テラーノベル
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夕飯を食べ終えた頃、あの生き物を思い出す。
あのあと、用を済ませたら、俺は別の道から帰った。
またアイツを見たら、あの群衆と同じようになってしまう気がしたから。
明日は学校だ、支度をしなければ、
…とは思うが、中々気が進まない。
呪いにでもかけられたのだろうか
でも、また見たい。
血で血を塗ったようなあの赤を。
▥▩▥▩▥▩▥
数日たった日、空はもう暗い。
あの見世物小屋にまた来てしまった。
いつも騒いでいる連中はいないようだな…、まぁ昼には未だ大勢いるが。
(いた……)
鉄格子の奥に、白い肌と翼が箱の中に隠されているのが見える。
だが…見えない。
g.r「なぁ」
「ぅおあッ ⁉ びっくりした…、」
寝ていたのだろうか。
大きく体が動いたその瞬間、やっとだ
求めていたものがそこにある。
なんてきれいな瞳だろう
なんて美しい赤だろう!
g.r「……そんなに睨むなよ」
「………」
赤い瞳が真っ直ぐに俺を見ていて、快感というか、優越感というか。
それと同時に、不安や恐怖を煽られるのが、とても不思議だ。睨まれているからとかではなく。
g.r「俺はg.rだ。お前は?」
「……名前?」
g.r「あぁ」
t.n「………t.nです、」
渋々という感じがなんか腹立つな。
…まぁよかろう。
というかこんなに人間臭いもんなのか天使って。
g.r「この前見たときは意地でも喋ってなかったのに、名前まで言ってくれるとはな?」
t.n「だって、あれはさすがにキモいやろ。どうせ喋ったら喋ったでまた騒ぐやんアイツら」
g.r「あれは俺も引いたわ。まぁ、天使様だからなぁ… お前、人々を救う救世主って扱いされてんだぞ」
t.n「は? なんやそれ気持ち悪い、救うって何からやねん、てかそんな義理ないやろ」
g.r「え~…災害からとか、畑の作物が不作で~とかがベタなんじゃねぇの」
t.n「え…どうやって救えっちゅうねん、無茶振りすぎるやろ…、そんな異能力とかないっすよ、」
コイツもしかしてけっこう話すの好きやな?さては。
さっきまでの怪訝そうな顔が嘘のようじゃないか!!
なかなかおもしろそうなやつを見つけたゾ!
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コメント
2件
キタコレ、天才(⌒▽⌒)(????)