どうも作者でーす。センシティブ規制ついてますが全然性的表現ないので気にしないでくださーい。
現在地は館の屋根の近くにある窓にいる。お久しぶりの仕事っていうこともあってワクワクが止まらない。
「………始めよか」
ぼくは顔を守りつつも思いっきり窓を体当たりで割って入った。そこにいた人は叫び、逃げて行き、ついでに警察も来た。
「怪盗サイバー!!逃さんぞぉ!!!」
相も変わらぬ情にお熱いことで。花びらが散った花かのようにブサイクなのに。
「店長!早く逃げましょう!!ここは危険ですわ!!!」
おや、あれは秘書さんか。逃されたらボコせないから睡眠薬をどうぞー。
ぼくはズボンのパックから睡眠薬を秘書の背中にぶっ刺した。秘書はすぐに倒れ、店長は身動きができない状態になった。
「ダメやで〜逃げたら。だってお前はぼくの標的だもんね〜。」
店長はフリーズしたかのように固まり、動かなくなった。ビビるもしゃーない。側近かのような人がいなくなったしねー。
すると、店内の照明が落ちた。
(今がチャンスかもな……)
ぼくは壁にカードを刺し、パールルージュがある最上階へ行った。
…………
現在最上階。鉢合わせしたくもない奴らと鉢合わせしてしまった。お察しの通り、我々怪盗団である。
「「あ………」」
たまたまだとは思えない。きっとどっかのハッカーがスマホでもハッキングして情報盗んだろ!!!学校戻ったら血祭りにあげてやる。とりあえずパールルージュ盗って帰ろ。てかガラスケース開いてるし。
今にも盗られそうだからぼくはガラスケースから奪い取って、ワイヤーを照明に巻き付け、照明に捕まって逃げた。もちろん我々怪盗団は皆驚いている。当たり前よな〜。
窓の外を飛び出し、真っ先に家に向かって走り、家のベランダにいた父さんにパールルージュを渡した。
「偽物じゃないよね。」
「偽物ちゃうしなー。我々怪盗団に横取りされそうやったから急いで盗ったんやぞー。」
「はいはい。」
その後、父さんに背中を押されて、学校に戻った。父さんはなんでか知らんけどぼくに小声で頑張れって言ってた。
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