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一目惚れだった .
意識が盗まれた様に ,
彼にしか目が行かなくなった .
そうだ , あれは確か __
あの蝉の鳴き声が酷く煩かったあの夏 .
ミーンミンミン …
シャワシャワシャワシャワ …
キーンコーンカーンコーン …
先生「 はーい , 席につけー . 」
ガヤガヤ …
先生「 今日は転校生を紹介する . 入って来い . 」
ガラガラ …
矢巾「 えっ 」
周りの音がバツンと , 遮断された
その転校生しか , 見れなかった
髪の長い , 綺麗な男だった .
彼はハスキーな低い声で言う .
鈴木「 __高校から来ました . 鈴木です . 」
女子「 キャ ‐ ッ ! 」
カン , カン …
〝 鈴木 〟 と黒板に書く .
その字はとても綺麗だった .
モブ女「 かっこい ー ! ! 連絡先教えてよ ! ! 」
鈴木「 ごめんね . そう言うのはちょっと … 」
モブ女「 ご , ごめんなさい … ! 」
鈴木「 また今度 , 教えてね . 」
モブ女「 ひゃいっ … ! ! 」
やっば
これが一目惚れってやつ ?
でも俺も鈴木も男
気持ち悪い .
鈴木「 あ , 隣の席だね . 名前聞いても良い ? 」
そう言って彼は俺に笑い掛けてきた .
矢巾「 え っ ! ? , あ … 俺 ? ! あ ‐ , 俺 は ‐ , やはば , 矢巾 ! 」
鈴木「 矢巾君ね . 宜敷 . 」
これが俺の初恋だった .