TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

〜前回のあらすじ〜

・筋肉をつけるために頑張ってるカンナの身体を、変な目で見てしまったエス。

変な目で見てしまった罪悪感と、どうしていいか分からない気持ちが混同して、カンナを避けるように。暫くまともに話せていない2人だが…。





〜レッスン終了後〜



カンナ「あの…、エスさ」


エス「さ、さぁ〜てとっ!早く帰らなきゃ!!

ま、またな!カンナ!」


カンナ「…はい。さようなら。」




エス「…っはぁ…。また避けちゃったよ…」


俺は最近、相棒であるカンナのことを避け気味だ。それは周りから見ても一目瞭然らしく、プロデューサも心配してくれるし、あのユメでさえ、カンナちゃんと何かあったの?って聞いてくる始末だ…。

だってしょうがないだろ!?カンナのことそういう目で見ちゃうんですもん!俺!!思春期なんだもん!!仕方ないですよねぇぇえ???


…なんて言い訳は効かないよなぁ。同じメンバーとしてこれから上手くやっていかなきゃいけないのに…。

カンナには昔お世話になったから、こんな形で関係が悪くなるのは嫌過ぎるんだけどさぁ…。

ほんとに、どうしたらいいですか!!!




〜一方カンナ〜




カンナ「…またですか。」


最近、エスさんが僕の事を明らかに避けています。この前僕が筋肉の話をした時くらいからでしょうか…。一体何故?僕が知らないうちにエスさんの地雷を踏んでしまったのか…

まぁ理由がわからない事にはどーしようも無いですね。

はぁ。最近エスさんの事ばかり考えてるせいで余計に疲れますね。なんでこんなことに…




ライカ「カンナ様〜!!」


カンナ「あ…ライカさん。」


ライカ「えひひ!やっと気付いてくれやしたね!」


カンナ「すみません気付かなくて…。考え事をしていました。」


ライカ「そうでやしたか!

レッスンが終わってから固まって動かなくなっていやしたので、何かあったのかと思って

心配しやした(汗)」


カンナ「そうでしたか。余計な心配を掛けてしまってすみません。ライカさん。」


…そうだ。僕には大切なライカさんがいる。

ライカさんの事だけ考えていればいいのに…

何故こんなにエスさんの事を…



ライカ「…カンナ様、最近エス様と何かありましたか?」


カンナ「えっ…何故ですか?」


ライカ「いやぁその…最近カンナ様がエス様と話してるところを見かけないというか…何だかお二人共に気まずそうに見えて…」


カンナ「…そうでしたか。確かに最近エスさんに避けられてる気はします。が、変に気を使わないで大丈夫ですよ。」


ライカ「え゛、避けられて??

だ、だ、大丈夫でやんすか!?

拙、馬鹿なもんで頼りないかもしれやせんけど、一応カンナ様より歳上ですし、出来ることがあれば協力しやすよ!」


カンナ「ライカさん…。

ありがとう御座います。(少しだけ口が緩む)」


ライカ「あ!嬉しそうでやすね!」


カンナ「え…?」


ライカ「えひひ、口元が緩んでやすよ、

カンナ様〜😊」


カンナ「…そうですか。無自覚でした。」


ライカ「…カンナ様は普段、頭が良いですし、難しことばかり喋るので、歳下感が無いでやすけど…今のカンナ様はなんだか可愛いでやすね!」


(カンナの頬を触る)


カンナ「ら、ライカさ…」



エス「す、ストーーーーップ‼️‼️」


カンナ「えっ…エスさん?」


ライカ「あ!エス様!あれぇ?さっき帰ってませんでしたっけ?」


エス「うん帰った!!でも戻ってきた!!

ごめんライカ、相棒借りるわ!!」


カンナ「は…何を言って…」



(エスがカンナの腕を掴む)


カンナ「???」


エス「じゃあまたな!ライカ!!」


ライカ「あ、あい!行ってらっしゃい!(?)」




〜2人で人気のないとこまで来た





カンナ「…なんなんですか?」


エス「….。」



やっっっばい。マジで何してんの俺???

あの後…結局カンナの様子が気になって戻ってみたら、ライカとなんかいい感じになってて…

それがなんか…嫌で…っ。

だからってなんで連れ出したの!?俺!!

後先考えてなさ過ぎだよね??どーしたらいいのこれ!!!!




カンナ「…そのまま黙ってこの場を過ごすつもりですか。」


エス「あっ、いやその…っ」


カンナ「…。エスさん。いい加減にして下さい。」


エス「え、あっ…ごめん…」


カンナ「…僕が何かしたなら謝ります。ですがいくら考えても理由が思いつきませんでした。…エスさんが僕のことを避けてるのは僕が原因では無く、あなたの方に理由があるのでは?」


エス「….ん。そうだよ。俺が1人で空回って、皆にも、カンナにも迷惑かけてる。

ほんとに…ごめんな…っ。」


カンナ「…いえ。別に気にしていませんよ。」


エス「…え゛、ほんとに??」


カンナ「…?はい。なにも気にしていませんが。」


エス「だったら…なんで泣いてんの?」


カンナ「え…」



…?なんで涙が出て…おかしいですね…。

….それに、さっきから心臓の鼓動が早くなっていますね。何故いきなり…



カンナ「…すみません。多分体内の細胞がおかしくなっただけだと思います。(?)

気にしてないでくださ…」



エス「…っ」



(エスがカンナを抱き締める)



カンナ「 エスさん…?」


エス「ごめんカンナ…まさか泣かせるほど悲しませてるとは思わなかった…っ(泣)」


カンナ「いや、ですから、別に悲しんでいませんし、僕の意思で泣いた訳では..。.それより離してくださ…」


エス「うぉおお…カンナごめんなぁぁぁ

情けないリーダーで(泣)」



(更に強く抱き締め)



カンナ「…エスさん…その…苦しいです…」


エス「あっ!ごめんっ!!!」


(急いで離れる)



カンナ「けほっ…。…まぁ、エスさんにも何らかの事情があったのでしょうけど…周りにまで迷惑をかけるのは辞めてください。面倒なので。」


エス「は、はぃ…ほんとすみません…っ!!」


カンナ「…反省してるならもういいですよ。

で、なぜ僕は避けられていたのか理由をお願いします。」


エス「うぐっ…。ですよねぇ〜…」


カンナ「はい。」


エス「そ、そのぉ….理由、とはまた別なんだけど、カンナに1つ言いたいことがあるから、言ってもいい?」


カンナ「?別に構いませんが…。」


エス「ありがと。えぇ…ん〜…そうだなぁ、

なんて言おう….(少し頬が赤くなり)」


カンナ「…あの。話がまとまっていないようであれば、また別の機会でも大丈夫ですよ。

僕ももう時間が無いので、そろそろ。」


(エスに背を向け立ち去ろうとする)


エス「えっ!?ちょ、ちょっっとぉぉおお!!!

待ったぁあ!!(カンナの肩を掴み)」


カンナ「っ??」


エス「ごめんなさいねほんとに!!4歳上のくせに情けなくて!!!もうこの際、もうどう思われてもいいや…っ!」


カンナ「…….?」


エス「カンナ、お….」


カンナ「お?」



エス「お….俺のものになって欲しい‼️」



カンナ「……….はい?」







カンナとエスのすれ違い(?)は続く…

この作品はいかがでしたか?

53

コメント

3

ユーザー

もう、キュン止まらない、、、!!!!  もうふたりとも私のものになって下さい、!!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚