TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「俺には…お前しかいないから…亅

「イザナっ…」

死に際の私の愛しい人はそう言った。

私の友人に。


私には彼氏がいた。彼は育ってきた環境が複雑で、

愛に飢えていた。そんな彼と添い遂げる覚悟と自信があった。添い遂げるだなんて、彼はそんな事思ってもなかっただろう。私は所詮その程度の女だった。

ねぇ、貴方の目には何が映っているの?私?それとも別の人かしら?もし後者だったなら私との時間は?あの言葉は何だったの?全部嘘だって言ってよ。

もう彼が動くことはなかった。


彼が死んだ。撃たれそうになっていた友人を庇って。

彼を殺した犯人も車に撥ねられて死んだらしい。

でも実際そんなことどうでも良かった。

迷惑だったとしても私は彼の元へ逝きたい。

「もうすぐ行くからね。」

私はかつて彼と共に来た海辺の崖に立つ。

そして音も無く漆黒の海へと身を投げた。

私の体が深海へと沈んでいく。


「バッカじゃねぇの?」


音一つしない海の中で懐かしい彼の声が

聞こえたような気がした。

肺に残った空気を全て吐き切ると、私ははっきりとしない意識を手放した。

これでずっといっしょだね、もうはなさないよ。

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚