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ピピピ
「…ん、」
俺は眠たい目をこじ開ける。
時刻は7時32分
今日もまた憂鬱な1日が始まる。
俺は、いつも通り支度を済ませる。
鞄を持ち玄関へ向かう。
「あ、柔。今日早く帰ってきてね。」
「ん、なんで?」
「柔最近勉強やばいって言ってたでしょ?家庭教師お願いしたから。今日来て下さるらしいから、早く帰ってきてね。」
は、何勝手なことしてんだよ。と言いたいところだが、俺は受験生で最近勉強が一段と難しくなった。ついていけなくなっていたため、正直ありがたい。
「わかった。じゃあ行ってきます」
「はーい、いってらっしゃい」
学校が終わり、通学路を1人で歩く。
帰ったらゲームしよ。
あ、今日家庭教師来るんだった。
めんどくせぇ。ゲーム出来ねぇじゃん。
「ただいま」
「おかえり。家庭教師の方もう来てくださってるから、部屋に行ってちょうだい」
「わかった」
はぁ、まじだりぃ。
家庭教師ってどんな人なんだろ。変な人じゃなきゃいいけど…
扉の前に立つ。
なんだか少し緊張する。
ガチャ
扉を開けると、1人の男性が椅子に座っていた。
「…あ、こんにちは。柔太朗くん?」
「ぁあ、はい。こんにちは、 」
「初めまして。曽野舜太と申します。」
「曽野、舜太さん。」
「はい。すみません。先に部屋入っちゃってて、」
「ぁ、いえ、全然大丈夫です」
この人、めっちゃイケメンじゃん。かっこいい。
「…それじゃあ、早速始めましょうか。」
俺は舜太さんの隣に腰を掛ける。
「今日はまず柔太朗さんの現在の学力を知りたいので、テストをしてもらいますね。」
「…わかりました。」
やば、全然わかんない。
てか、この人ほんとにイケメン過ぎない?
若いし、俺と同い年くらいに見える。
……
やばい。集中しなきゃ。
「お疲れ様です。ありがとうございました。」
「採点して、これから柔太朗さんに合った勉強を頑張っていきましょう!」
「はい。ありがとうございます」
「今日はこれで、また来ますね!」
「ありがとうございました」
笑顔、可愛かったな。
爽やかな顔立ち、抜群のスタイル、落ち着く声。
……俺、何考えてんだろ。
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