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ut Side
やぁ
みんなだいすき鬱くんだよ☆
あ、嘘ですなんかすっごいバッシング受けてそうすみませんでした調子に乗りました
はい、っていう茶番は置いておいてね、うん。
tn「 お前1人でなにしとるん… 」
ut「 え、口に出とった? 」
tn「 バリバリでとりましたで、どしたんアニメみたいな茶番して 」
ut「 アニメなめんなよ!!! 」
tn「 流行りに全然のれとらん奴が言うとりますわ 」
ut「 (´・ω・`) 」
現在位置:ダクト
総統室から出て今僕らは移動中
ダクト使うの何気に初めてなんやけど、こんなに埃っぽかったんや
ゾムさんならもっと綺麗にしてるはずなんやけどな…
彼奴ああ見えて潔癖症の一面とかあるからさ、
一番解釈不一致の人が潔癖症はなんか…一周回って馴染む、不思議やなぁ世の中って☆
tn「 …廊下や、降りるで 」
ut「 え”、もう廊下?!はっやー… 」
tn「 ダクト便利やろ 」
ut「 確かに便利やけど……窮屈 」
tn「 丸いしな、お前 」
ut「 おいw 」
いつも通りなんか会話を交わして廊下へ行く
ダクトは窮屈、もう二度と入りたくない
___________________________________________
ut「 いやくっっっっっっっら?!?!?!くそ暗いやんけホラゲーかよ?! 」
廊下は暗闇に染まっており、ギリギリ足元が見えるぐらいの明るさだった。
多分げどちゃんやったら叫びまくってそう(偏見)
tn「 はい、ランタン 」
ut「 え、持ってきとったん?! 」
tn「 総統室にたまたま置いてあったから、不気味やけど持ってないよりマシやろ 」
ut「 うげ… 」
とんちに渡されたランタンはまじで一般的なやつで
肝心の明かりが淡い青色で不気味さを誘うような雰囲気を漂っていた
ただ、少し疑問に思ったことがある
ut「 ……なぁとんち、 」
tn「 どした 」
ut「 なんか……こう…気持ち悪さというか…気味が悪くならん? 」
tn「 …たしかにな 」
ut「 このランタン…なんかな、 」
tn「 ありそうやけど…今は必要やしな……ここ暗すぎるし 」
ut「 せや、な… 」
…何かを訴えるような視線を感じる
既視感のある視線と
『 ……____〜〜〜!!!〜〜〜〜〜___ぃ!!! 』
悲しそうに叫ぶ声色が
気味が悪い。
あまりにも肩の力が抜けなくて、心の空白が埋まらない。
tn「 大先生、ここや 」
ut「 …ぁ、 」
ぼーっとしながら歩いていたらいつの間にか食堂の方へ着いていた。
そしてとんちはそのまま食堂のでかい扉を開く。
ギギギ…と軋むような鬱陶しい音が鳴り響くが、耳を塞ぐ気にはなれなかった
ut「 …… 」
みんなで過ごしたあの賑やかだった食堂は荒らされていて、やはり埃っぽかった。
窓は壊され、椅子もテーブルもそこら辺に散らかっており内ゲバしたあとみたいに見えた。
” そんなことはない ”って何故か心で思った。
tn「 やば…ここ…… 」
ut「 …ゴホゴホッ…どんだけ掃除放棄しとるんやここ… 」
tn「 いつも部屋散らかっとるお前が言うか? 」
ut「 ……☆(ゝω・)vキャピ 」
tn「 おい 」
そんな茶番をしとる場合ちゃうやろ、と堕天しそうなとんちに言われてビビったため(?)
茶番は終わり、急いで探索の方へ思考を移す
食堂の方を見てたら何処か廃墟みたいになっていて、一昨日に見た食堂とは全然違った
まるでここだけ時間が違うような…、
あれ、総統室とか廊下とかも埃っぽいところが多かった
それに廊下を通っていってたら部屋の所々のドアが…?
……僕らは何を忘れてる?
あの声はなに?
ここはどこ?
あれ、なんだっけ
まって、僕は誰?
なんで知らない?
怖い
なにこれ
なんで” みんな ”はおらんの?
あれ、みんなって……
「 …____んせ…! 」
僕はなんでここにいる?
「 ……___せんせッ!!! 」
誰か呼んでる?
なんで…
tn「 大先生!!! 」
ut「 ぇあ…? 」
tn「 はぁ……お前どしてん…急に過呼吸なったからビビったわ… 」
ut「 とん、ち…? 」
tn「 とんちやで、 」
ut「 と、とんと…ん? 」
tn「 はい 」
ut「 ……と、とんとん、 」
tn「 せや 」
ut「 ……… 」
tn「 ? 」
tn「 …どしたん大先生、俯いt((( ut「 よ゛か゛っ゛た゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!! 」
tn「 うぉ、?! 」
あまりにも嬉しくて、悲しくて、感情がよく分からなかったけど
トントンが居って安心して、申し訳ないけど勢いよく抱きついた
tn「 ど、どしたん急に泣きついて… 」
ut「 ぁ〜〜〜〜〜〜〜とんちぃ〜〜〜〜〜…(泣 」
tn「 あーもうはよ泣きやめ!!なんかお前見とると呆れる! 」
ut「 ひどいって〜〜〜〜〜〜〜〜(泣 」
なんでやろ、何かを思い出したい
なんで僕らは此処にいるのか、みんなは何処にいるのか
ut「 とんち!!! 」
tn「 どしたん…って泣き止むんはっや 」
ut「 いやそりゃあ僕も漢ですから 」
tn「 そうですかー(棒 」
ut「 ひどい!!!てか話逸れとる!!! 」
tn「 あーすまんすまん、んでどしたん 」
ut「 なんで僕らが此処にいるんかその理由見つけようや! 」
なんで身近に居たあの賑やかな彼らが居ないのか
なんで僕らが過ごしてきたこの建物がこうなっているのか
なんで僕らの昨日までの記憶がないのか
なんで、
” なんで僕らだけ取り残されているのか ”
真実が知りたい
世の中には知ったら後悔することがあるかもしれない
それでも、後悔を背負ったとしても良い
だから、
tn「 ええよ。俺も見つけたい 」
” 何故僕らの近くに貴方達が居ないのか ”
それをただ知りたい。
お前らが必死に否定しているとしても、
僕らはお前らの背負っているものを半分だけでもいい、共に背負っていきたい
神様みたいに何か出来るわけでもないけど
グルちゃんみたいに賢くもない
マンちゃんみたいに言葉が上手くもない
とんちみたいにみんなが頼れるような力もない
ゲドちゃんみたいに人を全力で守る力もない
シッマみたいに辛くてもすぐに立ち直る力もない
兄さんみたいに陰で支えることもできない
シャオちゃんみたいに人に優しくできない
ロボロみたいに一つのことをずっと続けることもできない
ゾムみたいに脅威と言われるほど強くもない
ペ神みたいに誰かを救える力もない
エーミールみたいに知識や経験などない
ショッピみたいに仕事を何事もこなせない
チーノみたいに努力し続けることもできない
レパロウみたいに実は真面目な部分があるわけもない
僕は、いや俺はみんなより出来ることやできないことの差が大きい
よく無能とか言われるし、よく仕事サボるし
みんなが出来ることができないけど、他の人よりサボったり諦めたりしがちやけど!
それでも
みんなと同じ歩幅で同じ道を歩けるよう
頑張りたい
背負うことだけになってしまうけど、それでもいい
ut「 自分の出来そうだなってことは、全力でやり遂げたい 」
ut「 足を引っ張る行為だったりガバったとしても、 」
ちゃんと全部知って、その先を進みたい
みんなとその時間を進み続けたい
……言葉可笑しいと思うけどなw
kn『 それでこそ大先生や!!!頑張れよ!!!!! 』
ut「 ッ!! 」
……太陽のような、僕とは真逆で何処か似ている” 相棒 ”の声が聞こえたような気がした。
tn「 大先生、さっさと他の部屋も探すぞ 」
ut「 あ、はーい!!! 」
待ってろよ相棒、お前ら
今すぐ忘れてる記憶は思い出すからな