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「危ない!!」
何か…聞こえる…
腕を切っていたせいなのか
寝ていないからなのか
すごく眠い
どうせ死ぬんだったら…
深い眠りにつこう…
最後に、誰でも良いから
た す け て
って言いたかったな…
アイツらに負けた事が悔しい。
「大丈夫?」
え?
誰ですか…?
「良かった」
と一言 言い
「生きててくれてありがとう。」
と言った
なんで……貴方は関係ないのに…
「なんで助けてくれたの?」
「…別に私は死んでも良かったのに」
「逆になんでそんな事言うの?」
「…」
「私は貴方が生きててくれて嬉しかった」
「助けたってのも有るけど」
「なんだか…苦しそうに見えた気がしたから。」
ブワッ っと涙が溢れだしてくる
私は今…心配されているんだ…
心配してくれる人が居たんだ…
ありがとう、お姉さん。
助けてくれてありがとう。 [完]