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・啓燈風味
・迫荼
〈燈矢sib〉
ゆっくりと意識が浮上してくる。目を開けると一面赤色に染まっていた。
「…おい。啓吾。羽、邪魔」
ホークス「ん?嗚呼、すんません」
「お前なんで毎回一緒に寝ると羽こっち向くんだよ」
ホークス「何ででしょうね〜。っと、そうだ。燈矢さん。これからエンデヴァーさんの事務所行きますよ」
「はぁ!?何でだよッ!!!あいつの所に行く必要ねぇだろッ!!!」
ホークス「いやいやいや!燈矢さん!!あんたヴィランに手出されてたんですよッ!だからですよッ!」
「別に何ともないから良いだろッ!」
ホークス「絶対によくないですッ!ほら行きますよッ!」
そこからの啓吾の動きは速かった。ズリズリと引き摺られながらお父さんの事務所に向かった。渋々道を歩いている時に一瞬だけこっちを刺すような視線があった。全身がぞわりとした。
ホークス「燈矢さ〜ん。すんません、ちょっと抜けますね。そこら辺で待っててください。」
「あっ、うん。分かった」
さっき感じたのは気の所為だ。きっと。自販機で飲み物でも買おう。そう思いながら少し離れた場所にあった自販機まで歩いて行く。
それが駄目だった。
??「燈矢くん。み~つけた。」
「ぇ」
気配がギリギリまでなかった。それにこの声ッ
動くに動けない。こいつに、Mr.コンプレスに口元を押さえられながら暴れないように身体を押さえられている。
Mr.「いや~。苦労したんだよ。これでも。いやね、俺らのボスにちょっとばかし君を逃がした事をどやされちゃってね。だから、此処からはもう遊びじゃなくなるから。ごめんね」
謝るくらいなら俺を離せよ。そう思っても声にならないからどうしようもなかった。それどころかだんだん眠くなってきて…。
Mr.「それじゃあおやすみ。良い夢を」