
俺が、望んだ姿。
これできっと、彼も目が覚めるだろう。
理解するはずだろう。
こいつはアンタを喜ばせるような存在ではなく、
逆にアンタを汚そうとする存在だということを。
お帰りなさい、カイドウさん。
俺は、俺だけは。
アンタの期待を裏切らない。
なぜなら俺は、アンタの従順な下僕だから。
永遠の忠誠をあなたに。
やばい、とんでもない問題作を作ってしまった気分です。
でもこういうどろどろとした愛憎話大好きなんですよねぇ。
あ、ちゃんと内容について説明したがいいですかね。
えっと、めちゃくちゃ長くなると思いますが、大丈夫でしょうか?
でも…、ちゃんと言っといたがいいですよね…、うん。
よし、がんばって説明します。
分かってるよ!理解してるよ!って方はスクロールしていただいて大丈夫です。
それでは、行きます。
キングは冒頭の通りカイドウに特別な感情(恋心ではないかな、尊敬?崇拝?そんな感じです)を抱いていて、それを大切にしていました。
この感情が文中にある「聖域」です。
けど、ルフィがカイドウ討伐を目標としたせいで、カイドウが興味を持ってしまった。
それがキングの情緒を崩します。
次第に思いが歪んでいってしまって、最終的には全く別の感情、
ルフィを壊す、というものに変わってしまったのです。
カイドウはお手付きが嫌い(これは主が勝手につけた設定です)なので、それを利用する計画を立てます。
先に自分がルフィの処女を奪い、彼が嫌悪を抱くようにする、という計画です。
無事(?)計画は成功。
ルフィに対して心に深い傷をつけます。
そして、そのぼろぼろの状態のルフィを見て、カイドウが失望することを確信します。
これで戻ってくる。
大事な恩人が。
その安堵からの最後の「お帰りなさい」なのです。
すみません、まじで語彙力ないですね…。
分かりにくかったと思いますが、なにとぞくみ取っていただきたい。
いや、難しいんだこれ、説明すんの。
なんだろ、頭ではかんっぺきに説明できんのに、文字に起こすとなると無理になる現象。
気持ち悪い感覚です。
助けて、誰か語彙力をお恵み下さい。
というか、これ、完全にキングさんの勘違いなんですよね。
カイドウは別にルフィのことを好きになったとかどうこうとかじゃなくて、
単純に好敵手に会えて嬉しい、って感じなんですよ。
だからなんか余計、ルフィ君がかわいそうだなぁ、と感じます。
書いてんの私だけど。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
またお会いしましょう!
ばいばい👋
コメント
2件
私もどろっとしたの大好きです! 今回の作品で何かに目覚めたきが…