放課後になり早々と屋上へ向かう。
また先生に見られんじゃないかとかそんな事どうでもいい。
早くこのココロを満たして欲しい
1本吸い終わると無性にもう一本欲しくなる
そう思い、〝2本目に火をつけた〟
すると屋上の扉が開く。
あ、やばと思いつつ
少し低めの声で
「春」
と呼ぶ
なんすか、松谷先生。
「お前今日の昼プリントを持ってきた時に、あの写真を見たのか。」
さぁ、なんのことか…
「とぼけないで言ってくれ」
まぁ、見る気はなかったけど見ましたよ。
第1見られちゃまずいもんを机に置いとく先生にも問題があると思いますが。
「そ、それはそうだけど」
それで誰なんですか
月南さんって
「お前には関係ないだろ」
と少し暗い顔でかえされる
俺は貴方が好きなんです。
人目見た時から。
だからあなたの全てを知りたいんです
〝先生〟
返事は今してくれなくてもいいです
いつでも待ちますから
しばしの沈黙の後
先生は口をひらく
「お前巫山戯るのも大概にしろ」
「俺は教師 お前は生徒だ」
「無理なことを言うな」
言いましたよね先生
〝いつでも待ちます〟って
なら、
取り引きしませんか?
俺が思うに夏元月南は先生の恋人ですよね。
と聞くと
「ただしくは〝元〟だがな」
俺は驚いた呆気なく返してくるから。
そーですか。
ならさっきの話の続きです
恋人ごっこしませんか?
別に俺と付き合わなくても結構です。
「は?」
俺は夏元月南になります。
先生は鳳条春ではなく夏元月南と付き合ってるって思ってください。
見た目も話し方も全部全部夏元月南になりきってみせますから。
「笑」
と鼻で少しバカにしたように笑ったかと思えば
俺のネクタイをつかみ
「お前が月南になる?巫山戯るな」
「月南は月南だ。」
話は最後まで聞いてくださいよ
期限は1週間、いや2週間
それまでに俺が月南になれなかったら、タバコの件を校長につきだす
そして俺は停学か退学処分をうけるでしょう
もしその期間に先生が俺の事を月南として見てくれるのなら俺と付き合ってくださいね。
「面白いな」「いいぜそのごっこに付き合ってやるぜ」
「ほらこれ」
と胸ポケットからなにか取り出す
写真?
「夏元月南だ」「背丈と目元はそっくりだな」
「あとはどーにかしろ」
え
ほんとにいいんですか
「2週間楽しみにしているぜ」
と言いラインを交換した
2週間よろしくお願いしますね。
えーと月南は先生の事なんて呼んでたんですか
「じゅん」
なるほど
ならじゅん先生ですね
それでは
主です
今回だいぶごちゃごちゃしすぎた。
まぁこっから2人の恋人ごっこ編という事でどーなる事やら
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