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「りいぬ、一旦休憩しよ 」
「んふふ笑、大丈夫だよ笑」
「さとみくんありがと」
朝からずっとパソコンと睨めっこしてるりいぬ。
もう昼過ぎだから流石に休憩させたくて声をかけたけど、終わろうとしない。
俺が会社に来たのは9時ぐらいだったけど、着いた頃にはもうすでにりいぬは居て、会議をしていた。
こいつ何時からいるんだよ。
「なありいぬ、もう昼過ぎ 」
「飯食おうぜ」
「さとみくん食べてていいよ、俺まだやるから」
全く言うこと聞かないりいぬに呆れてくる。
昔からこいつは少し頑固なところがあるから、断られることは予想していた。
俺ってば流石だな。
「あっ!俺もうすぐ会議あるの忘れてた!」
「さとみくんごめん!ちょっと俺行ってくるー!」
「お、おう」
そう言って嵐のように去って行ったりいぬ。
あんなちっちゃい体だけど、俺らを引っ張ってくれる背中は馬鹿でかい。
りいぬが活動において背負っているものは、俺らが想像してるものより遥かに凄いものだと思う。
だからこそ沢山頼ってほしいし、力になりたい。
それにりいぬは、自分の限界を無視してまで頑張れる子だから、いつか倒れるんじゃないかってのが怖いし心配。
けどりいぬはその大変さを見せない。りいぬなりのプロ意識なんだろうな。
「少しは心配させろよな、」
「ただいまさとみくん」
「…おかえり」
帰ってきたりいぬは少し疲れた顔をしていた。
そりゃそうか、朝からずっと仕事してるもんな。
りいぬの顔をよく見ると目の下にうっすらクマができていた。
「今日何時に寝たの」
「んーとね、4時!」
「頼むから睡眠は大事にしてくれよ」
「飯は?食べた?」
「んー、えへへぇ」
「お前さぁ、」
えへへとか言って誤魔化してきた。
これは昨日から食べてないな。
食べさせないと更に細くなってしまう。
細すぎていつか骨折れるんじゃねーかとか思う。
「んじゃ今から飯な」
「仕事は一旦おしまい、わかった?」
「仕方ないな〜、そんなに俺と食べたいなら食べてあげるよ」
「言ってろ言ってろ」
仕方ないとか言ってるけどほんとは腹減ってるんだろ。
鳴ってるのバレてるからなりいぬ。
「腹減ってるくせに」
「鳴ってんのバレてんぞ」
「うそ!ばれてるの!?恥ずかし〜、」
そんな会話をしながらご飯を食べに歩きだす。
りいぬの顔をちらっと見てみると、さっきの笑顔が嘘だったんじゃないかと思うほどに限界そうな顔をしていた。
気を張っていたのが緩んだっぽい。
それって俺に気を許してるってことだよな。
嬉しくて舞い上がりそう。
きっとりいぬは、今抱えているものが抱えきれなくなってきている。
だからそろそろ助けを求めてくるだろう。
「…ねぇ、さとみくん」
「ん? 」
「…ちょっと助けてほしい」
「うん、助けるよ。待ってた、その言葉」
「んふふ笑さすがだね笑」
「だろ?笑」
ほら言っただろ?
やっぱ俺ってば流石だな。
コメント
2件
最高ですだいすき