テラーノベル
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昨夜、ひまなつと関係を持ったあと。
朝、目が覚めたみことの身体に異変が――
みことは重たいまぶたをゆっくり開けた。
「……ん……」
体を起こそうとした瞬間――胸元にふわっと柔らかな重みがあることに気づく。
「……っ……えっ……?」
目線を下に落とすと、シャツの前がわずかに開き、そこには確かにあるはずのない柔らかなふくらみ。
「っな……なにこれ……っ……!!?」
ガバッと布団をはねのけ、慌てて鏡の前へ。
そこに映っていたのは、髪はそのまま、だけど――まるで女の子のような自分。
華奢で、白くて、胸元が……大きい。
しかも足の間には何もない。
「うそ……なんで……なんで、俺……女の子になってるの……?」
顔が真っ赤になる。泣きそうなほど困惑して、だけどどうすることもできなくて。
そんなとき、隣から伸びをしながら起き上がってきたのは、昨夜のお相手の ひまなつだった。
「あ、みことおはよ〜。……あ〜、やっぱり伝染ったんだな、女体化」
「えっ……?」
「俺もらんとやって女体化したんよな~」
ひまなつは他人事みたいに笑って、ぽりぽりと首元をかく。
「うそ……じゃあ、俺……昨日のなっちゃんとの……」
「うん、たぶんそれ。……っていうか、女の体って、感度すごいよ?みことも誰か誘う
?」
「なっ……なに言って……! そんな……!」
膝を抱えるように座り込むみこと。
小さな体で、心まで不安定に揺れていた。
「ふふ。大丈夫。俺も最初はビビったけど、すぐ慣れたし。みことなら可愛がって貰えそ~ 」
「可愛が……っ……ば、ばか……っ……!」
みことは顔を真っ赤にして俯いた。
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